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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
第7章 バトルロワイヤル編
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第45話 ゲームスタート

新たな戦いと新たな力

神山狼牙は片手を握りながら外を見ていた。


狼牙は虎の守護神を加えて4体の守護する者が増えて少し困っていた。


守護神や守護獣が増えると体の中の魔法力が暴走して制御できなくなるのである。


過去にエヴィの戦いでそれを経験している狼牙はそうならない事を願った。



「狼牙くん、朝ごはん食べに行こうよ」


そうゆたかは狼牙に言った。



狼牙は頷いてゆたかと晩飯を食べに向かった。




ーーーー



狼牙は焼き魚定食を食べながらゆたかと話していた。



「大学の勉強ってあんまり高校と変わらないよね」


そうゆたかは狼牙に言った。


「ああ、そうだな」

そう言って狼牙は焼き魚を食べて頷いた。



「鉄粋くんは何か持ってたよね」


そうゆたかは狼牙に話していた。


「何か?何だよ」


そう狼牙は聞いた。


「これなんだけど」


ゆたかは狼牙に何か書かれた紙を見せた。


「何々?最強のスキルファイターになり禁断大学の頂点を目指せか」


狼牙はそう言って紙の内容を読んでいた。


「参加者は自由で武器や能力の使用は自由みたいだね」


そうゆたかは狼牙の隣でそれを読んだ。



「今の最強は誰だったけ?」


そうゆたかは狼牙を見て聞いた。



「さぁな」

そう言って狼牙はその紙の後ろを見た。


そこには最強の怪物になる覚悟があるかと書かれていた。

狼牙はそれを見て片手を強く握った。


「よし、ゆたか俺達もエントリーしようぜ」


そう狼牙は笑顔でゆたかに言った。


「えっ!?」

ゆたかはかなり驚いていた。


「俺達でこの大学のトップを狙おうぜ!」


そう狼牙はゆたかに言った。



「う、うん!」


ゆたかは少し困った顔になりながら頷いた。



ーーーー



そして二人は片手に武器を持ちながら訓練をしていた。


ゆたかはジャスティスバレットを両手に持ちながら狼牙に訓練の相手をしてもらいながら自分の限界を試した。



ゆたかはジャスティスバレットの照準を狼牙に向けた。


狼牙は蒼龍で攻撃を防いだ。



「刹那一閃!」


そうゆたかはジャスティスバレットを剣の形にして斬り掛かった。


しかし狼牙は異次元ポケットから奏炎剣で攻撃を防いだ。


ガキィン


金属のぶつかる音がして狼牙は片手に力を込めた。


「ストームブロー!」


狼牙はそう言って拳をゆたかの腹部の手前で止めた。



「えっ」


ゆたかは狼牙がいきなり攻撃をやめたのに気になっていた。



「お前を傷つけたくないからな今日はここまでにしよう」


そう言って狼牙は武器を異次元ポケットに戻した。



「ねぇ、狼牙くん」


ゆたかは狼牙に話し掛けた。


「ん?」


狼牙はゆたかの方を振り向いた。


「大会は必ず狼牙くんの上を目指してみせるよ!」


そうゆたかは狼牙に拳を突き出して言った。



「ああ、俺とお前なら頂点を目指そうな」


そう狼牙はゆたかの頭を撫でながら言った。




ーーーー



狼牙は片手に蒼龍を持って磨きながら空を見ていた。


「申込書を書かないといけないな」


そう言って狼牙は申込書に自分の名前を書いていた。



そしてゆたかの名前も書いた。


そして狼牙は片手を開いたり閉じたりしていた。




ーーーー



空はまだ暗く狼牙は新たな魔法技を考えていた。



そして一つの魔法を造り出していた。


「まだ未完成に近いが試してみるか」


そう言って狼牙は片腕に力を溜めた。


しかし力は溜めても何にも起きなかった。


狼牙はイメージした技が発動出来なかったのに少し驚いていた。



「どういう事だ?」


そう言って狼牙はもう一度魔法を発動した。


しかし銀色のオーラーは出るが思っている魔法が発動出来なかった。




ーーーー



狼牙は大会が始まる二日前に何かを考えていた。


それはまだ完成していない魔法に必要なアイテムを造り出していた。


慣れない造形魔法で作り出したのはブレスレットの様な物だった。



普段使う造形魔法は剣や刀を造る魔法だからそれ以外は中々造り出せない。


だが今回狼牙は一発で造り出した。




それを片腕に装備した。


そしてイメージした自分の造り出した魔法を完全に再現するために。


ボタンを押して魔法を起動した。


狼牙は赤い雷が体から放ちながらそれを我慢しながら狼牙はコントロールしようとした。



しかし魔力の限界を超えて狼牙はいきなり倒れた。


「狼牙くん?」


ゆたかは部屋に入って驚いた。


そこには愛する狼牙が倒れていたからだ。


「狼牙くん!どうしたの?」


そうゆたかは狼牙に聞いた。


狼牙はゆっくりと立ち上がりゆたかを見た。


「悪い、実験に失敗しただけだ」


そう言って狼牙は腕に巻いていたブレスレットを外した。



「狼牙くんひょっとして焦ってるの?」


そうゆたかは狼牙に聞いてきた。



「いや、ただ自分の力に限界を感じているんだ」


そう言って狼牙は片手を見ながら言った。


「狼牙くん」

ゆたかは狼牙の背中を見て少し悲しくなった。




ーーーー



大会が始まり狼牙は黒い服に赤いズボンを履いて片手に蒼龍を持ちながら西口から入った。


「さぁ!今から始まる大会はこの大学の最強を決める大会です!」


そうアナウンサーは言った。


狼牙は対戦相手を見ていた。


「それでは初めの試合は戦慄のクワガタという異名が付けられた学生アナシヤさんです!ランクはブラルです」


そうアナウンサーは言った。


「対する対戦相手はデッドソウルの一人を倒した魔法使いで侍の神山狼牙さんです!ランクはバーラーです!」


そうアナウンサーは言った。



狼牙は試合ステージに立ち蒼龍を片手に持ちながら天井を見た。



「オマエガマジシャンカ?」


そうアナシヤは狼牙に聞いてきた。


「ああ、俺は魔法使いだが侍だ!」


そう言って狼牙は蒼龍を鞘から抜いてアナシヤを見た。



「それでは試合を初めてください!」


そうレフェリーは二人に言った。


アナシヤは片手に毒々しい赤い斧を持っていた。


アナシヤは狼牙に斧を降り下ろした。


狼牙はそれを避けて蒼龍で攻撃を防いだ。



あまりの力に狼牙はふらついていた。



「グランドオブラング!」


地面から大量の槍が狼牙に飛んできた。


狼牙は蒼龍に力を込めた。




そして抜刀居合いで千本近くの槍を破壊した。



「試してみるか」


そう言って狼牙はブレスレットを腕に装着した。


「シニサラセ!サイクロンフロスト!」


そう言ってアナシヤは狼牙に風の能力を発動した。



狼牙はブレスレットのボタンを押した。


するとボタンの針が動き出した。


「うおおおお!!!」


そう狼牙は叫びながら蒼龍で攻撃を仕掛けた。



[ウロボロス!]


そうブレスレットから電子音がした。


その瞬間黒色の髪に赤色の目の狼牙が出現した。


「な、何だこれは?」


そうアナシヤは言った。


そして針は二番目の模様に止まった。


[フェンリル!]


その電子音がまた鳴った瞬間銀色の髪に青色の目の狼牙が出現した。



そして三本目の模様で針が止まった。


[ウエポンオブティラノ!]



そう金髪の髪に黒い瞳の狼牙が出現した。


「おおっと!神山狼牙選手魔法で分身を三人呼び出したぞ」



そうアナウンサーは言った。


狼牙はブレスレットの針を見た。


針は最後の模様で止まった。



[ドゥーレン!]


そうブレスレットは電子音が言った。


そして4体はアナシヤに同時に攻撃を仕掛けた。


「何だかすごいですよ!狼牙選手の力はまだ未知数ですがこの力はまさに神をも越えている!」


そうアナウンサーは狼牙の説明した。



「終わらせるぜ!ブラッドオブフィニッシュ!」


そう狼牙は走り出してアナシヤのボディに切り傷を与えた。



「動かない方がいいぜ」


そう言って狼牙は背中を向けてゆっくりと歩き出した。


「フザケルナ!」


そうアナシヤは言って走り出し狼牙に攻撃を仕掛けようとした。



するとアナシヤの体から大量の血が出た。


「がはっ!」


そうアナシヤは言ってゆっくりと倒れた。


「俺に勝てる奴はこの大学に居るとは思えないな」


そう狼牙は言ってブレスレットを外した。



その瞬間4体の狼牙は姿を消した。


「勝者!神山狼牙!」


そうレフェリーは言った。



狼牙は腕を挙げてゆたかを見た。


ゆたかは狼牙に笑顔で親指を立てた。


「鉄粋は明日か」


そう言って狼牙は歩き出した。




ーーーー



狼牙とゆたかの部屋で鉄粋と如月とエヴィと六月は狼牙とゆたかの作った飯を食べながら1回戦突破を祝っていた。



「明日は鉄粋とエヴィの試合だな」


そう狼牙はエヴィと鉄粋に言った。


「ああ、お前と戦えたらいいな」


そう鉄粋は言った。



「そん時は加減しないぜ」


そう狼牙は言った。


「ああ!」


鉄粋と狼牙は握手した。


二人の事をじっと見ながらゆたかはジュースを飲んでいた。



続く



神山狼牙の強さを書くとたまにいろんなアニメや特撮のキャラクターを上回るから怖いね!


ひょっとしたら世界大戦も夢じゃないかな?


まぁ、ポイントとコメントよろしくね!

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