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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
第1章 アンデットモンスター
12/214

第7話 夏休みの前日

お待たせしました。

-狼牙-



俺は学校の屋上で昼寝をしていた。


夏になると風は心地良い。



〜夢の中〜



?「目ざめて…。」


そう言ったのは小さな女の子の声だった。


狼牙「君は誰だ?」

俺は目を閉じたまま聞いた。


?「私は、貴方の倉の中に眠る物です。」


そう女の子は言って消えた。




〜現実〜



俺は目を開けると近くに能美が座っていた。

ゆたか「目が覚めた?」

そう能美は言った。

狼牙「ああ。俺何時間ぐらい寝てたんだ?」


俺はそう能美に聞いた。

ゆたか「う〜ん。10分ぐらいかな。」


そう能美は言った。

狼牙「そうか、うし!そろそろ教室に行くか。」

俺はそう言って能美と一緒に教室に向かった。

ゆたか「うん。」

能美はそう頷いた。



〜2年A組〜



俺は自分の席で空を眺めていた。


鉄粋「よう。狼牙!」

前の席から鉄粋が話し掛けて来た。


狼牙「よう。どうした?」


俺はそう鉄粋に聞いた。

鉄粋「ああ。明日には夏休みだが知り合いのおばちゃんからプールの招待券を五枚貰った。だから能美とお前と俺とエヴィと六月を誘って行かないか?」


そう鉄粋は言った。

狼牙「そうだな。明日の昼にでも集合しようぜ。」

そう俺は言った。

ゆたか「なんの話?」

そう能美は俺達に聞いてきた。


狼牙「ああ。明日にプールに行こうと思うんだが行かないか?」


そう俺は能美に聞いた。

ゆたか「いいね。明日なら私も行けるよ。」


そう能美は言った。

エヴィ「ほ〜。プールか。」

そうエヴィは言った。

狼牙「ああ。お前も行くだろ?」


そう俺はエヴィに聞いた。

エヴィ「ふむ。明日は暇だったしな。いいだろ。」

そうエヴィは言った。

六月「マスターが行くのでしたら私も…。」

そう六月は言った。


狼牙「なら、明日の昼にレジャープールに集合な。」

そう俺は4人に言った。

鉄粋「ああ。」

鉄粋は頷いた。


ゆたか「うん。」

能美は笑顔で頷いた。

エヴィ「いいだろ。」

エヴィは腕を組みながらそう言った。


六月「了解です。」

そう六月も言った。


俺達は明日の夏休みに皆でプールに行くのを考えていた。



〜四時間目〜



俺は空を見ながら考え事をしていた。



狼牙「あの夢は何だったんだろう?」


俺はそう言った。

ゆたか「ねぇ、狼牙君。」

能美が俺に話し掛けて来た。


狼牙「ん?何だ?」

俺は能美の方を向いた。ゆたか「今日宮沢くんちに行ってもいい?」


そう能美は言った。


狼牙「ああ。別に構わないぜ。今日は昼までだし。」

俺はそう言った。

ゆたか「よかった。」

そう能美は言って授業の準備をしていた。



〜放課後〜



俺はカバンを片手に持ちながら帰る用意をしていた。

ゆたか「あ!神山くん待ってよ。」


そう能美は言った。

狼牙「おう。」

俺はそう言って能美をじっと見ていた。


能美はカバンを両手に持って教室を出た。



〜駄菓子屋〜



俺は能美と一緒に駄菓子屋でポンジュースを奢ってやった。


狼牙「家まであと二百mだな。」


俺はそう言ってポンジュースを飲みながら家まで能美と一緒に歩いた。



〜狼牙の家〜



俺は家に到着すると能美は緊張しながら家の門を通った。


ゆたか「おじゃまします。」


そう能美は言った。

狼牙「いらっしゃい。」

俺はそう言って鍵でドアを開けた。




-ゆたか-



私は神山くんの家に入ると神山くんの両親の写真が仏壇に置いてあった。

神山くんはお母さん似何だなと私はそう思った。

私は仏壇の近くに座って手を合わせてこう言った。

ゆたか「いつも神山くん、いえ狼牙君にはお世話になってます。」


そう私は神山くんのお父さんとお母さんの写真にそう言った。


狼牙「何やってんだ?」

神山くんはシャイニングザンバーを片手に持ちながらそう聞いてきた。

ゆたか「あ!もしかしてイケなかった?」

そう私は神山くんに聞いた。


狼牙「いや、お前ってやっぱ優しいなって思ってよ。」


そう神山くんは言った。

ゆたか「あ!ねぇ、神山くん。この後どうするの?」

私は神山くんに聞いた。


狼牙「ん?ああ。倉の掃除でもしようと思ってよ。」

そう神山くんは言った。




〜倉〜



神山くんは倉の鍵を持って倉の南京錠を開けた。

中を見ると見たこともない物がたくさん置いてあった。


すると上から何か落ちてきた。


それは木の箱が降ってきた。


木の箱にはお札の様な物が貼っていた。


私はそれを拾うとした。

狼牙「あ!能美!それ呪いが込められてるから触らないほうがいいぜ。」


そう神山くんは言った。

ゆたか「えっ!」

私はすごく怖かった。


狼牙「ん?」

神山くんは長い棒の様な物を持っていた。

ゆたか「何それ?」

私は神山くんに聞いた。

狼牙「ああ、俺の先祖が昔使って槍に近い武器で名前は確か氷結の破壊龍グングニールだったかな?」

そう言って神山くんはそれを地面に置いた。


私はそれをじっと見て触った。


するといきなり頭の中から見たこともないビジョンが流れてきた。


そのビジョンは私が真っ白なドレスに包まれて右手に白い杖で神山くんに氷の針で神山くんの体を串刺しにしていた。


私はそれを見てグングニールから手を離した。

私は少し怖くなった。

あれがもしも未来のビジョンなら神山くんは私のせいで死ぬんじゃないかな。

そう私は思っていた。

狼牙「あ!能美言い忘れてた。グングニールはそいつの大切にしている人の未来が見れるらしいが気にすんなよ。」


そう神山くんは言った。

でも私の大切な人がどうして神山くんなんだろう。

でもいつも一緒に居るし友達以上だもんね。

私はそう思いながら神山くんの背中を見ていた。



-狼牙-



俺はシャイニングザンバーを片手に持ちながらグングニールを背中に背負っていた。


ゆたか「神山くん。それ持ってきてよかったの?」

そう能美は聞いた。

狼牙「ああ、一応俺がどこまで使えるか試したいしな。」


俺はそう言って学校に無断で入った。



〜学校のグランド〜



俺は周りを見た。

するとグランドの真ん中から何かが出現した。

狼牙「何だありゃ?」

俺はシャイニングザンバーを片手に持ちながら言った。


エヴィ「あれは、アリ地獄とムカデが融合した姿つまりサウンドボディのカードだな。」


そうエヴィは言った。

狼牙「エヴィ!それに六月と鉄粋も来てたのか。」

そう俺は聞いた。

鉄粋「ああ、俺は強くありたいからな。」

そう鉄粋は言ってカンフーのポーズをしていた。

六月「私はマスターのメイドですから…。」

そう六月は言ってガトリングでアリ地獄の化け物に攻撃を仕掛けた。


鉄粋は片手の拳に気力で強力な一撃でアゴを破壊した。


俺はグングニールに雷属性の魔法を使用した。

狼牙「サンダースラッシュ!」



俺はそう言って尻尾の部分を破壊した。


するとアリ地獄は口から砂のブレスを放った。

俺は片手に光属性の光弾を放った。


狼牙「喰らいやがれ!ディバインドバスター!!」

光弾はブレスを打ち消してそのまま光の鎖がアリ地獄の化け物に巻き付いた。

狼牙「能美!ギーロストに貰った黄色い石を虎龍砲に近づけてみろ!」

俺はそう能美に言った。

ゆたか「うん!」

能美の虎龍砲は形がボウガンからグレネードランチャーの形に変わった。

ゆたか「スキャンカード!ポイズンフレア!」

そう言って毒のランチャーの弾をアリ地獄の化け物に向けて放った。


ドゥン。

するとアリ地獄のボディは半分以上が溶けた。

狼牙「こいつでトドメだ!!」


俺はシャイニングザンバーに光魔法を注ぎ込んだ。

シャイニングザンバーは大剣から双剣に変わった。

狼牙「終わりだ!!シャイニングエンドストリーム!!」

俺はアリ地獄の真下から高速で敵の体を斬り続けた。

俺はシャイニングザンバーを鞘に戻した。


するとアリ地獄の化け物は光になって消滅した。

俺はカードを拾ってそれをカードケースに入れた。

ゆたか「ふう。」

能美はそう言って安心していた。


狼牙「そろそろ帰るか。」

俺はそう言った。

エヴィ「そうだな。」

そうエヴィは言った。

鉄粋「お〜い。明日のプール忘れんなよ。」


そう鉄粋は俺達に言った。

狼牙「ああ、解ってるよ。」

そう俺は言って能美をバイクに乗せて家まで送った。



次の話しはプールですよ。

女の子達の水着が頭に浮かびますね。

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