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プロローグ 封印の寺

初めての投稿!!

 静かな山道を登る足音が響く。木々の隙間から差し込む太陽の光が揺れ、風が梢を揺らす音が心地よい。


「こんなところに寺なんてあるんだな……」


 主人公——水野悠みずの・ゆうは、山頂近くの道端に佇む古びた寺を見つけ、興味深げに眺めていた。観光で山を訪れたはずなのに、登山ルートには載っていないその場所に、なぜか強く惹かれるものを感じていた。


 入り口の石段は苔むし、木の扉は半ば朽ちている。しかし、悠はふと不思議な感覚を覚えた。まるで「呼ばれている」かのような、そんな感覚だ。


「……ちょっとだけ、中を見てみるか」


 軽い気持ちで寺の中へ足を踏み入れた途端——


 ズンッ!!


 地面が揺れた。突如、周囲の空気が一変し、何かが弾けるような音とともに封印の光が砕け散る。悠は驚いて後ずさるが、その瞬間、眩い光が本堂の奥から溢れ出した。


「っ、何だこれ!?」


 光の中から現れたのは、一体の小さな存在だった。


 それは、可愛い獣のような姿をしていた精霊が、どこか異質な雰囲気を纏っている。透き通るような金色のたてがみと、輝く琥珀色の瞳。どこか呆けた表情で、悠をじっと見つめていた。


「う〜ん……? 寝てた……?」


「……お前、誰だ?」


「……あれ? ボク、誰だっけ?」


 奇妙な出会いだった。しかし、その直後、悠はさらに理解しがたい光景を目の当たりにする。


黒い影が、本堂の外から忍び寄っていた。


 —多分続く—


これからもたまーに書いていきマース

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