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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
新章 Gear wher
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第3話 絶滅の谷

今回は戦いが熱いかな?

~古狼視点~



俺は片手に聖剣のグリップを掴んでみたがやはり夜にしか力は発揮しないみたいだ。



「神山狼牙」

俺はその名を口に出した。



あの男が能美さんと一緒に共に過ごし愛していた日々だったのに若くして命を落とした狼牙が切なく思った。

「何か力を手に入れればあの人はまた悲しまなくなるかもな」


そう言って俺はパソコンで調べものをしていた。



しかし中々興味深い情報はなかった。




ーーー夜の校舎ーーー



俺は片手に星空の聖剣を持って学校の中を歩いていた。



いつもなら怪物が出現してもおかしくないのに全然出現しなかった。



その時外から何かが光った。


俺はそれが気になり走り出した。



ーーーグランドーーー



グランドに到着するとトリケラトプスの様な形をした怪物が能美さんと戦っていた。



能美さんは魔法の杖を片手に持ちながら攻撃を避けながら一直線の砲撃を放った。



しかしモンスターは砲撃を角で弾いた。



「なんつう硬い皮膚だよ」


俺はそう言って片手に持っている星屑の聖剣で力一杯降り下ろした。


ガキィン!


しかし怪物には全く攻撃が効いていなかった。



「防御力が高いならそれ以上の力で倒せばいいんだ!」


そう言って俺は星屑の聖剣に魔力を注ぎ込んだ。


聖剣は見えなかった刀身が姿を見せた。



俺は星達の力を聖剣に集めた。


「スターオブカリバー!」



金色に輝く光のエネルギー波が怪物の体を飲み込み跡形もなく消し飛ばした。



俺は星屑の聖剣の刀身を見た。


刀身は力を使い果たしたのか刀身が消滅していた。



「魔法力を使い過ぎたか・・・・」


そう俺は片手に星屑の聖剣を持って言った。



「貴方はまだ自分の中に契約しているモンスターが居ないのに無茶はダメだよ」



そう言って能美さんは空を飛んだ。



俺は片手を空に向けた。


この手で何人の人の命や笑顔を守ることができるだろう。


そんな事を想いながら俺は家に帰宅した。



ーーー?ーーー




俺は夢を見ていた。


その夢はあらゆる敵を手も足も使わずに敵を倒していた。


だがその力はあまりに巨大で救えた者達を殺してしまっていた。



『やめてくれ!』


男は自分の中の闇の自分に涙を流しながら頼んだ。


だが闇の中の人物は周りを炎で焼き払い笑みを浮かべていた。




ーーー現実ーーー



俺は体を起こして体をパキパキと鳴らして片手にカバンを持って走り出した。




ーーー県立舞風図書館ーーー



俺は図書館で本を読んでいた。


そんな時ふと一冊の本が俺の目に入った。


それは絶滅の谷と呼ばれるアルバムの様な本だった。


俺はその本を開いて中を見た。



本には枯れた木々が立っており生き物の姿も写されていなかった。


まさしく絶滅の谷そのものである。



俺はそれがどこにあるか調べてみた。


場所はかなり田舎の場所にあるようだった。



俺はその場所を頭に入れた。


そして本を本棚に戻した。




ーーー神山家ーーー



俺は水葉とテレビを見ていた。



「兄さんは彼女出来た?」


そう水葉は俺に聞いた。



「俺にできると思うか?」



古狼はそう水葉に言った。



ーーー自室ーーー



古狼は絶滅の谷の情報を調べていた。



そこに隠されている魔王の力を秘めたオーブがあると書かれていた。




ーーー絶滅の谷ーーー



俺は片手に星屑の聖剣を持って絶滅の谷に入った。




中に入ると木が全て枯れていた。


その場所から5㎞ぐらい歩いた俺は生き物の気配は全く感じなかった。



「ゲルルルルル!」


後ろから何かの唸り声が聞こえた。


振り向くと体が細い狼人間が立っていた。



それも1体や2体じゃなかった。


数はざっと数えて250体は居た。


俺は星屑の聖剣を両手で持ち攻撃体制に入った。



「ヤバイな、数が段違いだ!」


狼人間は一斉に攻撃を仕掛けてきた。


俺は逃げずに星屑の聖剣で狼人間に攻撃を仕掛けた。



聖剣で斬り殺しそのまま回し蹴りや拳で間合いを取りながら隙を出さないでいた。



狼人間の体からは血が出なかった。


俺は星屑の聖剣に空に向けて掲げた。


そして星屑の聖剣を地面に突き刺した。


金色に輝く光が狼人間を全て骨に変えた。


俺は星屑の聖剣を片手にゆっくりと歩き出した。



そして黒く輝く宝石が宙に浮いていた。


俺はその宝石に近づいた。



宝石に触れた瞬間後ろから人の気配を感じて振り向いた。


そこには屍の群がこっちに向かってきた。


俺は星屑の聖剣を片手に攻撃を仕掛けようとした。



屍の群は体が1つになり一人の人間になった。


「お前か、魔王の力を手にする男は」


俺に聞いてきたのは侍の姿をした男性だった。



「あんたは何者だ!」


俺は聖剣を片手に持ちながら聞いた。



「俺を倒すことができたら教えてやる」


そう言って男は人差し指を曲げて掛かってこいと挑発した。


俺は星屑の聖剣で攻撃を仕掛けた。



男は羽織っているマントで聖剣の攻撃を避けていた。


俺は負けじと片手に赤い竜巻を放った。


しかし男は片手を振り下ろしただけで竜巻を消滅させた。



俺は攻撃の手を緩めずに聖剣で攻撃を繰り出した。


しかし男はそれを全て避けた。



「喰らいやがれ!スターバーストエッジ!」


俺は星屑の聖剣を指で振り回して強力な魔砲を放った。


強力な魔砲は男を飲み込んだと思われた。



だが煙が消えてそこには魔砲を片手で防いだ男が立っていた。



「ほら、反してやるよ!」


そう言って男は魔砲をボールを渡すようにして投げた。


俺は星屑の聖剣で魔砲を防いだがあまりの力に俺は聖剣ごと吹き飛ばされた。


俺はふらふらになりながらも立ち上がろうとした。



「貴様みたいな男は何人も見てきた。いい加減飽きたな」


そう言って男は指をこちらに向けた。


その瞬間紫色のエネルギーが俺の心臓を貫いた。


体からは血が流れて俺は死を覚悟した。


薄れ行く意識の中俺は不思議なビジョンを見た。



ーーー?ーーー



何千何万の人達が武器を持ち怪物を倒していた。


だが彼等は怪物に勝てずに敗北した。


そして一人の青年が怪物を封印して人々に言った。



『人には全てを変える力がある』


そう言って男は姿を消した。




ーーー現実ーーー



俺は心臓の血を意地で止めた。


本来なら医学的に不可能だが俺は信じてみた。


自分の限界を越えてみせると。




「何故だ!何故立ち上がれる!」


男はそう俺に聞いた。


俺は薄れ行く意識の中何も言わずに星屑の聖剣に全部の魔力を注ぎ込んだ。



「スターダストカリバー!」


真っ白に輝く光は男の体を包み込んだ。



俺は地面に膝を付いて男を見た。


男は完全に浄化され魂が空に消えていた。


「これが魔王のオーブ」


そう言って俺は片手に掴んだオーブを空に向けた。


その時オーブが光出した。




ーーー?ーーー



「ここは?」


俺は辺りを見た。


「ようやく持つべき者に出会えた」


そう言ったのは金髪に黒い服を着た少女だった。


「君は?」


俺は少女に近づいた。




続く

次回から主人公が最強になるよ[たぶん]



ポイントと評価とコメントよろしくお願いいたします!

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