起きて寝て、起きて寝ての掟。
「うーちゃん起きて、ご飯出来たよ」
「んぅ」
「あと一時間…」
「ご飯冷めちゃうよ!」
ちぇっ。じゃあ起きよ。よく寝たよく寝た。
今日のご飯はカレーか、大好物。
「ご馳走様でした」
食器を片付けて、ソファに戻ってまた横になるのだ。
「ど~ん」
「うぐっ、うーちゃん重いー!」
ソファ先住民である妹の美羽にのしかかると怒られた。重いって嘘だよね...?
「さっきはうーちゃんが使ってたんだから今度は美羽の番!」
「い、一緒に使お?」
「ダメ!」
美羽のケチ!! ソファごときでって思うかもしれないけどあのソファすごい良いやつで座り心地、寝心地抜群なんだよ。まじでフカフカ。
「美羽お願い! 一生のお願い! 」
「それ昨日も言ってたじゃん、はやくどいて!」
慈悲もなく蹴り出された私はしくしくと自室へ。美羽のやつ、明日覚えてろよ...
「んー、暇だなぁ。と言っても特にやりたいことないし」
ピロリン! ん、通知。もしかして文乃さん?
うわ、寝てる間にめっちゃ通知来てる...
これもしかして全部文乃さんなの??
『麗羽ちゃん? ねぇ、麗羽ちゃん? 未読無視じゃないよね?』
「ひっ」
え、何これ…あの子そういう系?
ギャップとかいうレベルじゃなくない??
『ごめん。寝てた。どえしたの?』
あ、指が震えて誤字った…
『そっか! おはよう? でいいのかな? 特に用って訳じゃないんだけど麗羽ちゃんとお話したくて♪ 迷惑かな??』
『大丈夫だよ。ただまた寝ちゃうかもだから返事が遅れちゃうかも。』
『よかった♪ ほんとに寝るのが好きなんだね! でもそんなに寝てたら夜寝れなくなっちゃうよ? 』
『いつものことだから大丈夫。』
そんなやりとりを続けていると、いつの間にか私はまた眠っていた。
起きて、お風呂入って明日の準備して、ツツイのツイしてまたおやすみ。
ピロリン
『麗羽ちゃん? 寝ちゃった? 』
ピロリン
『おやすみ♪』
「...通知うるさい」
うわっ...私の文字数、少なすぎ…?