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独白
七海は一人黙考している。
私がもっと意思を主張していたら
まだ仲良くできていられたのだろうか。
もっと良い現在にできていたのだろうか。
そんなことを考えても意味はないのだが。
いや、これでよかったのだ。
私は1つのことに執着しない。失敗して後悔してもすぐに切り替えられる。友達が欲しいくせに自分から行動しない。全てにおいてめんどくさい。
表の私は大人しい子。学校の宿題は早く済ませて期限に確実に提出する。大人に都合がいいから先生には嫌われていないと思う。裏の私は口が悪い子。全てにおいてイライラする。私を害するものは倍でやり返す。
本当の私はめんどくさがり屋。感情が動くのは一時的で本当は全てどうでもいいの。
どれが私のほんとなんだろう。
過去の記憶は悪いものしか残ってない。それだけ鮮明に私の中にある3つの経験。それらが経験としてあるから今の私があるのだから。
これは私の後悔の話
後悔も背負って未来を生きていく。
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