第58話 戦乙女と狼の牙
お待たせしました!
狼牙は夢の中ゆたかと話をしていた。
「ゆたか?」
狼牙はゆたかに近づいた。
だがゆたかの目は黒に染まり狼牙の首を掴んだ。
「ゆたか?」
狼牙はゆたかの名を言い続けた。
だがゆたかはなにも言わずに狼牙を殺そうとした。
だが狼牙は目が覚めると知らない場所で眠っていた。
そしてふと思い出した。
別世界の中学校で眠っていたことに。
「ふぁああああ!」
狼牙はあくびをしながら外に出た。
ーーーーー
狼牙は影龍と光龍を両手に持ちながら鍛練をしていた。
狼牙は異次元ポケットからグングニールと蒼竜を取り出した。
二つとも完全に直っておりいつでも使える状態だ。
「助けに行かないとな」
狼牙は片手に影竜を持ちながら言った。
「やめた方がいいよ」
そう言ったのはワルキューレだった。
「何でだよ」
狼牙はワルキューレに聞いた。
「今の君だと負けるよ」
そうワルキューレは狼牙に言った。
「俺は助けたいんだ!あいつを!」
そう狼牙は片手を強く握りながら言った。
「貴方は誰かの泣く顔は見たくないだから戦うの?」
そうワルキューレは狼牙に聞いた。
「ああ、誰かを助けられるなら俺は闇にも落ちよう!」
狼牙は片手に影竜を持ちながら言った。
「貴方の強さがどれ程か試してあげる」
そう言ってワルキューレは片手に剣を持って狼牙に攻撃を仕掛けた。
ガキィン!
狼牙は影竜で攻撃を防いだ。
「やるなら、本気でやるぜ」
「貴方の力では奴等には勝てないことを解らせてあげる」
狼牙はワルキューレを睨みワルキューレは狼牙の強さでは勝てないと言った。
だが狼牙はそれでも絶対に諦めない目をしてワルキューレに攻撃を仕掛けた。
「貴方の力はそれが限界なのよ」
「なら、全力でいくぜ!」
狼牙もう片手にグングニールを取り出した。
「確かに魔力は私をも上回ってる、でもそれだけじゃあ誰も倒せない」
ワルキューレはそう言って片手にカードを持っていた。
「その血は炎となりそ剣は我が力になる!炎の魔人イフリート!!」
体から炎を出しながらワルキューレは片手に大剣を持ちそれを振り降ろした。
狼牙は左にジャンプしてその攻撃を避けた。
グングニールに水の魔法を注ぎ込み水の斬撃を放った。
しかしイフリートの力でパワーアップしたワルキューレにはその攻撃は無力だった。
「なら、本気で相手しやるぜ!」
狼牙は体を光らせてゴットエンペラーにスタイルを変えた。
「いくぜ!」
狼牙は蒼竜と影竜を両手に持ち攻撃を繰り出した。
「っく!」
ワルキューレは片手の剣で攻撃を防ぎながら狼牙の繰り出す攻撃をどうするか考えていた。
「来やがれ!我が魂の刃!装甲の聖剣!!!!!!!!」
狼牙は剣聖結晶から紅い聖剣を造り出した。
「うおおおお!」
狼牙は装甲の聖剣を片手に持ちながらワルキューレに攻撃を仕掛けた。
「っぐ!」
ワルキューレは剣で攻撃を防いだが力に対抗するために自分のカードの力を最大にした。
「ヴォルカニックスラッシャー!」
ワルキューレは剣に力を込めて放った。
狼牙は片手に力を込めて斬撃を防ごうとした。
しかしあまりの力に狼牙は吹き飛んだ。
「っぐ!」
狼牙は片手に二つの刀を造り出してワルキューレにスピード重視の攻撃を仕掛けた。
ガキィン!
狼牙の剣技はあっさりと受け止められた。
「っち!」
狼牙は片手を赤く燃え上がらせて全力の右ストレートを打ち込んだ。
「力が足りないなら足すだけだ!」
狼牙はそう言って体のあらゆる力を最大にまで引き出した。
そして体から限界を超えた力を片腕に集めた。
片腕を前に出して剣を造り出した。
「万物を越える力よ!新たな疾風を切り裂き我が力になれ!ソニックセイバー!」
狼牙の片手に真っ直ぐな緑色の剣が造り出された。
狼牙はそれを掴み走り出した。
「ウオオオオ!」
狼牙はソニックセイバーを片手に持ちながら音速を超える速さでワルキューレを苦しめた。
「こいつで決める!」
狼牙は片手に黒い虎の描かれた刀を造り出した。
「黒虎影!」
狼牙は片手に黒虎を持ちもう片手にソニックセイバーを持ち体を横に回転して強力な無重力空間を作り出した。
「鬼神!」
そう狼牙は二つの剣を立てに振り下ろした瞬間強力なエネルギーの斬撃がワルキューレに直撃した。
「っぐ!」
ワルキューレは片手で攻撃を防ごうとしたが狼牙の力はワルキューレの想像をはるかに超えていた。
「お前の負けだ!」
狼牙は黒虎影を持ちながら言った。
「貴方はそんなに大切を助けたいの?」
ワルキューレは狼牙に聞いた。
「ああ、あいつが居たから今の俺がいるんだ」
そう言って狼牙は剣聖結晶を外した。
「貴方が戦っても負けるだけだよ。それでもまだ貴方は大切を助けたいの?」
「俺は戦う!またあいつを一人にさせないために!」
狼牙は真っ直ぐな目をして言った。
「なら、手伝うよ!私が貴方の決して折れない刃になってあげる」
ワルキューレは片手に剣を持ちながら言った。
「ああ、頼んだぜ!」
狼牙は両手をポケットに入れて言った。
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狼牙は片手に影竜と光竜を持ちながらゆたかが囚われている場所に向かおうとしていた。
「一人で行く気?」
リーザは片手にライフルを持ちながら狼牙に聞いた。
「何だ?俺に何かようか?」
狼牙はリーザを見た。
「一人で行くより三人で行った方がいいと思うよ」
ワルキューレは狼牙に笑顔で言った。
「力を貸してくれるのか?」
そう狼牙は二人に聞いた。
「うん、親友のためなら」
「僕は奪われたもの取り戻すために」
ワルキューレは片手に剣を持って狼牙の肩を叩いてリーザはライフルを背中に持ちながら言った。
「なら、行くか!俺達はチームだ!今こそ奪われたもの取り戻すために! 」
狼牙達は歩き出した奪われたもの取り戻すために。
続く
次は派手にいきますよ!
ポイントよろしくお願いいたします!