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聖騎士異世界冒険記  作者: ひろまさ
第一章 サードリア王国オーク騒乱
9/82

第九話 精霊とシスターの魔法講座

のんびり掲載

魔法が使えたら世の中どうなるんだろうかと執筆しながら思案しました。


答えが出ない事に気付くまで1時間かかったの秘密です。

 

 ルマ村の大人達との話し合いで、やる事は決まった。

 一つ目が、村の防衛。

 二つ目が、武具の調達と習熟訓練。

 三つ目は、魔法の修得。

 四つ目に、貨幣の価値と貨幣の違い。

 五つ目に、その他常識的な知識の修得。


 優先度順ではあるが、時間がかかるものもあれば、すぐわかるものもある。

 そういえば精霊とは繋がって感覚はあるが、遠隔地からでも呼べるのだろうか?

 試しに、リュアスに此処に来てくれる様に頼む。

 すると目の前にリュアスが現れた。


「何か用事かしら?」


「呼んだら伝わるかの検証だな。あと聞きたい事もいくつかあるよ。」

 言いながらステータスボードを取り出して名前横にある針で指から血を垂らし更新、隠してる要素を全部開けリュアスに見せる。


 -------------------------------

 ⚫︎ セイゴ=ウヅキ 16歳


 創世神樹教会ローンフォ支部

 保証人:エミン=クルケット


 称号 なんちゃって騎士

 職業

 1・町人 LV 5→9

 2・戦士 LV 1→4

 3・精霊士 LV 取得→3


 HP 68→94

 MP 21→42

 SP 45→65


 STR 31→51

 VIT 26→46

 DEX 18→32

 AGI 19→33

 INT 14→40

 MND 14→37

 LAK 41→55


 魔法

 精霊魔法<木>

 木の盾籠 木盾生成 棍棒生成

 樹木束縛

 ーーーー

 武具スキル

 棍術LV3 剣術LV1 斧術LV1

 盾術LV3 軽装LV2 投擲LV1

 格闘LV1

 パワーストライク SP8

 スマッシュ SP6

 バッシュ SP3

 マジックパリィ SP5

 チャージタックル SP5

 ーーーー

 職業スキル

 挑発

 武器習熟<小>

 精霊使役

 精霊召喚

 精霊契約

 ーーーー

 固有スキル

 言語共通化

 快速補助

 精霊連結

 屈強

 見切

 冷静

 幸運

 創世神の加護

 戦神の加護

 精霊神の加護

 職神の加護

 木精霊リュアス

 スキルポイント獲得2倍

 残スキルポイント:22→62

 -------------------------------


「ステータスボード見るのは初めてね…

 聞いたことある冒険者とは格段に違うわね…

 職業が三つついてるのは、創世神様と職業神様で、精霊連結とか召喚は私だとして…

 あなたが初戦闘で、冷静な理由と武具の扱いが上手すぎるのは戦神様…ねぇ聞いていい?」

「ん?」

「この世界で何をしたいの?確かに異界送りには神様からの加護が付く事が大半だからいいけど、何を願ったらこうなるの?」

「願ってないよ。」

「えっ」

「何も願ってない。」

「えっと…私早まったかしら…」

「いや、あの時に力を貸してくれと初めて願ったが、神様には単純に気に入られただけらしいよ?

 やりたい事も人を守る騎士になってみたい、だけだしね。」

「何をしたら気に入られるのよ、祝福ならまだしも、こんなに加護があるだけでも凄いのに…」


 リュアスには経緯を説明するか。

 という事で、リュアスにこの世界に来る前の事を話し、今日此処に来た事を伝える。


「なるほどねぇ…セイゴは悪い人じゃないし文句はないのだけど…神様達の愛が重いわね…」


「まぁ考えなくもないんだが、死んだ後で憧れを追える様になったんだ。有難いよホントに。」


 せっかくだしと、魔法の事を聞こうかと思ったのだが…

 ダッシュでこちらに来て何故かメイスを持ったエミンさんがバンッ!とドアを開け放ち、


「セイゴさん〜!先程から誰とはなし…を…」

 まぁびっくりするよな。

 椅子に座った俺の体面に、浮くステータスボードがあるんだし…

「なんですか!?オバケですかゴーストですかポルターガイストですかぁ!?」


 普段ののんびりした口調が、見る影もないほどに捲したてる。


 というか、オバケもゴーストもポルターガイストも全部一緒だし、シスターや神官なら領分にも思うんだが…


 リュアスが此方を見てどうしよう?と首を傾げる。

 試してないが気になるしやってみるか。


 精霊連結

 契約精霊と契約者との魔力を連結するスキル。

 これにより契約者は精霊との同調率が上がり親和性も上がる。

 同調の際お互いの魔力を渡す事が可能になるのが特徴でもある。

 また契約者と契約精霊の許可があれば一定条件を満たす際に、精霊自身の顕在化が可能になる。


「エミンさん、落ち着いて、少し待ってほしいんだ。

 リュアスも落ち着かないだろうから試したい事あるし手を貸してくれるか?」


「構わないけど、セイゴ何する…って触るなら触るって言いなさいよ!びっくりするじゃない!」


「セイゴさん!?誰とお話しているのですか!?リュアスさんとは誰ですか!?後なんで、手を掴むんですか!?」


 喧しいが、試してダメなら説明をすれば良いだろう。

 リュアスの手とエミンさんの手を握り精霊連結を試す。


 どうだ?

「……セイゴさん〜?此処は教会であって連れ込み宿じゃないのですが…あれ?というか人じゃない…?」

 と言いながら、エミンさん空いている方の手でリュアスの空いている手をペタペタ触る。


「え、このシスター先生、私の事見てないかい?しかも触れてもいるよね?なんで?」

 二人は首を傾げながら此方を向く。


 これなら目の前にいるし昼の事をぼかさず説明しやすいだろう。


「エミンさん。今見えてる方は薪拾いの際に会った木の精霊でリュアスと言う人なんだ。

 いつも子供達を木々から見守っていて、何故か精霊と話す見る触るが出来たからさ、色々話してたらシーナが居なくなってしまって。

 それでリュアスに探索と護衛をお願いしたんだ。言わば今日の功労者です。」


 続いてリュアスが話す。

「シスター先生。いつも子供達が楽しそうに森で遊んでるのを、私ら精霊は良く観てるんだよ。

 いつも遊びの時間は子供達に引っ張りだこでさ、羨ましくみんなで観てたんだよ。」

 リュアスはそう言いながら、ニコっと微笑んで空いてる手を出す。

 エミンさんも、反射的にか手をだし握る。


「シスター先生。子供達がいつも笑って居られるのはアナタのおかげだよ。改めてよろしくね。」

「よ、よろしくでしゅ…」


 ぽかーんとしてるが、まぁ大丈夫だろう。


「で、話をしてたのはリュアスに質問があったからなんですが、丁度いいです。エミンさんにも聞きたかったから、少し付き合って下さい。」


 ただ、このまま手を繋ぎながらじゃ話にくいな。


「今【精霊連結】でリュアスと俺の魔力を、エミンさんに流して循環させて戻してをずっとしてるからエミンさんも俺と同じ精霊との同調が出来てるようなんだが、手を離すと多分見えなくなるんだよな。」


「あぁ、成る程。シスター先生から先に、セイゴの手を離して肩に手を置いてごらん。」

 エミンさんは頷き、手繋ぎを離し、左肩に右手を乗せる。


「後は離れたまんまでもセイゴが精霊連結すれば、他の人でも見れると思うよ?

 ただこの方法は魔力や精神が高くMPが高い人向けでもあるから、町人とかだとちょっと厳しいかもね…」


 なるほど。

 エミンさんは神官だから、魔力精神力が高く可能な事なのか。


 精霊連結を発動し直し、改めてステータスボードを眺めながら、

「精霊魔法と普通の魔法の違いがわからないんだよな。

 どれも同じ魔力使うのに。何故精霊士と魔術士があるのか?また神官の魔法との違いは?町人でも使える魔法とかは無いのか?ってあたりなんだ。」


 リュアス曰く精霊士と魔術士が使う攻撃魔法は、根本的に違いがあるようだ。

 精霊魔法は契約精霊が自然から力を補い発動するもので、リュアスなら木や草花がないと発動が難しいのだそうだ。

 その分精霊が魔力を集め契約者に送り発動となる為MPの負担が減る事が、最大の利点でもあるそうだが親和性に左右される為に使役が難しくなっているのだそうだ。


 また自然から干渉する為に、魔術という学問要素が無いのも特徴の一つらしい。



 エミンさん曰く【神官】【魔術士】などの職業は自分のMPや魔力、精神力に大きく左右される。


 魔術士の攻撃魔法には属性があり、火>氷>風>土>雷>水と強弱も存在し循環する形になるようだ。また六芒星を書き頂点に火を置き強弱順に時計回りにすると、

 火=風=雷、氷=土=水と三種ずつ相性がよく火風雷を極めると光を氷土水を極めると闇になる。

 また攻撃魔法は自然現象に強引に干渉する為消費するMPが大きく威力や射程、効果は能力に左右されるようになる。

 リュアスの補足として、精霊魔法にも属性はあるが、リュアスの<木>であれば大元の属性は土水の複合属性らしい。


 神官の使う神聖魔法は、回復や補助に特化した魔法であり、基本は魔力ではなく精神力により左右されるようだ。

 光魔法とは違い、攻撃魔法は一切ないが加護や教会範囲や所属の神の恩恵により、効果が増減するそうだ。


 また逆に、暗黒魔法という弱体や行動阻害に吸収といった魔法も扱える職業もあるそうだが、希少な存在であり数は少ない為口伝されていないのだそうだ。


 最後に、町人でも使える魔法として【生活魔法】という簡単な種火を出したり、少量の水を出したりなど簡単な操作と調整で使える素晴らしい魔法なのだが、町人LVが10で増えるらしく、此処が冒険者のスタートラインにもなるそうだ………




 戦闘職があるのに、冒険者のスタートラインに立ってない人は滅多にいないらしく、そんな意味でも異常性が高いようだ…

 近いうちに…レベルを上げよう…

 くやしいです…







 次の日、リビン、ミーナ、シーナが、朝一の掃除に水を出していて尚更凹むのはまた別のお話でもある…

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