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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
新章 Gear wher
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第8話 貴方の命

久しぶりに書きました。


でも自信があんまりありません!



それから今自分は病院で小説を書いておりました。



古狼は片手に星王の剣を持ちながら歩き始めた。



そして星王の剣に力を込めた。



すると不思議なビジョンが見えた。


それは神山狼牙が片手に暗黒に染まった剣を持って敵を斬り殺していた。


だがその斬り殺している相手はゆたかだった。





目を開けた古狼は今の光景に恐怖を覚えていた。



「あれがいつか現実に起きるのか?」


そう言って星王の剣を片手に持ちながら外を見た。




┫次の日┣



狼牙は奏炎剣を吹きながら目を閉じていた。



自分に残された時間を刻むようにして。



自分がまた消えたとしてもゆたかが笑顔で居てくれたら。


狼牙はそんなことを思いながら片手に持った奏炎剣を吹きながら願っていた。


自分の強さはあいつが覚えてくれると。



「狼牙くん!ごはんできたよ!」


ゆたかはそう狼牙を呼んだ。



「ああ、わかった」


狼牙はそう言って歩き出した。




┫東城高校┣



古狼はゆたかが明るく話を琴音としているのを見て疑問視していた。



「ねぇ、能美さん」


古狼はゆたかに話し掛けた。



「なに?神山くん?」


ゆたかはそう古狼の方を向いた。



「何かあったの?」


古狼はそうゆたかに聞いた。



「何もないよ」


ゆたかはそう言って空を見ていた。




┫夜┣



古狼と琴音と狼牙とゆたかはバイオモンスターの封印の為に武器を持ち校舎に侵入した。



「いくぜ!」


狼牙は片手に蒼竜を持ち走り出した。



古狼は片手に星王の剣を持ちゆっくりと歩き始めた。




┫西の校舎┣



狼牙は片手に蒼竜を持ちながら攻撃を繰り出していた。



敵は黒い影に隠れて見えないが狼牙は目を閉じて気配を頼りに戦った。



「月光・双円舞!」


狼牙は体を回転して影に隠れた敵を切り捨てた。



狼牙は蒼竜を鞘に戻してカードを回収した。


「これで15枚目か」


そう言って狼牙は歩き出そうとした。


だが。



ズゥゥゥン!


狼牙は心臓がいきなり痛みだし胸を押さえた。


「もう、時間が無いのか!」


狼牙はそう言ってその場から倒れた。



「狼牙くん!」


ゆたかは狼牙に近づき狼牙の体を揺すった。


だが狼牙は完全に意識を失っていた。


「目を開けてよ!狼牙くん!」


ゆたかは泣きながら狼牙の名前を呼んだ。


だが狼牙は目を開けず意識を失っていた。




ーーー水葉大病院ーーー



狼牙は病室で寝たまま検査を受けてゆたかは医師からとんでもない事を聞いた。



「彼の寿命はもってあと2週間しかありません」


そう医師はゆたかに言われて下を見て涙を流していた。



そして涙を流しながらゆたかは狼牙の左手を掴んでいた。




ーーー次の日ーーー



狼牙は目を覚ましてゆたかの頭を撫でながら自分に残された時間を医師から聞いて目を閉じて言った。


「まだ、死ぬわけにはいかないんだ」


そう言って狼牙は外の景色を見て言った。


医師は頭を下げて病室から出て行った。




ーーー東城高校ーーー



古狼はゆたかから狼牙が長生きできる方法がないか泣かれて聞かれてその方法を探していた。


「長生きできる方法か・・・」


そう言って古狼は本を片っ端から探して1つだけ気になる物を見つけた。


それは天空時間(てんくう)(かご)と呼ばれる魔法空間に命の聖水と呼ばれる水がありそれを飲むと死んだ命が生き返ると言われる物だった。





ーーー昼休みーーー



昼休みになりゆたかと古狼は話をしていた。


「能美さんひょっとしたらこれを使えば狼牙さんは生き長らえるかもしれない」


古狼は本をゆたかに見せた。



「魔法空間!」


ゆたかは古狼が持っていた本を読み始めた。


「これがあれば」


ゆたかはそう言って走り出した。






ーーー夜ーーー



ゆたかは片手に蒼竜を持ち魔法を発動した。


「世界の壁を破壊しその扉は今この場で開かれる!」


ゆたかはそう呪文の様な事を言って魔法空間の扉を開いた。



「待て!」


後ろから誰かがゆたかを呼び止めた。


「何か様?」


ゆたかはそう後ろを振り向いた。


そこに居たのは古狼と琴音だった。


「あんた一人で行く気か?」



古狼はそうゆたかに聞いた。


「ええ、狼牙くんを助けられるなら私一人で行くしかないの」


ゆたかはそう言って魔法空間の扉に入ろうとした。



「俺達も付き合うぜ」


古狼はそう言って扉の前に立った。


「私も!」


琴音は笑顔でゆたかにそう言った。


「これがどれだけ危険か知ってるんですか?死ぬかもしれないんですよ!」



「だからどうした」


古狼はそう言って魔法空間の扉に手を当てた。



「私達は能美さんの友達だから手伝うよ!」


琴音はそう言ってもう片方の扉に手を当てた。



「後悔はないよね?」


ゆたかは二人に聞いた。


「「うん!」」


二人は頷き扉を押した。



その時。



ブュウウウウウン!


凄まじい風が3人を吸い込み3人は魔法空間の中に吸い込まれた。




ーーー魔法空間ーーー



古狼は片手に星王の剣を持ちながらゆたかと琴音を探した。



「能美さーん!雨里!!」



古狼はそう大声で叫んだ。



「神山くーん!」


後ろから二人の気配を感じた古狼は振り向いた。


そこにはゆたかと琴音が走ってきた。



「二人ともケガは無いか?」


古狼はそう二人に聞いた。


「はい!」


琴音はそう頷いた。



「ここが天空時間の籠」


そう言ってゆたかは辺りを見た。



緑溢れる木々やカラフルな花やアンティークな建物が建っていた。



すると古狼は何か違和感を感じていた。


それは滝の中から何かが輝く物を見たのであった。



「まさか」


そう呟いて古狼は滝の中に飛び込んだ。


そこにはクリスタルがびっしりとある綺麗な世界だった。





奥に進んだ古狼とゆたかと琴音は目の前にすごいものを見つけた。


それは瓶から溢れんばかりに流れる銀色の水だった。


「あれが命の聖水?」


そう言ってゆたかは片手を前に出して命の聖水を手に入れようとした。



「能美さん!」


琴音はゆたかの腕をいきなり引っ張った。



「何をするの!」


ゆたかはそう琴音に言った。


「能美さん!あれ!」


琴音は命の聖水の下を見せた。


そこには何万人もの骸骨が剣や杖など持ち倒れていた。



そしてそれを殺してきた守護神がゆっくりと古狼とゆたかと琴音の前に現れた。



「体は白くても心は闇に染まってるみたいだな」


そう言って古狼は星王の剣を片手に持ちながら走り出した。



ガキィン!


剣がぶつかり合い風圧がゆたかと琴音の体を通過した。



「能美さん!雨里!今のうちにあ命の聖水を!」


古狼は体に魔力を発動しながら筋力と五感全てを強化して守護神と戦っていた。




「はい!」


ゆたかと琴音は走り出して命の聖水を手に入れようとした。




命の聖水を手にしたゆたかは頭の中からおびただしい程の何かが頭に流れた。


それは死んでいった魔法使い達の思念や邪心や呪いだった。


「っぐ!」


ゆたかはそれを受けながらも狼牙の苦しむ姿が頭に過りその邪心を全て弾いた。



「命の聖水手に入れたよ!」



琴音はそう古狼に言った。


古狼は片手に星王の剣に魔王の力を発動して究極の一撃を発動した。


「ヴァルティムスラッシュ!!」


古狼は赤い斬撃を白い守護神に向けて放った。



守護神はそれを防ごうとしたが魔王の力を持つ古狼の前では無力だった。




ーーー水葉大病院ーーー



ゆたかは狼牙の病室に着いて眠っている狼牙の口に口移しで命の聖水を与えた。


「わぁああああ!///////」



琴音は顔を真っ赤になりながらそれを見ていた。


古狼は腕時計を見ながら医者が来ないか警戒していた。



「んく!」


ごっくん!


狼牙は目を開けてゆたかを見た。


「狼牙くん、またずっと一緒に居られるね」


ゆたかは涙を流しながらそう狼牙に言った。


狼牙は何かを察したのかゆたかの体を引き寄せてまた唇にキスをした。


「さっきのだけじゃ足りないぜ」


そう言って狼牙は笑顔でゆたかに言った。



「えへへへ」


ゆたかは笑顔でイチャイチャとしていた。




ーーー次の日ーーー



狼牙が退院してゆたかは完全に元気になったらしく狼牙の側に居たいから高校を辞めようとしたが狼牙が東城高校への編入試験を受けると言って受けた。



僅か2日で高校に入学した狼牙は古狼と同じクラスになりゆたかの後ろの席で授業を受けていた。



ーーー夜の校舎ーーー



古狼と狼牙はお互いに顔を見てこう言った。


「頼りにしてるぜ、先輩」


そう古狼は狼牙に言った。


「ああ、期待してるぜ後輩」


そう言って狼牙は蒼竜を片手に持ちながらバイオモンスターの討伐に向かった。



続く

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