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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
新章 Gear wher
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第5話 貫け私の気持ち!

皆様お久しぶりです!


盆が終わって書いたのはこの作品でした。


皆様楽しんでくださいね!

ー★琴音視点ー



私は神山くんを屋上に呼び出した。



「何だよ話って?」


神山くんは片手をポケットに入れながら聞いた。



「あの、昨日の怪物は何なの?」


私は神山君に聞いた。


「さぁな、解るのはあれは俺の敵だということだけだ」



神山君はそう言って片手を空に向けた。



「神山君は何で戦うの?」


私は神山君に不思議そうに問い掛けた。


「俺は自分が戦いたいと思うから戦うんだ」


神山くんは片手をポケットに入れて言った。


「ねぇ、私も神山くんと一緒に戦ってもいいかな?」


私はそう神山くんに聞いた。


「悪いがお前は必要ない」


神山君はそう言って屋上を後にした。



ーー古狼視点



俺は雨里と話したからかしらないが男子の何人が俺を睨んでいた。



「何だ一体?」



俺は頭に手を当てながら考えた。


しかし何も思い当たらなかった俺は外の景色を見ていた。



俺は片手にペンを持ちながら頭を掻いていた。




ーーー放課後ーーー



俺は校舎に残り片手に星王の剣を持ち校舎を歩いていた。



「あいつ来ないよな」


そう言って俺は雨里が来ないことを願った。


俺はふとガラスを見るとガラスからカニの形をした化物を見つけた。



カニの化物はガラスから出てきた。


俺は星王の剣を鞘から抜いた。


「マジかよ」


俺は星王の剣に力を溜めて攻撃を仕掛けた。



ガキィン!!!!



カニの化物の体は鉄以上に硬かった。


「なら!」


俺は魔王の力を最大にして片手に闇の力をカニの化物の片腕を破壊した。



「こいつでENDだ!」


俺は魔王の力を星王の剣に注ぎ込み黒い光を放ちながら漆黒の一撃をカニの化物に斬り込んだ。


カニの化物は体が泡になり泡の中から1枚のカードが出てきた。


「メタルクラブのカード、属性は鉄か・・・」


俺は星王の剣を鞘に戻して家に帰宅しようとした。



その時。


後ろからただならぬ殺気を感じた。


後ろを振り向くと何かが高速で近づいてきていた。


俺は魔王の力を解放した。


「何が近づいてんだ?」


そう言って俺は剣を片手に持ちながら言った。



それは水色の色をした槍だった。


俺は星王の剣でそれを弾いた。



そして槍を持っていたのは仮面をした女だった。



「お前、誰だ!」


俺は剣を片手に持ちながら女に聞いた。


しかし女は何も言わずに槍で攻撃を繰り出した。


俺はそれを全て避けながら片手に風の魔法を集めてそれを床に向けて放った。



風は竜巻へと変わり仮面の女に直撃した。


しかし女は槍を片手で振り回して竜巻をかき消した。



「トルネードスマッシャー!」


俺は片手に風の力を最大にしてエネルギーの塊を仮面の女に向けて放った。



しかし女は槍の形状をトライデントに変えた。


トライデントの刃先から三つの水の激流がトルネードスマッシャーをかき消した。


「だったら」


俺は雷と炎の魔法を融合させた。



「サンダーフェニックス!」


雷の力を体に纏い炎の力を背中に集めた。


雷の不死鳥と炎の不死鳥が女の仮面に直撃した。



仮面が粉々砕けて女の素顔を見て俺はその人物に驚いた。



それは雨里琴音だった。


「っく!」


雨里は槍を両手で持ちながら俺の心臓を貫こうとした。



俺は星王の剣で攻撃を避けながら炎の魔法を発動した。


「火竜・一閃!」


星王の剣から炎のドラゴンが雨里に向かった。


しかし雨里は槍を左右に振り回して火竜・一閃を消滅させた。



「なるほど確かに強いが」


俺は魔王の力を発動してマントと魔王の鎧を装備した。



「・・・・」


雨里は何も言わずに攻撃を繰り出した。


俺はマントをヒラヒラとさせながら攻撃を避けていた。


「こいつで決めるぜ!」


俺は後ろにジャンプして片手を前に出した。



その瞬間闇から黒いチェーンが雨里の体を縛った。


「こいつで終わりにしてやるぜ!」


俺は四大魔法を同時に発動した。


「エターナルノヴァ!」


片手を前に突き出した瞬間白い光は雨里の体を包み込み水色の槍を消滅させた。


「何なんだ?今の?」


俺はそう言って魔王の力を解除して雨里を背負って校舎から出た。





ーーー次の日ーーー



今日は土曜日。


文字通り学校は休み。


俺は暇潰しに近くの本屋で1冊の本を探していた。



それは呪われた武器が書かれた書物だった。





ーーー雑木林ーーー



俺は片手を空に向けて考えていた。


怪物を倒して手に入れたカードは3枚あった。


カードには鴉や蟹や竜人のカードの三種類だった。



「まだあるんだよな」


俺はそう言って目を閉じた。



ーーー夢の中ーーー




ーーーー起きて!ーーーー



そうどこかで聞き覚えのある声が聞こえた。



そこには一人の男性が片手に刀を持ちながら怪物を倒して少女に片手を引っ張られていた。



ーーーー早く逃げようよ!ーーーー



そう少女は青年に泣きながら言った。



ーーーーそれはできないーーーー



青年はそう言って刀を地面に突き刺して結界の様な物を造り出した。


彼は燃え上がるマグマの火口に向かって歩き出した。


それは大切な人を守るために自身の命を犠牲にするのを覚悟した目をしていた。



ーーーーあばよ、・・・ーーーー



最後の言葉は聞こえなかったが彼は一人の愛する人を守るために己の命を犠牲にして全てを守った。




ーーー現実ーーー



俺は目を開けると空は夕暮れになっていた。



「俺はなんの為に戦うんだ?」



俺はそう言って片手を見て言った。



しかし片手には何もなかった。



★琴音視点ー




私は金曜日の出来事が全く覚えていなかった。





私は街を歩きながら何か光って見えた。


それは刃物店だった。




ーー鍛冶屋ーー



中に入るといろんな刀や槍が売られていた。



するとそこに1つの刀が目に入った。


その刀は紅の色に染まっていて夕焼けで赤く染まった桜の様だった。


「嬢ちゃん?刀が欲しいのか?」


店のおじさんはそう私に聞いた。



「あっ、はい!」


私はそう頷いた。


「なら、こいつはどうだ?」


おじさんはショーケースから私がじっと見ていた刀を掴んで私に渡した。


「そいつは名刀夕桜(ゆうさくら)って言ってな使う相手を選ぶ刀で使えるやつがあんまり居ない刀なんだ」


そうおじさんは刀を私に見せてそう言った。



「その刀を私に売ってくれませんか!」


私はそうおじさんに言った。


「構わないがこいつの力は巨大だぞ」


そうおじさんは夕桜を私に渡した。



「ありがとうございます」


そう言って私は刀を片手に持ちながら走り出した。




ー★古狼視点 ー



俺は片手に星王の剣を片手に夜の校舎を歩いていた。



俺は階段を歩いていると後ろから何か気配を感じた。



「なるほど、人形の魔物か?」


俺は星王の剣を鞘から抜いた。


後ろに立っていたのは首が2本生えているリザードマンが片手に剣をもう片手に盾を持っていた。



「ゲルルルルル!」


リザードマンは走り出して俺に攻撃を仕掛けてきた。


「よっと!」


リザードマンの攻撃を片手で弾いて星王の剣に魔力を注ぎ込んだ。


「エンドオブ・カラミティ!」


俺は走り出して剣撃を連続で斬り込んだ。



俺は星王の剣を鞘に戻してリザードマンを見た。


その時リザードマンの体は二つに分裂した。



「俺と戦うのに2対1か、面白い」


俺は星王の剣を鞘から再び抜いた。



「いくぜ!」


俺は星王の剣でリザードマンに攻撃を仕掛けた。


しかしリザードマンは片手の盾で俺の攻撃を防いだ。



その隙にもう片方のリザードマンが攻撃を仕掛けてきた。


俺は片腕を鉄に変えた。


ガキィン!


リザードマンの剣は折れず俺と同じスタイルで攻撃を繰り出してきた。



「うおっと!」


俺は攻撃を交わして右手を拳にして炎の魔法を発動した。



「フレイムフォース!」


炎のレーザーがリザードマンに向かった。


しかしリザードマンは盾で攻撃を防ぎそのまま弾き返した。



「っく!」


俺は地面に着地してどうするか考えた。



「神山くん!」


後ろから誰かの声が聞こえた。



「雨里何してんだ!ここは危険だ!早く逃げろ!」


俺はそう雨里に言った。


「私も戦う!」


雨里は片手に持っている刀を鞘から抜き始めた。



刀の刀身は紅色に染まっていて桜の様な模様がいくつも見えた。


「戦う!神山くんと一緒に!」


雨里の目は一人の侍が誰かを守るために戦うと誓った様な目をしていた。



「泣き言は聞かないからな!」


俺はそう言って星王の剣を片手に持ちながらリザードマンの剣を持つ方に向かって走り出した。



「さっきの仮を返すぜ!」


俺は剣に雷属性の魔法を注ぎ込んだ。


「サンダー・ザンダー!」



星王の剣を降り下ろした瞬間縦の雷がリザードマンの体を貫いた。


後ろを振り向くと雨里は刀を両手で何とか使いながらリザードマンの盾を切り捨てた。



リザードマンの体は二つから一つになり体から1枚のカードが出てきた。


そこには分身と書かれたリザードマンのカードが出てきた。


「これで4枚目だな」


そう言って俺は星王の剣を鞘に戻した。


「はぁはぁ、お疲れさま」


雨里はそう言って俺に近づいた。



「雨里何で来た!」


俺はそう雨里に聞いた。


「神山くんが助けてほしそうだったから」


雨里はそう俺の目を見て言った。


「俺は誰の助けも借りる気はない!これは俺の問題だ!」


そう言って俺は星王の剣を片手に持ちながら歩き出した。




ー★琴音視点ー



私は神山くんが立ち去り空を見ていた。


星空は小さくても数はかなり多く私達を見守っている。


私は夕桜を片手に家に帰宅しようとした。


「貫け私の気持ち!」


そう言って私は歩き始めた。



続く

次回は新キャラ登場しますよ!


コメントとポイントよろしくお願いします。


お気に入りに入れてくれたら幸いです!


ではまた次回!


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