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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
第8章 沈黙の少女編
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第57話 射撃の少女

今日からゲームのイベントが始まるから小説が書けません!

「危ないな!」


後ろに立っていたのはライフルを持っている少女だった。


「何者だ」


狼牙はそう少女に聞いた。



少女はライフルを片手に持ちながら狼牙を見た。



「見慣れない顔だね」


少女はそう言って狼牙を見た。


「ああ、ちょっとな」



狼牙は少女をじっと見た。


少女の見た目は青い髪のストレートヘアーの軍隊みたいな服装の少女だった。


「僕は、リーザよろしくね」


リーザは狼牙に自己紹介をした。


「俺は神山狼牙だ」


狼牙は自分の名前を言って巨大なカマキリを見ていた。



カマキリは体から一枚のカードが出てきた。


カードに触れた狼牙は頭に奇妙なビジョンが流れた。


黒い霧を放ちながら一人の人間が片手に黒い炎の剣を持ちながら全てを破壊していた。



その姿はまるで黒い騎士だった。



「何だ?今の?」


狼牙はそう言った。



「ねぇ、狼牙はこの街の住人?」


そうリーザは狼牙に聞いた。


「いや、別の世界から来たから違うかな」


狼牙は辺りを見ながら言った。


「ふーん、狼牙はこの世界に来たのは何か目的でもあるの?」


リーザは狼牙にそう聞いた。



「ああ、大切な人を助けに来たんだ」



「大切な人ってどんな人なの?」



リーザはそう狼牙に聞いた。


「優しいやつだよ、俺の隣でいつも笑っていてくれた」




狼牙はそう言って少し悲しそうな顔をしていた。



「なら、見つけに行かないとね」


リーザはそう笑顔で言った。



「ああ、あいつを探さないと」


狼牙はそう言って片手に影龍を持ちながら歩いていた。




ーーーーー



狼牙は街を歩いて気づいた。



人が誰も居ないことに。



「なぁ、この街には人は居ないのか?」


狼牙はそうリーザに聞いた。


「うん、居ないよ数日前に人々が闇の前に消えたんだ」


リーザは片手にライフルを持ちながら言った。



「すまない、悪いことを聞いて」


狼牙はそう謝った。


「ううん、気にしないで私はこの街には思い出がないから」


リーザはそう言って空を見ていた。


「ねぇ、狼牙は武器は刀しか使わないの?」


リーザは狼牙にそう聞いた。



「いや、戦いにもよるがな」



狼牙は片手に持つ影龍を見ながら言った。




ーーーーー



狼牙とリーザは中学校の校舎に入り辺りを見ていた。



「気配はあまり感じないな」


そう狼牙は言った。


「ん?」


リーザは後ろを振り向くと牛の頭に人の体をして銀色のボディの怪物が出現した。



「ぐるルルルル」


怪物は片手の斧で攻撃を仕掛けた。


狼牙は片手の影龍で攻撃を防いだ。


「っぐ!」


狼牙は力の半分を使いながら牛の化け物の斧を弾いた。



「終わらせるぜ!」


狼牙は片手の影龍に魔力を注ぎ込んだ。


「クリムゾンストライク!!」


狼牙は影龍に赤い光を放ちながらそれを振り下ろした瞬間光の線が牛の化け物に直撃した。



光の線は牛の化け物を絡み付き動きを封じた。


「クリムゾンストライクV2!」


狼牙は二発目の赤い光を牛の化け物に放ちそのまま斬り続けた。


「終わりだ!」


そう言って狼牙は影龍を鞘に戻した。


「す、すごい!」


リーザはそう狼牙に言った。



「相手が弱すぎなんだよ」



狼牙はそう影龍を片手に持ちながら言った。


「ねぇ、狼牙何か気配を感じない?」


リーザはそう狼牙に聞いた。

「ああ、外から感じるな」


狼牙はそう言って光龍を異次元ポケットから取り出した。



「あれって!」


狼牙は外を見るとカマキリの頭に体は蛇の化け物が2体立っていた。



「っち!やるしかないな」


狼牙はそう言って窓から出た。


「ゲゲルルルルル!」


怪物二体は体をくねくね動かしながらグランドを進んでいた。


「いくぜ!」


狼牙はそうリーザに言った。


「うん!背中は任せたよ!」


そうリーザは言った。



「うらぁ!」


狼牙は影龍と光龍で攻撃を繰り出しながらスネークマンティスにダメージを与えた。


「決めてやるぜ!」


狼牙は体に影龍と光龍を近づけて両腕のアーマーにした。


「炎の閃光EX!」


体から赤く燃え上がる炎が狼牙の腕に集まりそれを狼牙は走り出して音速を越える速度でスネークマンティスのボディと頭を破壊した。



スネークマンティスの頭とボディは跡形もなく崩れ落ち灰になった。


「中々やるね、狼牙」


リーザはそう狼牙に言った。


「ああ、こんな雑魚なら誰でも倒せる」


狼牙はそう言って二つの武器を異次元ポケットに戻した。


「とりあえずこの街の事を話してくれないかそこに隠れてるやつ」


狼牙はそう校門に隠れている人間に言った。


「バレてたか」


そう言って出てきたのは赤い髪の少女だった。


「お前、俺がこの場所に来る前から追い掛けて来ただろ」


狼牙はそう言った。



「中々観察感があるね、私の名を教えてもいいかもね 」


そう少女は少し笑顔で言った。



「私はワルキューレよろしくね」


ワルキューレは片手に剣を持ちながら言った


「神山狼牙だ!」


狼牙はそうワルキューレに言った。


「私はリーザよろしく」


リーザは頭を下げた。




ーーーーー



「へぇー別の世界から来たの?」


そうワルキューレは狼牙に言った。


「ああ、大切な人を助けるためにな」



「それより、君はこの街の中心を見た?」


ワルキューレはそう狼牙に聞いた。


「何の話しだ?」


狼牙はそうワルキューレに聞いた。


「この街の中心には強大な魔力の穴が有ってそこに普通の人が入ればたちまち体が爆散しちゃうんだ」


そうワルキューレは言った。



「なるほど、それで街には誰も居ないのか」


そう言って狼牙はその場所が怪しいと考えていた。



「ええっ、今世界の人工は19万人しか居ないわ」


そうワルキューレは言った。


「待てよ!確か世界の人工は30億以上じゃないのか?」


狼牙はそうワルキューレに聞いた。


「7年前のある研究機関が神の力を秘めたカードを開発したんだけどそれが暴走して人工の8割ぐらいを吸収してしまったみたいなの」


ワルキューレはそう言った。


「まさか、あいつらが使ってた神のカードって人間の力を集めて出来た物なのか?」


狼牙はそうワルキューレに聞いた。


「ええ、でも神のカードが出来た時に事故が発生したの」



ワルキューレはそう真面目な顔で言った。



「事故って?」


狼牙はワルキューレに聞いた。


「一人の少女が誕生してその子の中に眠る力を使わないと神のカードの100%の力が発揮できないの」



ワルキューレはそう言った。



「なるほど、だから真城を奪いに来たのか」


狼牙はそう言った。


「それから神のカードを使うには銃使い純白の魔法使いの力も必要なの」


ワルキューレはそう言って片手に1枚の絵を見せた。


それは純白のドレスを着た愛するゆたかの姿が写っていた。



「その子が居ないと神のカードは本来の力が使えないの」


そうワルキューレは言った。


「ゆたかが必要だからゆたかも手に入れる必要があったのか!」


狼牙は片手を強く握りゆたかを思い出していた。


「絶対に助けてやるからな」


そう言って狼牙は目を閉じた。



「あまり無茶をしてはダメですよ」


そうワルキューレは言った。


「そうだよ、悲しむよ皆」


そうリーザは言った。



「ああ、そうだな」


そう言って狼牙は空を見ていた。


空は星空がキラキラと輝いていた。


「待ってろよゆたか」


そう言って狼牙は片手を拳にして言った。




ーーーーー



「狼牙くん」


ゆたかは両手に嵌められている手錠を見ながら狼牙の名前を言った。


「っけ!愛する男の名前を言ってもあいつは助けに来ないぜ」


そうウィーラは言った。


「私は信じてる、狼牙くんは必ず助けに来てくれる!」


ゆたかは涙を流しながら言った。


「っけ!諦めが悪すぎるぜ!」



そう言ってウィーラは扉を閉めた。


ゆたかは目を閉じて思い出していた。


狼牙と共に過ごした日々を。


「待ってるからね・・・・狼牙くん」


ゆたかはそう言って心から狼牙の事を祈っていた。




続く

今回は少し暗いな!


ポイントよろしくお願いいたします!

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