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追放

初めての作品なので拙いかもしれませんが、どうか最後までよろしくお願いします。

「お前は追放だ!酒呑童子」


その声は大きく響いた。


「な、なんでだよ!閻魔ちゃん!」


「誰が閻魔ちゃんだ!?」


机から乗り出すした閻魔大王。


「お前の地獄での好き放題もここまでだ。異界への追放刑とする。善行を重ねるまでは帰ってくるな!」


そう言い放つと、閻魔様と言われた大男は手に持った扇で酒呑童子指す。


すると酒呑童子の体が光の鎖に巻き付く。


「私は貴様の行いをここから見ておるからな」


「ちょ、ま」


次の瞬間、閻魔が扇を開くと酒呑童子の姿は掻き消えてしまった。


「良かったのですか、閻魔大王様」


閻魔大王のそばに控えていた男が肩を竦める。


「ぬらりひょん君…まぁそう言うなよ。酒呑なら分かってくれるだろうさ。」


「監視役として私の部下を付けますか?」


ファイルをめくりながらぬらりひょんが言う。


「うーん、まだ決めかねてるからおって連絡するよ」


バツが悪そうに目を逸らしながらの閻魔をぬらりひょんが怪訝な目で見る。


「何か隠してます?」


「い、いや〜そんなことととないよ!」


明らかに動揺した態度る閻魔大王を見つめるぬらりひょん。


「ならいいですけど」


(明らかに何か隠してますが、まぁ面白そうなので良しとしましょう。)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「どこだよここ…」


酒呑童子と呼ばれていた男は森の中に佇んでいた。


(あの野郎、帰ったら隠してやがる秘蔵のムフフ本をおふくろに全部バラしてやる…)


「といってもな…良い行いとはなんぞや。人助けをすればええんやろか」


歩きながら酒呑は考える。


「や、やめて…」


森の奥の方からの悲鳴


「早速人助けのチャンスか!?ヒャッハー!!!」


およそ人を助ける表情では無い酒呑童子は駆け出す。


音を置き去りしして周りにソニックムーブを発生させながら走る酒呑は眼前に複数の人間に囲まれている1匹の魔物を見つける。


「魔物が襲われてんのか」


(ん?人助けをしなきゃいけないなら魔物を助けるのはダメなのか?)


「まあいいか」


一瞬思考の海に沈んだ意識を元に戻す。


(めんどくせえ)


更に速度をあげると酒呑は現場に到着する。

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