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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
新章 Gear wher
133/214

第1話 笑わない君

また1話から始まります!

★ 古狼視点



俺はベットから起き上がり能美さんを思い出していた。



あの悲し気な顔はまるで忘れたくない人を想っている顔だった。



「あの銃の形何か見覚えあるんだけどな」


そう言って俺は能美さんの持っていた狼の模様が描かれた銃を思い出していた。






ーー東城高校ーー



俺はゆっくりと歩きながらふと空を見ていた。


「古狼!おはよう」


俺に話し掛けてきたのは麻泉奈々だった。


「よう、どうしたんだ?」



俺は片手に本を持ちながら聞いた。



「能美さんの噂聞いた?」



そう麻泉は俺の目を見て聞いた。



「噂って?」


俺は片手に持っている本をカバンに戻した。



「能美さんて彼氏が居たみたいだよ」



そう麻泉は俺に言った。



「そりゃ居るだろあんなに可愛かったら」


そう言って俺は歩き出した。



「でも写真が写ってたのが少し変わってたかな?」



麻泉はそう言った。


「変わってるって?」


俺はそう麻泉に聞いた。



「写ってた写真の男の人何だか神山君に似てたんだ」



そう麻泉は言った。


「俺に?」


俺は両手をポケットに入れながら歩き出した。



ーー1年6組ーー



俺は教室で1時限目の準備をしていた。



「あっ!能美さんおはよう」


俺はそう能美さんに挨拶した。


「・・・・」


能美さんは何も言わずに席に座った。



俺は能美さんをじっと見た。




ーー?ーー



俺は目を開けると一人の男性が立っていた。


「よう、ここに来るのはお前が初めてだな」


一人の男は片手に刀を持ちながら俺を見た。



「あんたは?」


俺はそう言って男に近づいた。


「俺は神山狼牙だ」


俺と同じ苗字の男は片手の刀を俺に向けた。



「神山・・・・」


そう言って俺は男の姿を見た。


姿は俺に似ているが向こうは戦い慣れした感じだった。



「お前は?」


狼牙はそう俺を見て聞いた。


「俺は神山古狼だ」


俺は狼牙にそう自分の名前を言った。



「あんたは魔法を使えるか?」



狼牙は片手の刀を地面に置いて聞いた。


「魔法?使えるわけないだろ!アニメや漫画じゃないんだからよ!」



俺はそう狼牙に言った。


「お前はまだ気づいていないな」


そう言って狼牙は片手を前に出して俺に何かを託すようにしてその場から消えた。




「Fancy modeling(空想造形)お前なら使えるはずだ」



そう言って狼牙は光に包まれて消えた。



ーー現実ーー



俺は目を開けると教室で一人だけで居た。



俺は時計を見て隣の席を見た。



時間は17時45分で俺は片手にカバンを持って外に出た。




ーー夜の校舎ーー



俺は片手に木刀を持って校舎に侵入した俺は辺りを見た。


能美さんが来ていたら共に戦おうと決意した。



「そういえば能美さんどこに居るんだ?」


俺はそう言って辺りを見た。



すると上から何か気配を感じた。



俺は上を見ると大量の骸骨が俺をじっとこちらを見ていた。





俺は骸骨を見てビビりながらどうするか考えた。


敵の数は40体近くも居た。



俺は骸骨に背を向けて走り出した。




ーー屋上ーー



俺は息を切らせながら屋上で横になっていた。


「何だよあれ?」


そう言って俺は木刀を持ちながら言った。



「何をしているの?」


後ろから誰かの声が聞こえた。



俺は上を見ると純白のドレスの様な服を着た能美さんが宙に浮いていた。



「能美さん・・・・あの貴方の手助けがしたくて、貴方は俺が守ります!だから一緒に戦いましょう!」


俺はそう木刀を片手に持ちながら能美さんを見た。


「悪いけど私は、貴方と共に戦う気はないわ」


能美さんはそう言って地面に着地して屋上を後にした。



「どうしてそこまで一人で戦おうとするんですか!」


俺はそう能美さんに聞いた。


だが能美さんは何も言わずにその場から消えた。



ーー校舎ーー



俺は木刀を持ちながら辺りを見ていた。



窓を見ると自分の姿が鏡の様に写し出されていた。



「あの、男は何かを知っているんだよな」


俺は木刀を片手に持ちながらガラスに触れた。



その時後ろから何かが近づく音が聞こえた。


振り向くと骨で構成されたカニが出現した。



俺は木刀でカニに攻撃を仕掛けた。


しかしカニはハサミで木刀を挟み木刀をへし折った。



「っく!」


俺は両手を拳にしてカニの化け物に殴り掛かったがボディの強度はかなり高かった。


俺はどうするか頭で考えた。



「伏せて!」


いきなり後ろから声が聞こえた。


俺は頭を伏せた瞬間赤いレーザーがカニの化け物の体を貫いた。



その威力に俺はめちゃくちゃ驚いた。



「能美さん!今の能美さんがやったのか?」


俺は能美さんに近づいて話し掛けた。


「貴方は何を見ていたの?あの攻撃ができたのは私しかいないでしょ?」



能美さんはそう言って俺を見てかなり悲し気な顔をしていた。


「でも能美さんは最強だよね!この世界で一番強いと俺は思いますよ!」


俺は能美さんに言った。


「貴方は私が最強に見える?」


能美さんは片手の杖を持って言った。



「俺は普通の男子高校生であんまりステータスが出来てないから」


俺はそう能美さんに笑いながら言った。


「貴方は似てるけど違うわね・・・・貴方のその姿は彼に似てるわ」


能美さんはそう言って片手に写真を見ながら言った。



「誰の写真なんですか?」


俺は能美さんにそう聞いた。



「貴方が知る必要はないわ」


そう言って能美さんはそう言って歩き出した。



「!能美さん危ない!」


俺は走り出して能美さんを突き飛ばした。



ザシュ!


俺の片腕を何かが俺のかすった。


それは青い触手の様な物だった。


「何だ?今の?」


俺は暗闇から何かが近づいて来ていた。



それは水色のワンピースを着た桜色の髪の少女だった。



「君は一体?」


俺は少女をじっと見た。


「■■■■■■■■■■■■■■■■」


少女の口から発せられた声はかなり高い声で窓ガラスが何枚もヒビが入った。


「っぐ!」


俺は片手を前に出した瞬間頭にイメージした黒い刀が出現した。


ザシュッ!


俺は刀を持ちながらそれを持って少女の心臓の部分に刀の剣先で貫いた。


「人じゃないんだよな」


そう言って剣を抜いた瞬間少女の体は煙の様に消えていた。



「ヤバイ・・・・」


俺はそう言って地面に倒れた。



★ ゆたか視点



私はウルフセイクリッドを片手に持ちながら少女に魔力を注ぎ込み照準を少女に向けた。



だが神山くんは片手に黒い刀を造り出して少女の心臓を貫きその刀の形と魔法の能力が何か懐かしい物を感じた。



ドサッ


神山くんがいきなり倒れた。


「しっかりして!大丈夫?」


私は神山くんを揺すった。


だけど神山くんは全然起きなかった。


私は神山くんを担いで神山くんの家まで運んだ。




★ 古狼視点



俺は夢を見ていた。


片手に刀を持ちながら一人の少女の為に戦っていた。


「頼むゆたかを守ってやってくれ」


そう言って俺は俺自身に刀というバトンを渡した。




続く



ポイントとコメントよろしくお願いいたします。

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