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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
第1章 アンデットモンスター
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第9話 呪いの人形と優しき魔法使い

呪われた人形が登場!

-狼牙-



俺はシャイニングザンバーを片手に持ちながら剣の修行をしていた。

いつもは鉄粋達と修行をしたりしてるがあいつは実家に行ってるらしい。


あいつの実家は群馬県らしい。


俺はシャイニングザンバーを鞘に戻して朝食の準備をしようと思っていた。



コンコン。

狼牙「ん?」

俺は門まで歩いた。


狼牙「は〜い。」

俺はドアを開けた。

ゆたか「あ、神山くん。頼みがあってきたんだけど。」


そう言って来たのは能美だった。


狼牙「よう、何かあったのか?」


俺はそう能美に聞いた。

ゆたか「家の両親が海外旅行に行っちゃたから私今日は友達の家にお泊まりしようと思って。」

そう能美は言った。

狼牙「ふむ。誰の家に泊まるんだ?鉄粋ん家か?」

俺はそう能美に聞いた。

ゆたか「いえ、鉄粋さんの家じゃなくて。」


そう能美は言った。

狼牙「なら。エヴィの家か?」


そう俺は言った。

ゆたか「いえ、エヴィさんの家じゃなくて。」

そう能美は顔を真っ赤にしながら俺を指差した。

狼牙「まさか?家に泊まるのか?」


俺はそう聞いた。

ゆたか「うん。」

そう能美は頷いた。


狼牙「マジかよ。でもお前家に泊まるのは構わないが。家は両親は居ないからどうなるか解らないぞ。」

俺はそう言って能美を家に招き入れた。




〜リビング〜



俺は能美の荷物をリビングに置いて能美の部屋をどこにするか考えていた。

ゆたか「ねぇ、神山くん。」

能美は俺に話しかけてきた。


狼牙「ん?」

俺は能美の方を向いた。

ゆたか「ごめんね。無理に神山くんの家に転がり込んできて。」


そう能美は言った。

狼牙「気にすんな。1人より2人の方が楽しいしよ。」


俺はそう言って空き部屋がなかったか思い出していた。



狼牙「あ!そういや。一ヶ所だけ使われてない部屋があったな。」


俺はそう言って能美のカバンを片手に持ちながら二階の俺の部屋の隣の隣にある空き部屋に連れて行った。



〜空き部屋〜



ゆたか「けっこう片付いてるね。」


そう能美は言った。


狼牙「ああ、俺はあんまりこの部屋使わないからよ。」


そう俺は言った。


ゆたか「どうして?」

能美は聞いてきた。

狼牙「ああ。この部屋は母さんの部屋だったけど。今は誰も使ってないからな。」


俺はそう言って能美を見た。


ゆたか「ねぇ、神山くんは私の事どう思ってるの?」

そう能美は俺に聞いてきた。


狼牙「大切な人だと思ってるぜ。」


俺はそう言った。

ゆたか「本当?」

そう能美は俺に聞いてきた。


狼牙「ああ。」

俺はそう頷いた。



-?-



私は長い眠りから目が覚めて封印の札を破壊した。

?「私は何年眠っていたのかしら?」


私はそう言って木の箱から出てきた。


何か倉から出ると外の景色がかなり変わっていた。


まるで私は長い間眠っていたみたいだった。


私は外に出て辺りを見た。

すると誰かがこっちに歩いてきた。


?「あれ?倉開けっぱなしにしてたっけ?」

そう言ったのは私を造ってくれたお父さんだった。

?「お…。」

私はお父さんに話し掛けようとした。


?「神山くん。今日の晩御飯は私が作ってもいい?」


お父さんの後ろには小さな女の子がいた。

私はその女の子が何者なのか解らなかった。

?「ん?俺も手伝うぜ。」

そうお父さんは片手に刀を持ちながらそう言った。


?「どうして。お父さんの隣は私なのに。」


そう私は言いながら怒りながら私は右手に持っていた妖骨の鉈を持ってお父さんの入っていた家に入った。

私はお父さんの力で動くことも魔法を使うことが出来る。


だからいつもお父さんの隣であらゆる敵と戦ってきた。


それなのに私のお父さんがあんなちんちくりんと一緒に居るなんて許せない。


私は憎しみを胸に夜になるのを待った。




〜その日の夜〜



私は夜に家に侵入してあの女の部屋を探していた。

私は目を閉じてあの女の部屋を探した。


そしてあの女の部屋を見つけた。



私は面白いことを考えた。


コンコン。

私は女の部屋をノックした。


?「は〜い。」

ガチャ。

ドアを開けた瞬間私は憑依系の魔法を発動した。

?「貴女の体借りるわよ。」

そう私は言って女の体に入り込んだ。




-狼牙-



俺はシャイニングザンバーを手入れしていた。

コンコン。

狼牙「ん?」

俺はシャイニングザンバーを鞘に戻してドアに向かった。



狼牙「どうした?能美?」

俺はドアを開けると能美が立っていた。


ゆたか「ねぇ、お父さん。」


能美はいきなり俺をお父さんと呼んだ。


狼牙「はぁ?」

俺は頭に?マークを浮かべた。


ゆたか「じゃなくて神山くん。」


能美の目をじっと見た。

何か少し違和感を感じた。

ゆたか「ねぇ、神山くん今は何年何月だっけ?」

そう能美は聞いてきた。

狼牙「今は2015年の7月24日だろ。」


俺はそう能美に言った。

ゆたか「そうか私は四百年近く眠っていたのか。」

そう能美は言った。

狼牙「は?」

俺は能美をじっと見た。

ゆたか「ねぇ、神山くん。今から私といい事しない?」


そう能美は言ってパジャマのボタンを外し始めた。

狼牙「な!///////」


俺は後ろを向いた。

ゆたか「何で後ろを向くの?」


そう能美は聞いてきた。

狼牙「お、お、お、お、お前何してんだ!!」

俺は聞いた。


ゆたか「何っていい事しようとしてるんだよ。」

そう能美は言った。


狼牙「とりあえずボタンを外すな!」


俺はそう言った。

ゆたか「ねぇ、いい事しようよ。」


そう能美は言った。

狼牙「ん?待てお前誰だ?」俺は少しだけ能美の性格を思い出した。


能美はこんな事をしたら速効で顔を真っ赤にして倒れる筈だ。


ゆたか「何の事?」

そう能美は聞いた。

狼牙「俺の知ってる能美はこんな事はできない筈だ。」



俺はそう言った。

ゆたか「そうバレたら仕方ないわね。」


そう能美は言って右手に鉈の様な刃物を持って攻撃を仕掛けて来た。


俺はシャイニングザンバーで攻撃を防いだ。

狼牙「お前は一体何者だ!!」


俺はそう聞いた。

ゆう「私はゆう。貴方の先祖のロシア人形に魔法を込められた呪われた人形よ。」


そうゆうは言った。

狼牙「能美を返せ!!」

俺はシャイニングザンバーを鞘から抜いてそう言った。


ゆう「なら、私と勝負してもらうわ。貴方の大切な仲間も連れてきなさい。」

そうゆうは言って二階の窓から飛び出した。

そのまま屋根から屋根へ飛び移った。



〜学校のグランド〜



俺はシャイニングザンバーとグングニールを両手に持って能美が学校のグランドで立っているのを見た。ゆう「貴方1人で私を相手にする気?」


そうゆうは言った。

狼牙「お前の相手は俺だけで充分だぜ。」

俺はグングニールを地面に突き刺してそう言った。

ゆう「なら、貴方を殺してあげる。」


そう言ってゆうは鉈で攻撃を仕掛けて来た。


俺はシャイニングザンバーに炎の魔法を注ぎ込んだ。

シャイニングザンバーの形は巨大な剣から長剣に変わった。


ゆうの鉈をシャイニングザンバーで防いだ。


狼牙「ゆたかは返してもらうぜ!!」


俺は左手に風と電撃を交ぜた魔法を放った。


狼牙「喰らいやがれ!風雷破!」


俺の左手から立ての竜巻がゆうに直撃した。


俺はシャイニングザンバーに呪いを解く魔法を発動した。



狼牙「シャイニングリミットブレイカー!」


光の粒子がゆうに集まった瞬間ゆたかの体から何か紫色の様な塊が出てきた。

狼牙「ロシア人形?あ!そういや呪われた人形って言ってたな。」


俺はそう呟いて人形を片手に持ちながら家に帰った。



〜神山家〜



俺はゆたかを母親の部屋に寝かせた。


俺はロシア人形のゆうを直すために魔法を発動した。


狼牙「人体魔法-五竜転生-」

そう俺は言った。

すると五大の竜を人形の中に注ぎ込んだ。


?「あれ?私は確かお父さんの魔法で消滅した筈なのに?」


そうロシア人形のゆうは言った。


狼牙「お前は四百年の間眠り続けていたがお前は俺の先祖が造り出した。人形だがお前は俺の家族だ。お前は俺の妹だ。」


そう俺はゆうに言った。

?「え?お兄ちゃん?」

そうゆうは言った。

狼牙「ああ、お前は今日から神山ゆうりだ。」

そう俺は言った。

この日から俺に家族ができた。




続く。

新しいキャラクター登場

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