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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
第8章 沈黙の少女編
127/214

第59話 覚醒する鬼神

久々に投稿しました!


楽しく書きましたよ!

狼牙とリーザとワルキューレは街で魔法力が一番強い場所に向かって歩いていた。



そして洞窟に到着した。


入口からは大量の魔力が流れていた。


「ここか」


狼牙はそう言って歩き出した。




ーーーーー



暗闇の中狼牙は片手から光を放ちながら前へ進んでいた。



ズルルルッ


何かが地面を這いずる音がした。


狼牙は片手に持っていた光竜を鞘から抜いた。




そこにいたのは体のでかいミミズの化物だった。


ミミズの化物は頭の部分から紫色の液体を吐き出した。


狼牙はそれを避けて光竜に魔力を注ぎ込んだ。


赤騎一閃(リボルバースラシュ)!」



狼牙の斬撃はミミズの化物の体を真っ二つにした。



ミミズの怪物は体から骸骨が出てきた。



「骨?」


狼牙はそう言って骸骨を片手に持った。


「たぶん襲われた人の残骸だよ」


そうリーザは言った。

「それじゃあ、俺達以外にもこの場所に来たのか?」


そう言って狼牙は辺りを見た。



「ええ、それも二人や三人じゃないみたいです」


ワルキューレは剣を片手に持ちながら言った。



「とりあえず先を急ごう」


そう言って狼牙は歩き出した。



ーーーーー



狼牙は流れ行く魔力を感じながら歩いていた。



そして1つの扉に辿り着いた。


「ここから巨大な魔力を感じる」


そう言って狼牙は片手を前に出して扉を開けた。




ーーーーー



狼牙はゆっくりと歩くとは花が大量に咲いている場所に辿り着いた。



「何だこれ?」


狼牙はそう言って辺りを見た。


「おやおや、まさか君達がこの場所に来るとはね」


声のする方を見ると紫色の武道着を着た男性が立っていた。



「あんたは?」


狼牙は片手に影竜を持ちながら聞いた。


「君は魔法が使えるみたいだね」



男はそう言って近づいてきた。


「狼牙!離れて!」


リーザはそう言ってライフルを男に向けた。



「おやおや、(リーザ)がここにいるとは」



男は片手を前に出して歩き出した。


「貴方に会うなんて思わなかったよ!ゴルドブレル!」


リーザはライフルをゴルドブレルに向けた。



「君の力でわたしを倒せると思っているのかな?」


ゴルドブレルは片手に長刀(なぎなた)を何処からか出現させた。



「さて、今の君はどこまで戦えるかな?」


ゴルドブレルは長刀を指で回しながら言った。



「貴方を倒して昔の私を取り戻す!」


ダァーン!


リーザはライフルをゴルドブレルに向けて発砲した。


「遅いな!」


ゴルドブレルは片手を前に出し弾丸を止めた。



「ふっ、弱くなったな。昔の君は強かったんだけどな」



ゴルドブレルは片手を少し動かした瞬間黒い波動がリーザに向かった。


「っぐ!」


リーザはそれを食らい屋敷の壁に直撃した。


「トドメといこうか?」


ゴルドブレルはゆっくりと歩きながら長刀に魔力を注ぎ込んだ。



終焉破壊(エンドオブバスター)


黒と紫の光が長刀に注ぎ込まれゴルドブレルはそれを振り下ろした瞬間強力な魔力波がリーザに向かった。


ガキィン!



リーザの前に誰かが立っていた。


それは神山狼牙だった。


「返すぜ!」


狼牙は奏炎剣にゴルドブレルの技を吸収して弾き返した。


「大丈夫か?リーザ?」


狼牙は奏炎剣を片手に持ちながらリーザに手を差し出した。


「う、うん」


「なら、よかった」


狼牙は奏炎剣と影竜を持ちながらゴルドブレルを見た。



「狼牙!」


ワルキューレは狼牙に近づいた。


「ワルキューレあいつは何者だ?」


狼牙は二つの武器を持ちながら聞いた。


「あいつはこの世界に4年前にやって来てカードを造り出した!そのカードは全ての人を呑み込み巨大な力を生み出そうとしている」


そうワルキューレは剣を片手に持ちながら言った。



「おやおや、まさか3対1で戦う気ですか?」


そうゴルドブレルは狼牙達に聞いた。


「なら、あんたも仲間を呼んだらどうだ?隠れてないで出てこいよ!気づいてるんだぜ!あんたらの殺気はすぐにわかる!」


狼牙は笑みを浮かべながら言った。


「あたしらに気づくとは前より強くなったみたいだな」



そう言って出てきたのはウィラーとリンナだった。


「よう、あんたらだな!ゆたかを拐ったのは!」


狼牙は両手の刀と短剣を持ちながら言った。


「ああっ、あの女か!あいつの力が必要だったからな!だから拐ったんだよ!」



ウィラーは不適な笑みを浮かべて言った。


「狼牙!ウィラーは僕がやるから!狼牙はゴルドブレルを頼むよ!」


リーザは狼牙にそう言った。


「ああ、今の俺は誰でも殺す覚悟はできてるぜ!」


狼牙は影竜と奏炎剣を融合した。


「造り出せ!我が刃!我は答えよう!覇王の道を進む剣!」


狼牙はそう言って二つの武具が一つになり刀が完成した。


「名前は妖刀秋雨(ようとうあきさめ)

狼牙は紅葉の色をした刀を掴みそう言った。


「これは面白くなりそうだね!」


ゴルドブレルはそう言って長刀を片手に狼牙を見た。



「お前等は残りを頼めるか?」


狼牙はワルキューレとリーザに聞いた。


「任せて!私は貴方の折れぬ剣になるから!」


「僕は大丈夫だから」


そう二人は親指をピンと立ててサムズアップポーズをした。



「任せたぜ!」


狼牙は両足に力を込めて走り出した。



「ウオオオオオ!」


狼牙は体を右に回転して攻撃を仕掛けた。


「ふむ、君は最強の力を持っているみたいだが私には勝てないよ!何故なら私は絶対防御の力があるのだから」


ゴルドブレルはそう言って長刀で狼牙に斬りかかった。


狼牙は秋雨で攻撃を防ぎ片手に剣聖結晶を取り出した。


「いくぜ!これが俺の全力だ!」


狼牙は剣聖結晶を発動してエンペラーゴッドに姿を変えた。



「なるほど、面白いな君は!」


ゴルドブレルは笑いながら狼牙の力を見た。



狼牙は剣聖結晶に触れて長刀を造り出した。


狼牙は片手に長刀を持ちゴルドブレルに攻撃を仕掛けた。


「ハッハハハ!面白いな君は!」


ゴルドブレルは笑いながら狼牙に長刀で応戦した。




狼牙は長刀に魔力を注ぎ込み力を最大にした。


「疾風の斬撃!」


狼牙の攻撃はゴルドブレルの長刀を破壊した。


「まだまだいくぜ!」


狼牙は剣聖結晶に触れてアブソリュートランチャーを取り出した。


そして4枚のアンデットモンスターのカードを近づけてエネルギーに変えた。


「アブソリュートフィニッシャー!」


狼牙はアブソリュートランチャーのトリガーを引いて強力なエネルギー波をゴルドブレルに放った。



エネルギー波はゴルドブレルに向かった。


だがゴルドブレルは片手を前に出して攻撃を防いだ。


「君は私がただの魔法使いと思っているのかな?」


そう言ってゴルドブレルは体から黒い光を放ちながら歩き出した。



狼牙は片手にエクスカリバーを取り出した。


「うらぁ!」


狼牙はエクスカリバーで攻撃を仕掛けた。


しかしゴルドブレルの体にエクスカリバーの一撃が入ったのにゴルドブレルはニヤリと笑いながら狼牙の持つエクスカリバーを片手で破壊した。



「君は私を本気で怒らせてしまった」


そう言って黒い光を放ちながらゴルドブレルは体がいきなり黒く染まりそして歩き出した。



狼牙は剣聖結晶に触れて刀を取り出した。


「ウオオオオオ!」


狼牙は会心の一撃をゴルドブレルに斬りかかった。



しかし刀はゴルドブレルに届く前に錆びになった。


「この姿はあらゆるもの腐敗させる事ができる。いくら君があらゆる力を使おうとしても君では勝てない」


そう言ってゴルドブレルは片手を前に出して紫色のエネルギー波を放った。


狼牙は横にジャンプしてそれを避けた。



「っち!どうすればあいつを倒せるんだ!」


狼牙はそう言ってファイティングポーズをして考えた。



「ゆたかが居てくれれば・・・・」


狼牙はそう言って片手を見た。


自分の絶望を打破できる方法を今思い付いた。


「一か八か試してみるか!」


狼牙は剣聖結晶に触れて1200本近くの剣を造り出した。





「何をする気だい?」


ゴルドブレルはそう狼牙に聞いた。


「あんたに当たらなくてもこれだけの数なら一発は食らうだろ!」


狼牙は片手を前に出して手を拳にして剣を一斉発射した。


剣の多くはゴルドブレルに直撃する前に腐敗して消えていった。


狼牙は構わず剣を発射し続けた。


そして全ての剣を放ち終えて狼牙は目を閉じた。


狼牙はニヤリと笑い背中にウロボロスの翼を生やして空を飛んだ。



「敗けを認めたのかな?」


そうゴルドブレルは狼牙に聞いた。


「ああ、あんたの敗けだよ!ゴルドブレル!」


狼牙は剣聖結晶を外して異次元ポケットからジャスティスバレットと蒼竜を取り出した。



そして二つの力を一つに融合した。


「愛するものを守りし力よ我の魂の刃と一つになり生まれ変われ!使用者神山狼牙がその名を叫ぶ!装甲龍(アームドドラゴン)!!」


狼牙はそう言って斧を片手に持ちながらそれを振り回した。



「それで何ができるんだい?」


そうゴルドブレルは狼牙に聞いた。


「あんたに見せてやるぜこの力を!」


狼牙は装甲龍の形状をアックスからロッドに変えた。


狼牙は装甲龍に魔力を注ぎ込んだ。


その瞬間大気中の魔力と狼牙が使用した魔力が狼牙の体に集まった。


「何だ!この力は!」


ゴルドブレルはそう狼牙の力に驚いていた。



「これで最後だ!星屑破壊(スターダストブレイカー)!!」


狼牙は装甲龍を降り下ろした瞬間巨大な魔力砲がゴルドブレルに直撃した。




ーーーーー



ゆたかは黒いドレスを着て外を見ていた。


「狼牙くん・・・・」


ゆたかは狼牙の名前を呼んでいた。




ーーーーー



狼牙は地面に着地してゴルドブレルを見た。


「ハァハァ!」


狼牙はフルパワーを使いゴルドブレルが倒したと確信していた。


だが。


「ハッハハハ!面白いね!君!」


ゴルドブレルはそう言って歩き出した。


狼牙は魔力を使い果たしてもう戦えない状況だった。



「死ぬといいよ」


ゴルドブレルは片手を前に出した。


紫色のエネルギー波は狼牙に向かった。


狼牙は『もう俺は死ぬんだ』と考えた。


その時一枚のカードが狼牙の前に出てエネルギー波を破壊した。


そのカードは狼牙がこの世界に来る前に手に入れたカードだった。



「力を貸してくれるのか?」


狼牙はカードに聞いた。


そしてカードは狼牙の体内に入り魔力がフルに回復した。



「力を借りるぜ!」


狼牙はそう言って装甲龍を前に出してカードを発動した。


カードから紅い鬼が出現した。



鬼は狼牙の隣に立ち狼牙と一つになった。


狼牙の体は鬼の鎧を装備して片手には紅い刀を装備した。



その刀からは凄まじい力が出ていた。


鬼神鎧(きしんアームド)か」


そう言って狼牙はゴルドブレルを見た。




ーーーーー



「あれが全ての根元だな」


フードを被った男は片手に銃を持ちながら言った。



「ああ、どうにかしないとな」


もう一人の男は片手を握りながら言った。



ーーーーー



「また、戦いが始まってしまったのね」


牢獄で足と腕を鎖で囚われた女性は揺れる大地を感じながら言った。




ーーーーー



真城は外の景色を見ながら何が起きているか見ていた。


「誰かがゴルドブレルと戦っている。勝てるわけないのに」



彼女はそう言って下を見ていた。


続く

コメントとポイントよろしくお願いいたします!

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