第48話 死神VS悪魔
意外と見る人が多い事に驚いています!
狼牙は片手にグングニールを持ちながら訓練をしていた。
自分の能力を制御するための訓練だ。
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相川真由は片手にボーガンを持っていた。
そしてそれに一枚のカードを近づけた。
その瞬間巨大な竜巻が舞い起きた。
そして竜巻が晴れた瞬間真由は片手に剣を持っていた。
その剣は黒と蒼の色で剣先から銀色の煙を放っていた。
そしてそれを立てに振り下ろした瞬間雲が消滅した。
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そして大会二日前。
狼牙とゆたかは鉄粋からジュースの買い物を頼まれたのでそれの買い出しに向かっていた。
「狼牙くん、次の試合の相手誰か気になるね」
そうゆたかは狼牙に言った。
「まぁ、次で準々決勝の相手が決まるしな」
そう狼牙は言った。
この戦いで戦った生徒は1590人。
残った生徒は八人だった。
狼牙とゆたかはそれに残っているがその戦いで傷ついた仲間が多くいた。
そして狼牙とゆたかの対戦相手は明日決まるかもしれない。
だがゆたかの相手がソウルになればゆたかが負けるのは目に見えている。
そう考えながら狼牙はゆたかを心配していた。
「ねぇ、狼牙くん明日の試合は相川さんが勝つといいね」
そうゆたかは狼牙に言った。
「ああ、そうだな」
狼牙は空を見ながら言った。
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そして狼牙とゆたかは鉄粋に頼まれた麦茶を鉄粋に渡して自分の部屋に戻った。
「明日はどうするかな」
そう言って狼牙は本を読んでいた。
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狼牙とゆたかは学食で飯を食べていた。
「狼牙くん、よく食べるね」
ゆたかはそう狼牙に言った。
「ああ、魔力のほとんどは体力で消えるからな」
そう言って狼牙は天丼をガツガツ食べながら言った。
「あっ!能美さん神山くんこんばんは」
そう言ったのは相川真由だった。
「よう」
そう言って狼牙は空になったどんぶり茶碗を置いてラーメンを食べ始めた。
「明日は私の真の力を見せてあげるね」
そう言って真由はトレーを持って別の場所で食べていた。
狼牙とゆたかはその言葉に少し気になっていた。
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狼牙はゆたかとトランプをしていた。
「ねぇ狼牙くん」
ゆたかは狼牙に話しかけてきた。
「ん?」
狼牙はゆたかの方を見た。
「相川さんの言葉少し気になるね」
そうゆたかは狼牙に言った。
「ああ、だが嫌な予感がするな」
そう言って狼牙は封印していた禁断結晶とアンデットカードを見ていた。
「ヤバイ力に目覚めてないといいな」
そう言って狼牙はトランプを戻して言った。
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ハウザーは片手にクワガタの形をした物をバーストガンナーに差し込んだ。
[バースト!スタッグ!]
ハウザーはバーストガンナーの形状はギラファノコギリクワガタの角の形になっていた。
「どうですか?ハウザー新装備の具合は?」
そうライグはハウザーに聞いた。
「ああ、悪くない」
そう言ってハウザーはスタッグガンナーを振り回しながら言った。
「それより明日の試合は必ず勝てよ!」
そうソウルは大声でハウザーに言った。
「ああ、負けはしない」
そう言ってハウザーはクワガタの形をした物を外して言った。
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狼牙とゆたかはコーラを飲みながら真由の試合を待っていた。
「え~!今から相川真由選手対死神の異名を持つハウザー選手の戦いが始まります!」
そう司会の人は皆に笑顔で言った。
そして赤い入り口から相川真由が出てきた。
「おおっと!相川真由選手の武器はボーガンですかね?」
そう司会の人は相川真由の武器を見ながら言った。
そして青い入り口から出てきたのはハウザーだった。
ハウザーはバーストガンナーを片手に持ちながら狼牙を見た。
ハウザーの目には狼牙しか見えていない様だった。
そしてリングに立ち二人の戦いが始まった。
ハウザーはバーストガンナーの照準を真由に向けた。
そして真由もボーガンをハウザーに向けた。
そして二人は同時に弾丸と矢を放った。
二つの弾丸と矢はぶつかり破壊された。
二人は無傷のまま攻撃を繰り出した。
「お前の戦い型では俺は倒せん!」
そう言ってハウザーはポケットからイカの形をした物をバーストガンナーに差し込んだ。
[バースト!クラーケン!]
そして腕からイカの足が大量に生えた。
そしてそれを振り回しながら真由に攻撃を仕掛けた。
真由はそれを全て避けてポケットからカードを取り出した。
それはかつて神山狼牙と仲間達で封印したアンデットモンスターのカードだった。
狼牙はそれを見て嫌な予感が的中した。
「相川よせ!それを使うな!」
そう狼牙は大声で言った。
しかしその声は真由には届かなかった。
「見せてあげるよ!私の力を!」
そう言って真由はカードをボーガンに近づけた。
そして巨大な竜巻が起きた瞬間ボーガンは剣に形が変わっていた。
「さぁ、始めようよ!貴方の地獄の道を!」
そう言って真由は剣で攻撃を仕掛けた。
ハウザーはイカの形の物を外してクワガタの形をした物に武器を変えた。
[バースト!スタッグ!]
そしてハウザーは片腕がギラファノコギリクワガタの角に変わった。
真由は剣で攻撃を繰り出した。
ハウザーはバーストガンナーで攻撃を仕掛けながら真由が弱るのを待っていた。
真由は剣で弾丸を斬って防いでいた。
「お前程の相手なら俺も少しは本気を出そう」
そう言ってハウザーはポケットから黒く光輝くワイバーンの形の物をバーストガンナーの銃口に近づけて押した。
[バースト!ワイバーン!]
そうバーストガンナーから電子音がした瞬間ハウザーは背中にギザギザな龍の翼が生えて片手に巨大な鎌を持っていた。
そして鎌を片手に持ちながら真由に攻撃を仕掛けた。
ガキィン
真由は負けじと剣で攻撃を防いだ。
しかしハウザーのパワーは真由をも上回っていた。
「貴様は負ける、諦めろ」
そうハウザーは鎌に力を入れながら言った。
「私は諦めない!」
そう言って真由は全力で剣に力を入れた。
剣は真由に答えるみたいに銀色の光を輝かせて剣の形がギザギザな剣が二本出てきた。
それを掴んで真由はハウザーに攻撃を仕掛けた。
ハウザーは余裕な顔をしていた。
「俺は戦いで誰も死んでほしくない!だがその力は危険だ」
そう言ってハウザーは目を鋭くして鎌に何か黒い霧を出しながらハウザーは地面に鎌を突き刺したその瞬間黒いワイバーンが出現した。
ワイバーンは口から青白いビームを真由に向けて放った。
真由は二本の剣で攻撃を防いだ。
しかし真由の力でどうにかできるほどこの男の強さは桁違いだった。
真由の武器の剣は音もなく砕け散った。
そしてワイバーンの砲口は真由に直撃して真由は場外にぶっ飛んだ。
狼牙は走り出して真由を上手くキャッチした。
「狼牙くん、相川さんは?」
ゆたかは真由の心配をした。
狼牙は真由を見た。
「ああ、心配するな気絶してるだけだ」
そう言って狼牙はハウザーを見た。
ハウザーはワイバーンの物を外して狼牙を見た。
「俺の倒すべき相手はハウザーだ」
そう言って狼牙は真由を抱いて医務室に向かった。
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ハウザーはゆっくりと歩き出してバーストガンナーを片手に持ちながら狼牙の立っていた場所を見ていた。
「あいつならソウルの渇きを消してくれるな」
そう言ってハウザーはソウルとライグの立っている場所に向かった。
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狼牙とゆたかは真由が起きるまで待っていた。
「ねぇ、狼牙くん相川さんが使ってたのってアンデットモンスターのカードだよね?」
そうゆたかは狼牙に聞いた。
「ああ、だが普通のアンデットモンスターのカードじゃないみたいだ」
そう言って狼牙はアンデットモンスターのカードを見ながら言った。
「どういうこと?」
そうゆたかは狼牙に聞いた。
「普通のアンデットモンスターのカードならヤバイ力を感じるんだがこれは全然感じないんだ」
そう言って狼牙はアンデットモンスターのカードを真由の側に置いた。
「危なくないの?」
そうゆたかは狼牙に聞いた。
「ああ、偽物に近いし命は吸われないぜ」
そう言って狼牙は財布を片手に持ってジュースを買いに行こうとした。
「狼牙くん私も一緒に行ってもいい?」
そうゆたかは狼牙に聞いた。
狼牙は頭を掻きながらこう言った。
「ああ、別にかまわないぜ」
二人は一緒に自販機のある場所に向かった。
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二人はコーヒーとミルクティーを飲みながら会話を楽しんでいた。
「明日の試合の相手が誰になるか楽しみだね」
そうゆたかは狼牙に笑顔で言った。
「ああ、俺が負けるまで負けるなよ」
そう言って狼牙はゆたかの頭を撫でて言った。
「うん!」
ゆたかは満面の笑みで言った。
「俺達に勝てればな!」
そう後ろから言って来たのはこの大学のトップのソウルだった。
「お前達のどちらかと戦えればいい」
そう言ってソウルは拳を突き出して言った。
「俺は必ずお前を倒す!鉄粋の強さを証明するために!」
そう言って狼牙は目を鋭くしてソウルを睨んだ。
「楽しみにしているぜ!神山狼牙」
そう言ってソウルはゆっくりと歩き出した。
二人の本当の戦いが今始まろうとしていた。
続く
次は狼牙の戦いです!
新たな力をどう使うのか楽しみです!
ポイントとコメントよろしくお願いいたします!