ブラック企業を叩く意味
なろうラジオ大賞2 向けの投稿です。
ブラック企業とは、なんぞや?
そう思って調べてみると、「違法行為などにより従業員に無給の残業・朝残業などの不当な労働を強制したり、パワハラなど人権を無視する行為を日常的に行っている企業」とある。
なかなか、狭い定義だ。今の時代、これに当て嵌まる会社が、そうそうあるとは思えない。だが、未だに世間では、結構な頻度でこの言葉が使われている。
「ウチの企業、ブラックでさあ。毎日残業だよ」
こんな声を聞く一方で、不況や業績悪化により、給料が減ったという声を聞く。これは、基本給が減ったという訳ではなく、「残業代が減ったから」というのが、主な理由らしい。
であるなら、残業を強いても、給料という対価を貰っているなら、企業としては文句を言われる筋合いはないだろう。嫌なら、辞めれば良いのだ。
とある一つの会社が世間から叩かれる。叩かれるからには、それなりの事例があるのだろうが、その会社が、潰れる様な事は無い。つまり、それを受け入れている者が多数存在するという事だ。受け入れているのに、何故か叩かれる。どんな気分なのだろう?
世間の職場は、そんなに素晴らしい環境なのか?
ニュースのネタを探し回っているマスコミが煽り立て、番組の時間を埋める為に、空気を作る。だが、実はその空気を作る側がブラック企業だという笑えない事実。半ば公然の事なのに、何故か報じない。不文律でもあるのだろうか。
働くとは、「人が動く」と書く。人の為に動くのだ。自分の為に動くことを「働く」とは言わない。複数人が関われば優劣が存在するのは自然の摂理で、企業もまた、複数人の集合体であるのだから、その摂理に晒される。つまり、ブラック企業とは、その優劣の底辺という事になる。これを叩く事は、底辺の底上げを担う事になり、意味のある行為に映る。但し、根本から正す事が条件だ。
対して個人事業主は、個人の責任に於いて働くが、結局は他人や企業の干渉を受け、移動や準備に時間を割き、報われない事も多い。こう書くと相当にブラックである。
因みに、声優さんも多くが個人事業主らしい…
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