お泊まりの理
続きました。書こう書こうと思ってたら2週間近く経ってた...
「麗羽ちゃ~ん、そろそろお機嫌直してちょうだーい...」
「別に怒ってないって」
「じゃあそのムスッとした顔やめてよぉ~」
...ムスッとしてないけど。頬ぷにぷにしないで。抗議代わりに文乃さんの服の裾を握る。
「ん゛っ、ど、どうしたの麗羽ちゃん?」
「文乃さんは今日家に一人だから寂しいの。だから私に言うことがあるの」
「うーん?」
麗羽ちゃん本当にどうしたのかなぁ?
なんか様子がおかしいというか顔が赤くなってる? なんで......はっ!
私としたことが、ここまでされてやっと気が付いた。口角があがるのが抑えられない。
「麗羽ちゃん。やっぱり一人だと寂しいから泊まっていって欲しいなぁ~?」
「...文乃さんがどうしてもって言うなら泊まってあげる」
麗羽ちゃんったらほんとにツンデレさんっ♡
でもそんなところも最高に可愛い♡
「お願い麗羽ちゃ~ん!泊まって泊まって♡」
「うん...」
麗羽ちゃんが一瞬微笑んだのを私は見逃さなかった。好き。好き好き。
「文乃さん、その泊まっていいならもうちょっとだけさっきのしよ?」
「もちろん♡」
「ぐへへ、麗羽ちゃんいい匂~い♡」
「...文乃さんもいい匂い」
「ほんと? いっぱい嗅いでいいよ?」
「言い方...」
「ぐりぐり」
「麗羽ちゃんったらくすぐったいよぉ~♡」
「お返し~♡」
「やーだよっ」
思う存分イチャイチャ? した私たち。
文乃さんが突然立ち上がる。
「どうしたの?」
「ん? そろそろお皿片付けようかとおもって」
「あっ...手伝う?」
「大丈夫だよ、麗羽ちゃんはお客さんなんだから。テレビでも観て待ってて?」
「わかったっ」
ソファに寝転がり、テレビの電源をつけて番組表を見る。特に面白そうなのはやってない。文乃さんまだかな。
「文乃さ~ん、まだー?」
「まだ一分も経ってないよ~!」
まだ一分も経ってないらしい。退屈だ。
早くお皿洗い終わらないかな、手伝うのは面倒だけど。
「お待たせ~」
「お疲れ様」
「何してたのー?」
「スマホ弄ってた」
ようやく戻ってきた文乃さんがソファの空いているスペースに座る。なんだか無性に触れたくなる。起き上がり、文乃さんに背を向けて彼女の膝に座る。すっごい甘えたい。
「うっ、麗羽ちゃん!? どうしたの?! 」
「ダメ...?」
「ウェルカム!」
「ね? なんか映画とかないの? 暇だよ~」
私をイス代わりにしたお姫様が映画を所望する。なんかあったかな~? この前買った気がするんだけどなんだっけなぁ。確かその辺に置いてある筈なんだけど。
「麗羽ちゃん探してみるからちょっとどいてね」
「やだ」
んぅ~? なんでぇ~?
「映画探せないよー?」
「座ったまま探して」
無茶を言わないで、お姫様~
「はやく~」
否、暴君。でもそんな理不尽なところも好きっ♡ 頑張れ私、何とかしてこの体勢のまま探すのだっ!
なんとかなった。
映画を見つけ出した私は麗羽ちゃんBDレコーダーにディスクを挿入っと書きたいところなんだけど流石にこのままじゃ無理だ。
「麗羽ちゃんっ、一瞬! 一瞬だけっ!まじで一瞬だけどいてっ!」
「...わかった」
「ありがと!」
おいおい、お姫様。この手はなんだい?
あまり私を悶えさせるんじゃあないぜ。
立ち上がった私の左手を掴む麗羽ちゃん。指まで絡めてきてなんなのなの。もうすでに私限界なんだけど。なんだか急に距離感おかしいよ麗羽ちゃん。チョロ過ぎない? こんなチョロい子が今まで無事だったの奇跡だよほんと。私以外の人間だったらとっくに押し倒してるよ。まじで。
「よし、準備オッケー!」
「ん、座って」
「はーい♡」
映画を観る準備を終えてソファに座り、麗羽ちゃんを膝に乗せる。シートベルトよしっ。二人の世界へ出発進行!
「ちなみにどんな映画なの?」
「ホラーだね」
「え゛」
おっと?
ところでハイキュー最終話読みました?




