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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
新章 Gear wher
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第4話 魔王の力

「強い力は全てを滅ぼす」かつて誰かが言った台詞です!

ー古狼視点ー



俺は少女をじっと見た。



「君は?」


俺は星屑の聖剣と魔王のオーブを両手に持って聞いた。


「貴方の中に眠る星の魔王の一部です」


少女はそう言ってオーブに触れた。


オーブはブレスレットに変わり星屑の聖剣は大剣から普通の剣と同じ大きさになった。



「貴方はこの星とこの星に住む人々の命を護るために戦ってください」


少女はそう言って俺の中に溶け込んだ。


俺は星王(せいおう)(ツルギ)を片手に持ち歩き始めた。



魔王の力を手に入れた俺はこの星とこの星に住む仲間を救うために戦う道を選んだ。





ーーー学校ーーー




俺は自分の教室で居眠りをしていた。



「おい!神山起きろよ!」


俺に話し掛けてきたのは隣の席の男子生徒だった。



俺は目を開けて辺りを見た。


英語の車田が俺の前に立っていた。


俺はそのあと殴られた。



ー?視点



私はカバンを片手に忘れ物を取りに向かった。


すると私はクラスの中でクラスメイトの中で私の中で他の同級生とは何だか感じがかなり違った。



ーーー夜の校舎ーーー




カバンを持って帰ろうとした。


その時後ろから誰かが付いてくる気配を感じた。


振り向くと魚の頭に蛇の体にザリガニの様なハサミの怪物が私の後ろに立っていた。



私はあまりの恐怖に動く事ができなかった。



巨大なハサミは私の首に近づいていた。



その時。


ザシュッ!


何かが怪物の胴体を真っ二つにした。


それは黒く白い点の模様がいくつも入った剣を持った神山君だった。



私は何が起きたのか全く解らなかった。



神山君は剣を鞘に戻して私を見た。


「ケガはないか?」


神山君はそう私に聞いた。


「えっ?」


私は呆気に取られて神山君をじっと見た。


「立てないのか?」


神山君はそう言って私をお姫様抱っこした。



「!!!!!!!!!!!!!!!」



私は顔を赤らめて神山君の顔がすぐ近くにありすごく体が熱くなっていた。



「ん?」


神山君は私を抱いて走り出した。




ーーーグランドーーー




外に出て神山君は辺りを見ていた。


「此所は危険だから早く家に帰れ」


そう言って神山君は剣を片手に持ちながら背中を向けた。



「神山君!」


神山君は片手の剣を持って校舎に向かった。



ー古狼・視点




俺は片手に星王の剣を持って走り出した。




後ろから何かが近づいてきていた。


それは黒い槍のような武器を持った龍のような顔の怪物だった。



「貴様がこの世界の最強か?」


龍人は俺に聞いてきた。



「さぁな、あんたより強いかわからないが戦うか?」


俺は星王の剣を鞘から抜いた。



「おもしろい!いくぞ!ハァアアアアアアアア!」


龍人は槍で攻撃を仕掛けてきた。


ガキィン!


俺は星王の剣で攻撃を防いだ。


「炎・・・一陣!」


俺は星王の剣を垂直に振り下ろした。



しかし龍人は片手でそれを防いだ。


「やるな!だったら!」


俺は星王の剣に巨大な魔力を注ぎ込み剣の刀身を炎から雷属性に変えた。


雷神(トール)の怒り!」


俺は雷神の怒りを龍人の片手を弾いた。



「っぐ!」


龍人はあまりの力に星王の剣から手を離した。


「あんた本気じゃないだろ」


俺は星王の剣を片手に持ちながら聞いた。



「よくわかったな、だったら見せてやろう!俺の本当の姿を!」


龍人は体を黒から紫色に輝かせて体は鎧に変えていた。



槍は二つのランスに変わった。



「なら、俺も手に入れた力を見せてやる!」


そう言って俺はブレスレットに触れた。


その瞬間ブレスレットから炎と雷と水と風と闇と光の柱が起き始めて俺の体に一つに重なり赤い鎧が装備され黒いマントを羽織りその姿はたぶん魔王と呼ぶには足りないだろうが俺は星の魔王に姿を変えた。



「いくぜ!」


俺は星王の剣を片手に持ちそれを上手く使いながら龍人のランスに攻撃を仕掛けた。


「竜王・螺旋斬!」


龍人はランスを連続で突き出した。


俺はマントを盾にして龍人の攻撃を全て防いだ。


俺は星王の剣のクリスタルに触れた。


クリスタルは虹色に輝きそこから黒い霧を放ち辺りを闇へと変えた。


俺は闇の中龍人に連続で攻撃を繰り出した。


ザシュッ×190発。


俺は闇をマントに取り込み星王の剣を鞘に戻した。



「・・・・」


俺は何も言わずに歩き出した。


「待て!貴様何をした!」


龍人は俺に聞いた。


「さぁな、だがこれだけは言えるぜ!あんたの敗けだ!」


そう言って指をパチンと鳴らした。


その瞬間龍人は体から凄まじい切り傷が開き傷口から緑色の血が流れていた。


「あんたの敗北だな」


そう言って俺は片手を前に出して500兆度もあるエネルギーの塊を龍人のボディに撃ち込んだ。


その瞬間龍人は体が全て崩壊して中から武器の絵が描かれたカードだった。


後ろには竜王と書かれた文字があった。


「何だ?一体?」


そう言って俺は能美さんの気配を探った。


そして空から能美さんが何かと戦う気配を感じた。


外を見ると能美さんは純白のドレスでカラスの様な怪物と戦っていた。




ー★ゆたか視点ー



ウルフセイクリッドでカオスクロウと戦っていた。


「アクセルショットガン!」


小さな魔力弾がカオスクロウに向かった。


しかしカオスクロウはそれを全て羽で弾いた。



「直線の砲撃なら!」


私はウルフセイクリッドの形状をガンからロッドに変えた。


「魔力供給!ストレートカノン!」


バシュー!


強力なエネルギー砲はカオスクロウに直撃した。



しかしカオスクロウの体は突然変異を起こした。


それはカラスから人の姿に変わり片手には刀を持っていた。


「すまないな!我に力を与えてくれてこれで貴様を殺すことができる!」


そう言ってカオスクロウは攻撃を仕掛けてきた。


ガキィン!


私はウルフセイクリッドで攻撃を防ぎながらどうするか考えた。



「カカカカカカカ!」


カオスクロウは刀で攻撃を繰り出した。


私は狼牙君の愛刀を使うか悩んだ。


でも彼の武器は私にはまだ使えない。


まだ未熟者の私には早すぎる。



「死ねえ!」


カオスクロウそう言って攻撃を仕掛けた。


私は悩みながらどうするか考えた。


その時。


ガキィン!


「貴様の相手は俺だ!」


聞き覚えのある声それは古狼君だった。


「ゲゲゲゲゲゲゲ!貴様が俺の相手をするのか?」


カオスクロウは古狼君に聞いた。


「ああ、カラス野郎は俺が潰す!倒して焼き鳥にしてやるからな!」


そう言って古狼君は片手に力を溜めていた。



「しゃらくさい!」


カオスクロウはそう言って刀で攻撃を仕掛けた。


古狼君は片手に溜めていた力を発動した。


「爆炎・羅生門!」


炎系の魔法でカオスクロウの刀を破壊しただけでなくカオスクロウ自体を焼き払った。



「弱すぎる」


そう言って古狼君は地面に着地した。


するとカオスクロウからカードが1枚出てきた。


そこにはカオスクロウの使っていた刀の絵が描かれたカードだった。


後ろには(カラス)と書かれていた。



「あ、あの」


私は地面に着地して古狼君を呼び止めた。


「ん?」


古狼君は普段の姿に戻り私を見た。


「助けてくれてありがとう」


私は照れながらそう言った。


「ああ、気にすんな前に助けてくれたからこれで貸し借りなしだ!」


古狼君は笑顔でそう言った。



やっぱり彼に似ている。


神山狼牙君に。


私はそれを考えながら歩き出した。




ー★古狼視点ー



俺は次の日学校に来ると男子が何か話をしていた。


「どうしたんだ?」


俺はそう男子の輪に入った。


「ああ、神山知ってるか!雨里琴音に告白した男子が居るらしいんだ!」


そう男子の一人は古狼に言った。


「ふーん!どうでもいいや」


そう言って古狼は外をじっと見ていた。



「あの、神山くん」


後ろを振り向くと雨里が立っていた。


「ん?どうした?雨里」


俺は頭に手を当てて聞いた。


「あの、昼休みに話したい事があるんだけどいいかな?」



雨里は真面目な顔で俺に言った。


俺自身雨里とあまり話したりしないがこれは何か罠がありそうで怖いんだよな。


まぁ雨里に限ってそれはないと思うが。



俺はそう願いながら授業が始まるまでライトノベルを読んでいた。



ちなみに能美さんは隣の席で推理小説を読んでいた。


意外というか何というか。





続く

いかがでしたか?


これから古狼の戦いはますます激しくなります!


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