0:用語説明・人物紹介
オメガバースについての解説なので、飛ばしてもOKです。
オメガバースとは
男女の他に、第二の性別(α、β、Ω)がある設定のこと。
<第二の性>
α(アルファ)
見目美しく能力に優れたエリートが多い。
人口の8~9%
プライドが高く闘争心旺盛。男女問わず相手を孕ませることができる。
妖の血が多いほどαになりやすいと言われている。
β(ベータ)
普通の人々。
人口の80%
努力でαに近い地位に就いている者もいる。
β同士で普通に恋愛し、結婚することが多い。
妖混じりも純粋な人間もいる。
Ω(オメガ)
男女問わず妊娠できる。繁殖に特化した性別。そのため美男美女が多い。
人口の1~2%
月に一度ヒートと呼ばれる発情期が訪れる(不順の場合もある)。
発情するとまともに働けなくなるため、社会的地位が低くなり差別されがち。
第二の性別を隠しているΩが多いので発見はとても困難。
<抑制剤>
Ωがヒートを押さえるために飲む薬。
割と高額。
体質で効きにくい場合がある。
<運命の番>
特に相性のいいαとΩの組み合わせ。非常にレア。
互いに明らかに惹かれ合う。
本人同士のみが認識できる。
<番>
αがΩのうなじを噛めば成立する。
一度番になるとどちらかが死ぬまで解除されない。
特定のαと番になったΩは、自らのフェロモンで他のαを誘惑しにくくなる。
しかし、完全にそうなるには時間がかかる。
<第二の性別の出現率>
α×Ω=α確定(αの中でも優秀な人物が生まれやすい[上位のα])
α×α=αまたはβ(α30%、β70%)、Ωは生まれない
β×β=α、β、Ω(α10%、β88%、Ω2%)
<妖混じり>
かつて人の世に出てきた妖と人間の間にできた子の子孫。
第二の性発現の原因。
中には妖のように術を使える者(先祖返り)もいる。
<登場人物>
春川 花(18)
ボロアパートに一人暮らししている主人公。
Ωであることを隠している。
龍王 凪(20)
打算的な性格だが、花に抗いがたい魅力を感じている。
力の強いα。水を操ることができる。
この作品内でのオメガバース設定であり、諸説あります。
(オリジナル要素も入れてます)