第10話 目覚めた侍
今回で古狼が主人公の話は終わりです!
狼牙は片手にアンデットモンスターのカードを持ちながら悩んでいた。
ゆたかを助けるために。
狼牙は片手に蒼龍とオーバーロードの王の剣を持ち歩き始めた。
「必ず助けてやる」
狼牙はそう言って背中に翼を生やして飛び始めた。
ーーー黒き門ーーー
狼牙はオーバーブレイカーを片手に持ち時空を斬り捨てた。
時空を斬り捨てた瞬間銀色の水が空から流れていた。
狼牙はゆっくりと歩き前へ進んだ。
彼の目には黒炎の狼が敵に牙を向けて今にも襲い掛かりそうな感じだった。
彼は赤く染まった扉にたどり着き片手を前に出して扉を破壊した。
「やあ、ようやく来たみたいだね」
ルシフェルはそう狼牙に言った。
「ああ!ゆたかを返してもらうぜ!」
狼牙は両手に持つ武器をルシフェルに向けて言った。
「おもしろいね~。だけど約束したのはアンデットモンスターとバイオカードの筈だよね?」
ルシフェルはそう狼牙に聞いた。
「ああ、だがバイオカードはあいつの物だ!俺のじゃない!」
狼牙はそうルシフェルに言った。
「関係ないね。仕方ない君の愛する人をズタズタに切裂いてあげるよ!」
ルシフェルは片手に紫色の剣を持ちゆたかの腹部に突き刺そうとした。
「待てよ!」
後から誰かがルシフェルを止めた。
「君は星空の魔王か?」
ルシフェルはそう魔王を見て言った。
「バイオカードならここにあるぜ!」
その正体は古狼だった。
「これで文句ないよな!」
古狼はそうルシフェルに聞いた。
「うん!なら、神山狼牙!君を全力で倒そう!」
ルシフェルは紫色の剣でゆっくりと狼牙に近づいた。
やめて・・・・・・・
どこからか少女の声が聞こえた。
しかし狼牙は蒼龍とグングニールを両手に持ちルシフェルに攻撃を仕掛けた。
ガキィン!
二つの金属音がした瞬間強力な風圧が起きた。
狼牙は攻めて攻めて攻めて攻めまくった。
その戦い方はまるで狂戦士だった。
狼牙は己が壊れていると知らないでいた。
暴走した彼を止めることなど誰もできない。
「クロニクルブレードスラッシュ!」
狼牙は体を左に回転して勢いを利用してルシフェルのボディに連続で切り傷を作った。
「こいつで終わらせる!」
狼牙はそう言って蒼龍とグングニールに炎と風の魔法を注ぎ込んだ。
「連舞・血龍の閃光!」
狼牙はそう技名を言ってたった一瞬でルシフェルのボディに何千何万の打撃と斬撃を繰り出した。
「ハッハハハハハハ」
ルシフェルは体が砂になり消滅した。
狼牙はルシフェルが持っていた剣を片手に持った。
狼牙は剣に名前を付けた。
名は[デスブレード]と付けた。
狼牙はアンデットモンスターのカードとバイオカードを魔法を使用して二つをメダルに変えた。
一つは魔王の様な姿をした剣士だった。
もう一つは狼の模様のメダルだった。
「これで封印できるな」
そう言って狼牙はメダル二枚を異次元の箱に入れてそれを異次元世界に飛ばした。
「二度と見ることはないな」
そう言って狼牙はゆたかを抱き抱えて時空の裂け目を作り現実の世界に戻った。
ーーー半年後ーーー
狼牙はルシフェルの持っていた剣とオーバーロードの王の剣を一つに合成した。
剣は表が赤。
裏が青の刀身の剣を造り出した。
剣の名はブルーレッドアイズドラグニティ。
あらゆる者を護る剣を片手に狼牙とゆたかは元の世界に戻る準備をしていた。
「時空を越えよ!我が力!」
狼牙はそう言って体に鎧を纏いゆたかを抱いて古狼達を見た。
「皆さん。お世話になりました」
そう言ってゆたかは手を振った。
狼牙は頭を下げて時空に消えた。
古狼は狼牙とゆたかが元の世界に帰って古狼は空を見ていた。
「古狼くん」
琴音は古狼を見た。
「また会えたらいいな」
そう言って古狼は片手に星王の剣を持ちながら言った。
「うん!」
こうして狼牙と古狼は別々の世界を護ると誓いお互いにあるべき場所にたどり着いた。
終わり
次は狼牙視点から書いていきますよ!
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