抱き枕の刑、悪戯の所為?
続きました
「さ、入って入って♡」
「お邪魔します」
「邪魔するなら帰ってな~♡」
「......ほな、さいなら」
なるほど、ということで玄関を出ていく。
「あ! 嘘っ!冗談だからっ!! 麗羽ちゃん! 行かないで!!」
涙目で腰に抱きつく文乃さん。
そこはコケるところでしょ......まったく。
「冗談だよ」
「ばかばかっ!」
仕掛けてきたのは文乃さんじゃん...
未だに抱きついてる文乃さんを引き剥がす。最近は文乃さんを引き剥がすことにも慣れてしまった。
「そうだ、言い忘れてたけど今日はお母さんがいるよ!」
「えっ......なにも用意してないけど大丈夫かな」
「大丈夫大丈夫!」
リビングに行き、ニュースを観ているマッマに麗羽ちゃんを紹介!
「あらあらあら! ふみちゃんのお友達?」
「衣鳩麗羽です、今日はお世話になります。こちらつまらないものですが。」
あれ? 麗羽ちゃんなにも用意してないんじゃ......?
「これはこれはご丁寧に、あら? これは?」
「文乃さんが私に仕掛けていたとうちy「わー!!!」です」
「ふみちゃん? 急にどうしたの?はしたないですよ」
「ご、ごめんなさい」
ぐぬぬ、麗羽ちゃんめ! ふざけた真似をしおってからに! この恨み晴らさんでか!
笑いを堪える麗羽ちゃんを引き連れて私の部屋へ入る。そのままベッドにバーン!は危ないのでふわりと優しく押し倒す。ふへへ、脅かしてやる♡
「麗羽ちゃん、あんまり調子に乗らないでよねっっってぐぇっ!?」
急に視界が反転して麗羽ちゃんが上になる。
あれれ? 私もしかしてまたなにかやっちゃいました?
「......私がなんだって?」
顔がグイッと近づき、濡烏の色をした髪が頬を撫でる。ち、近いよ麗羽ちゃん♡
「な、なんでもないですぅ♡」
「誰が調子に乗ってるって......?」
「私ですぅ♡」
目が細め、普段より低い声で尋ねてくる麗羽ちゃんにドキドキしながら答える。
「......目閉じて」
「えっ♡」
「はやく」
きゃー♡ もしかしてもしかする!? 麗羽ちゃんったら強引なんだからっ♡ 好き好きっ♡
「いてっ!!」
「わーん、麗羽ちゃんがいじめたー!」
「ほんと...調子いいんだから」
ふざけている文乃さんの上からどいてそのまま横になる。このベッドほんと気持ちいい。ついでに枕も徴収。
「抱き枕の刑に処します。」
「処されます。」
ギューっ。
「うっ、麗羽ちゃんっ、苦しいっっ♡」
...ご褒美でしょ。
文乃さんを抱き枕にお昼寝...と言うにはまだちょっと早いか......なんてことを思っていると腕のなかの文乃さんがモゾモゾし始めた。
「麗羽ちゃんすきぃ~♡」
どんどん化けの皮が剥がれてくな......まぁそれもなんというか、悪い気はしないけど。他の子はこの文乃さんを知らないと思うと少しだけふふん!ってなる。
「......文乃さん、くすぐったい」
とは言ったものの一向に静まらないし、なんか鼻息荒いし、目が怖い。こんな一面は知らなくてよかったかな......?
電音部サイコー!ブルーアーカイブサイコー!




