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⑸『闇に帰らざるべきか』

⑸『闇に帰らざるべきか』



完全なる思想上の離別によって、引き裂かれた我々の通念は、しかし、未だ遠く、闇の中に実存しているのであって、そこに奇跡を見ようとも、もはや、朽ちてしまったその希望の標識は、我々の手の届かない場所へと、放置されているのだ。



だからと言って、諦めることもなく、所謂、光、というものに執着し、ただ単に、眼前の事象をこなす生活の内に、崇高なるものを見つけたが早いか、我々はそのもっと遠くまで、山あり谷ありを、超克していくことに、意味を持たざるを得ないのである。



理由など、あってないようなものだ。地震などで、突如生活が奪われた地域には、恐らく、未だかつてない渇望と恐怖が混在し、しかし、ゲーテも言ったように、復興すれば、それは形式を変えようとも、復興し、平和のありがたさを思わせる、まさに、闇には帰らない我々は、存在するだろう。

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