表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

僕には関係ない

「お~、また瀬戸違うやつ連れてんな~」


大学の教室から下を眺めていた周が言った。俺もその言葉につられのぞく。


瀬戸とは大学に入ってから知り合った。初めは、遊び人という印象の強かった瀬戸だが、中身は至って真面目で友達思いないいやつだった。


そんな瀬戸と付き合いだしたのが3か月前。そして、分かれたのは1週間前。


「いーの?晶?」

「別に」


もう、僕には関係ない。窓から視線をそらしケータイのアドレス帳を開く。


―瀬戸啓太ー

―削除-

―よろしいですか―

―はい―


俺と瀬戸をつなぐものはなくなった。他人になった。


もう、僕には関係ない。

最後に一度窓の下を覗き込んだ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ