大きい枕と程良いかまくら
続きました。
「もう、何それ。ふふふ、あははっ」
私の都合が良すぎる言葉を聞いた文乃さんはツボにでもハマったのか数分ほど笑い続けていた。目に涙を浮かべ、肩で息をしつつ私の方へ顔を向ける。
「でも、嬉しい。好きだよ麗羽ちゃん」
先程から幾度の直球を食らった私はついに耐えられなくなった。恥ずかしさと申し訳なさにより、屈んで顔を手で覆う。顔から火を吹きそうだ。
「ねぇ、麗羽ちゃん。ベッド早速使ってみる?」
「...いいの?」
「うん、でも流石に制服だとシワになっちゃうから着替えよっか。私のルームウェア貸してあげる」
「あ、ありがと...でも汗かいてるけど大丈夫?」
「全然大丈夫だよ。 むしろっ...あ、何でもない!」
...むしろ? あんまりそこは考えないようにしとこう...可愛らしいルームウェアを受け取り、制服に手をかけたところで止まる。
「あの、文乃さん? その見られてると恥ずかしいんだけど...」
「お構いなく」
ニコッとした顔の文乃さん。いや、お構いあるんだが...? 同性とはいえ、流石に恋愛感情持たれてる子に着替えを見られるのは...
「文乃さん...ほ、ほんとに恥ずかしいから...」
「ふふ、わかったよ。後ろ向いて待ってるから」
衣擦れの音が響き、何だか変な気分になる。
着替え終わるもやっぱりぶかぶかだ。
そもそも文乃さんと私では背の高さが違うし、当たり前なんだけど。萌え袖みたいになってからぶりっ子みたいに思われないかなって、なんでそんなこと考えてるんだ私。
「も、もう大丈夫だよ」
「わかった...って可愛い! すっごい似合ってるよ!」
「あはは、ありがと?」
スマホを持ち、撮ってもいい? と聞いてくる文乃さん。はしゃいじゃってまぁ。だけど、こんなに喜ばれるとやっぱり悪い気はしない。
「ねぇ、文乃さん。一緒に寝よっか」
「えっ、い、いいの??」
「だって文乃さんのベッドだし、私だけ寝るのは変じゃない? それに寝てるところ見てたって退屈でしょ?」
「え? まぁ...そう? だね...」
やったぜ、美少女抱き枕ゲット。枕と思えばこっちのもんじゃい。
そういえば文乃さんはいつ着替えたんだろうって思ったけど、さっき私が寝てる間にでも着替えたのかな。フリルのついた淡いピンク色のワンピースタイプのルームウェアを着ていた。かわいい。
「じゃあ、遠慮なく...」
クイーンサイズであろうベッドに手をついて、少し遠慮がちに横になり、枕に頭を乗せる。大きい枕だから私の頭を乗せても余裕でスペースがある。片手で布団を持ち、かまくらのような形にして文乃さんを招く。
「ん...きて」
「 」
何故か硬直した文乃さん。持ち主より先にベッドに入ったのは流石に不味かっただろうか...と不安になる。
「ご、ごめん。私のベッドじゃないのに変だったよね」
「ぜ、全然! 大丈夫、大丈夫だから!」
いきなり動き始めたと思ったら凄い速度で潜り込んできた。運動センスの無駄遣いでは...?
天然誘い受けぐ~たら女すき




