表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
新章 Gear wher
134/214

第2話 忘れられない人物

1ヶ月ぶりに書きました!


最近忙しくてね~


まぁ、今回は主人公がまた無茶するのかな?


読んでください!


★ 古狼視点



俺は夢を見ていた。



暗闇の中俺は片手に見覚えのない刀を持ち怪物を切り殺していた。



刀を使った事の無い俺は刀をまるで自分の体の一部の様に扱い怪物の頭や体を切り捨てた。




ーー現実ーー



俺は目を覚ますと能美さんが眠っていた。



「俺を運んでくれたのか、ありがとう」


そう言って俺は能美さんの頭を優しく撫でた。



「・・・・牙くん・・・・」



能美さんは何か言っていた。


俺は起き上がり片手を前に出した。



すると片手が青く光赤い剣と青い剣が2本出現した。



そして俺はそれを両手に持ち目を閉じて消えろと願った。


その瞬間二つの剣が砂の様に消えた。


「っぐ!」


俺は少し目眩がして膝を地面に着いた。


「まだ俺には早いのか?」


俺はそう言って目を擦った。


俺は感じていた。


俺自身がかつて何か昔最強の戦士だったんじゃないかと。


だがそれが何か思い出せずに俺は今の神山古狼でいたんだと。


「ん?」


能美さんは起き上がり俺をじっと見た。


「ろ・・・狼牙くん?」



能美さんはそう言って涙を流していた。



「能美さん?」


俺は能美さんに近づいた。


そして能美さんは目が覚めたのか俺をじっと見ていた。



「//////////!」


ようやく人違いだと気づいたようだ。



「能美さん、神山狼牙って誰だ?」

俺は能美さんに聞いた。



「神山狼牙は貴方と同じ姿の魔法侍だったわ」


そう能美さんは悲しそうな顔をして言った。



「俺に似てたのか?」


俺は思い出していた神山狼牙がどの様な姿をしていたか。



そして思い出した姿は確かに似ているが多分かなり性格は違うと俺は思っていた。





ーーー次の日ーーー



俺は次の日屋上で能美さんが話していた時に俺に話してくれた。


『君の今の力じゃあ彼に近づけないだから君はある力を手に入れないとこれからの戦いで苦労するよ』


能美さんはそう言って俺の家から出て行った。



「今の力じゃあかなりヤバイかもしれないしな」


俺はそう言って片手を空に向けた。


「よう、神山!何してんだ?」


俺に話し掛けてきたのは友人の古方賢二だった。


「いや、ただ適当に空を見てただけだ」


俺はそう言って片手を空を見た。



「そういや、神山ってさ能美と付き合ってんのか?」


賢二は俺にとんでもない質問をしてきた。


「んな訳ないだろ」


俺はそう言って片手にパンを食わえて地べたに寝っ転がった。




ーーー放課後ーーー



俺は頭の中で何か最強の武器をイメージしていた。


黒いカラーリングの西洋の剣に刃の部分に白い点がいくつも付いているのを想像して片手にそれを完全に復元してみた。



だがあまりに巨大な力を秘めた聖剣は持つ部分しか造り出されなかった。


「俺の今の実力だとこれが限界か」


俺はその聖剣を片手に持ちながら空に向けた。



すると刀身の部分が少し光出した。


俺はそれをよく見た。


そこには見たことない文字のような物が刻まれていた。



「魔の力に取り付かれた時この剣の力は全てを破壊する」


俺は刀身に触れてそう言っていた。




ーーー夜の校舎ーーー



俺は片手に聖剣を持ち夜の校舎を歩いていた。


「やっぱり来てしまったのね」


能美さんはそう言って杖を片手に持ちながら言った。



「ああ、俺はあんたの笑顔を見るまでこの戦いを辞めたりしない!」


そう言って俺は聖剣を片手に持ちながら辺りを見た。


「何かが近づいているわ!」


能美さんは片手の魔法の杖を構えて言った。



「どんな敵でも容赦しないぜ!」


俺はそう言って走り出した。




ーーー3年B組ーーー



俺は聖剣を構えて辺りを見た。


「何だ?どこにも居ないな?」


俺は辺りを見ながら言った。


その時上から何かが落ちてきた。


それは体が紫に近いミミズの様な化け物だった。



「うげっ!何だあれ?マジ気持ち悪いわ!」


俺はそう言って聖剣を構えた。





「うらぁ!」


俺は聖剣でミミズの化物の体を真っ二つに切り捨てた。


ミミズの体からは緑色の体液が流れてゆっくりとミミズの体は消滅した。



「やっぱり刀もいいが剣も悪くないな」


そう言って俺は聖剣を鞘に戻した。


「貴方もやっぱり同じね」



能美さんはそう俺に言った。


「あん?」


俺は片手に聖剣を持ちながら能美さんを見た。


「貴方も彼と同じ伝説の武器を使うのね」


能美さんは悲し気な表情をして言った。



「待てよ!あんたはそんなに神山狼牙を愛していたのか?」


俺はとうとう聞いてしまった。


能美さんが神山狼牙をどれぐらい愛していたのかを。


「ええ、愛していた、でも彼は戦いの中で命を落として私の目の前から消えてしまった・・・」


能美さんはそう言って杖を強く握っていた。


「あんたはまだ望んでるんじゃないのか?狼牙がまだ生き返る方法があるって」


俺はそう能美さんに聞いた。



「無駄よ、どんな事をしても死んだ人間は蘇らない・・・」



能美さんの目は既に諦めている目だった。


だが俺は片手に持つ聖剣を能美さんに向けて言った。


「どんなに諦めていてもあんたの中にはまだ彼の生きる道がある筈だ!」


俺はそう能美さんに言った。


「貴方に何を言われようと私はもう諦めているの」


能美さんはそう言って歩き出した。


その歩く音は悲しく静だが痛々しく思えてしまった。




★ ゆたか視点



私は学校を出て涙を流していた。


古狼くんの姿と声は完全に狼牙くんに似ていた。


私は涙を堪えて泣かないようにしていた。


だけど狼牙くんの死で私は前の自分と決別するために自分の性格を捨てた。


だけど捨てられないものが一つだけあった。


それは狼牙くんの遺品だ。


蒼竜やグングニール等の武器は捨てられずに私が持つ様になっていた。



「狼牙くんが生きていたらしょんぼりすんなって言うよね」


私はそう言って涙をハンカチで拭った。



続く

ポイントとコメントよろしく!次回は新キャラと不思議な場所を書き上げます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ