第44話 新たな出会い
久々の投稿だぜ
ー狼牙ー
俺とゆたかは高校を卒業して禁断大学がある人工島クローリーフラワーに向かっていた。
ちなみに大型の船に揺られながら俺とゆたかは話をしていた。
「狼牙くんとならどこでも楽しくなれそうだね」
そうゆたかは笑顔で言った。
俺はジュースを飲みながらゆたかの話を聞いていた。
「そうか?」
そう言って俺はジュースをくずかごに入れてゆたかを見ていた。
「どうしたの?」
ゆたかは俺の視線に気づいたらしい。
「ああ、お前と同じ部屋に住めたらいいなと思ってたんだよ」
そう言って俺はゆたかの頭を撫でた。
~人工島クローリーフラワー~
俺とゆたかは先に到着している鉄粋と如月の待ち合わせ場所に向かっていた。
すると近くで何か騒ぎが見えた。
「おい!見ろよデッドソウルのNo.3の死神の野獣のハウザーがNo.15の黒木煌太に喧嘩を売られてるぜ」
そう野次馬の一人が言った。
「ハウザー?」
俺はそのハウザーを見た。
黒い服に紫色の目をした青年が立っていた。
「お前を倒せばかなりの金が手に入るからな戦ってもらうぜ!」
そう言って男は片手に剣を取り出した。
「あいにく俺は貴様とは戦わない」
そう言ってハウザーは背中を向けて歩き出した。
「待ちやがれ!」
そう言って男はハウザーに攻撃を仕掛けた。
俺は片手に蒼龍を持って男の攻撃を防いだ。
「何だテメーは!」
そう男は聞いてきた。
「俺は神山狼牙、魔法使いで侍だ!」
そう言って俺は蒼龍を片手に持ちながら言った。
「ふざけてんのか?」
そう男は聞いてきた。
「生憎ふざけてはないがな!」
そう言って俺は蒼龍とグングニールを両手に持ちながら戦うスタイルに入った。
「死にさらせや!」
男は剣で攻撃を仕掛けてきた。
俺はグングニールで攻撃を防いだ。
「中々やるな!だが力だけでどうにかなると思うな!」
そう言って俺は蒼龍に魔法を注ぎ込んだ。
「いくぜ!スキル発動!爆炎龍陣斬!」
俺は蒼龍を地面に突き刺した。
すると地面から炎の龍が男のボディに巻き付いた。
「何だこりゃ動けねぇー!!!!」
そう男は言った。
「いくぜ!バーニングナックル!!」
俺はそう言って片手に炎の魔法を注ぎ込んで男の腹部に打ち込んだ。
ドゴーン
男はボディにブローが上手く入り噴水に直撃した。
俺は蒼龍とグングニールを異次元ポケットに戻した。
「大丈夫か?ハウザー」
そう俺はハウザーに聞いた。
「変わった男だな、俺を助けるとは」
そう言ってハウザーは俺を見た。
「無抵抗な奴を見たら助けたくなるだろ?」
そう言って俺は笑顔でハウザーに言った。
「似ているな貴様は」
そう言ってハウザーはバイクに乗り俺を見た。
「また会おうな!」
そう俺は言った。
ブゥウウウン
ハウザーは何も言わずに走り出した。
俺はゆたかと一緒に鉄粋を探していた。
ブブブブー
するとスマホが鳴り始めた。
俺はポケットからスマホを見ると鉄粋からの電話だった。
「もしもし」
そう俺は言った。
『狼牙今何処に居るんだ?』
そう鉄粋は聞いてきた。
「ああ、東の28番地だけど」
そう俺は言った。
「なら、その近くにファミレスがあるから来てくれないか」
そう鉄粋は言った。
俺は辺りを見た。
するとここから200m離れた場所にファミレスがあった。
俺とゆたかはそのファミレスに向かった。
~ファミレス・シャール~
俺とゆたかはファミレスに入ると鉄粋と如月が座っていた。
「狼牙遅いぞ!」
そう鉄粋は言った。
「悪いな」
そう言って俺はソファーに座った。
「如月ちゃんと鉄粋くんは何か注文したの?」
そうゆたかは鉄粋達に聞いた。
「ああ、俺は激辛カルビカレーライスを注文した」
そう鉄粋は言った。
「私はシーフードグラタンを注文したわ」
そう如月は言った。
「なら、俺はチョコバナナパフェとミートスパゲッティだな」
そう俺は言った。
「なら、私はコーヒークリームパフェにしようかな」
そうゆたかは言った。
俺達はメニューを店員に言ってメニューが来るまで話をしていた。
「そういえば1年は強さのランクで順位が決まるらしいぜ」
そう鉄粋は言った。
「そうなのか」
そう言って俺はジュースを飲んでいた。
俺達はその後飯を食べ終えて島を散策することにした。
~西の52番地区~
俺とゆたかと鉄粋と如月は裏の場所に到着した。
「何か嫌な気配を感じるな」
そう言って俺は片手をポケットに入れながら歩いていた。
グラグラ
いきなり地面が揺れ始めた。
地面から何かが出てきた。
それは植物の根の様な物だった。
俺達はそれを見て何か嫌な予感がした。
パシン!
いきなり根が俺を襲って来た。
俺は片手に蒼龍を持って攻撃を防いだ。
「狼牙くん何なのあれ」
そうゆたかは聞いてきた。
「確か魔の植物で名前は確かブラッドフラワーだった筈だ!」
そう言って俺は蒼龍に炎の魔法を注ぎ込んだ。
「フレイムスラッシュ!」
そう言って俺は根を全て炎で焼き斬った。
「この島何か変な気配を感じないか」
そう俺は三人に聞いた。
「確かに少し不思議な気配を感じるよね」
そうゆたかは言った。
「ああ、嫌な気配が地面から感じられる」
そう鉄粋は言った。
「私は何も感じないけど」
そう如月は言った。
~学生寮~
俺達はようやく学生寮に到着した。
「あんた達が新入生だね」
そう言ったのは胸がでかい女性だった。
「あ、はい!神山狼牙と言います」
そう俺は自己紹介をした。
「能美ゆたかです」
「鉄粋です」
「高美如月です」
そう三人は挨拶をした。
「私は高波大和っていうのよ」
そう高波さんは言った。
「あんた達の荷物は部屋にあるから鍵を渡すわね」
そう言って高波さんは鍵を俺と鉄粋に渡した。
「部屋割りは?」
そう俺は高波さんに聞いた。
「部屋割りは適当よ」
そう高波さんは片手にラムネを持ちながら言った。
~ゆたか&狼牙の部屋~
俺とゆたかは同じ部屋になった。
「狼牙くん四年間よろしくね」
そうゆたかは言った。
「ああ、こちらこそ」
そう言って俺は荷物を取り出した。
~食堂~
ゆたかと俺は食堂で初めて飯をトレーに置いて席に座っていた。
「あれ?」
するとゆたかが何か見つけた顔をしていた。
「どうした?」
そう俺はゆたかに聞いた。
「あれ」
ゆたかは指差した。
そこには男子が一人の女子生徒に怒鳴っていた。
「ちょっくら止めてくるわ」
そう言って俺は席から立ち上がった。
「おい!てめえ金出せよ」
そう男は女子生徒に言った。
女子は奮えながら目を閉じていた。
「おい!辞めてやれよ!」
そう俺は言った。
「ああ?誰だてめえは?」
そう男は俺を見て言った。
「俺は神山狼牙、魔法使いで侍だ!」
そう言って俺は男を睨んだ。
「魔法使い?今じゃあ数が少ない種族か」
そう言って男は俺を見た。
「あんたみたいな弱いものいじめをするより強いぜ!」
そう言って俺は片手をひらひらさせながら男に言った。
「お前、俺と戦ってもらうぜ」
そう男は言って片手にライフルを持っていた。
「おもしろい!相手になってやるぜ!」
そう言って俺は片手にオピオンを持ってそれを男に向けた。
-グランド
俺はオピオンを片手に持ちながら男を見た。
「貴様の強さを見せてもらうぜ!」
そう言って男はライフルで攻撃を仕掛けてきた。
俺は片手のオピオンで弾丸を弾いた。
剣と銃が融合した武器を使うのは初めてだがこいつは慣れるのはすぐだった。
「喰らいやがれ!ブラックシューター!」
黒い弾丸が俺に向かってきた。
俺は片手のオピオンに魔法を注ぎ込んだ。
「ネバーエンドバスター!」
そう俺は言った瞬間強力なエネルギー波が黒い弾丸を全て破壊した。
俺はオピオンを片手に持ちながら男に近づいた。
「ひっ!」
男は俺を見てビビっていた。
「まだ殺るか?」
そう俺は聞いた。
「いや、俺の敗けだ!」
そう男は言った。
俺は片手のオピオンを異次元ポケットに戻した。
「やれやれ、弱すぎて話ならないわ」
そう言って俺は辺りを見ながら言った。
~狼牙とゆたかの部屋~
俺はベットで横になりながらゆたかの背中を見ていた。
誰かがノックする音がした。
「あれ?確か食堂で脅されてた人ですよね?」
そうゆたかは言った。
「あの、神山狼牙さんにお礼を言ってくれますか、ありがとうございましたって」
そう女子生徒の声が聞こえた。
俺は目を閉じて新しい守護神を考えていた。
今までは前から使っていた守護獣は父さんや母さんやオーバーロードの王が強く生きるために創られた俺の人格であり兄弟の様な存在だった。
俺は自分の中の4番目の守護神を考えていた。
そして頭の中で出来た守護神は青い毛の虎が見えた。
虎は俺に近づきながらこう言った。
「貴様が我が主か?」
そう虎は聞いてきた。
「だとしたら?」
俺はそう虎に聞いた。
「貴方が主なら我は貴方の拳になりましょう」
そう言って虎は俺の中に消えた。
俺は目を開けるとゆたかが風呂から上がっていた。
ゆたかの胸は初めて見た時は小さかったが今は普通ぐらいになっていた。
俺はそのあと目を覚ましたふりをして風呂に入ってゆたかとトランプをしていた。
?ー
俺は片手を拳にして監視カメラに映っていた男がハウザーを守った男が気になった。
「何を見ているんですか?ソウル?」
そう聞いてきたのはライグだった。
「ああ、面白い相手が見つかった!」
そう言って俺は片手を拳にして強く握った。
「あいつは確かに強いぞ」
そう言ったのはハウザーだった。
「なら、今年の大会で戦えばいいんじゃないですかね」
そうライグは言った。
「そうだな」
そう言って俺は両手を赤く燃え上がらせた。
続く
次は大学の日常です!