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NEW・アルカディア!  作者: 祝 冴八
[DAY5]確執への抱擁
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41/64

5-J 会心⁉︎ 届け届けも今のうち!

5秒で分かる前回のあらすじ

「綺麗事」



「『シネストメイト』……『インパロールミシィ』ィィィィィィ‼︎」


 太い光線が直線を描き走る。

 しかし、メノスはひらりと上方へかわした。


「まっ…………だダァッ‼︎」


 衝動によって重くなっている槍を、無理矢理引き上げる。すると、私の光線もまた弧を描いて上方に曲がった。

 惜しくも彼には当たらない……だが、ロートスの木の、幹の塊に衝突したのが運命だった。


 その時、側で身構えていたメノスが、何かを察したのか、私から離れ始めた。


 ——ピシュンッ


 何かが音を立てて、メノスの顔スレスレを通り過ぎた。

 私は自分の魔法の衝撃と光のせいで、意識を向けづらかった。その中でもしっかりと確認できたのは、銃弾の姿であった。

 そして、我々の真下で、エルが狙撃銃を構えていたのを見た。

 それだけ確認してから、私は私の槍先に集中する。


 ——するとどうだろう。魔法の光線の光に混じり、幹の間から強く、また強く点滅する光があった。

 私の握る槍も、それを指して動かなくなった。


 ——パキンッ……! パキパキパキパキッ……



 何かがひび割れる音がしたかと思うと、視野全体にカッと白い光が広がった。


 通り過ぎる爆発音。思わず目をつぶって、身体を収縮させた。



 ——次に目を開けた時……そこに、大木は無かった。



「……えっ…………?」


 ——何が起こったのだ。私は記憶を巡らせる。自分が魔法陣を使って放った光が、ロートスの木の核に当たったのは覚えてるから……

 つまりその結果、ロートスのハイジュウ化が解けたのだと気がついた。


「えっと…………あ! そうだ、メノスはっ⁉︎」


 私は辺りを見渡す。すると、ロートスも無くなり、捕まる場所を失ったメノスが、重力に従って落下するところを見つけた。


「メノス!」


 咄嗟に羽を畳み、急降下する。彼の身体のどこか一部でもこの手の中に。そう腕を目一杯伸ばし、奮闘しようとした。


 ——ところがその瞬間、突然の強い目眩が私を襲った。


「……ぬぁ……ぐッ…………ぁ」


 意識を無くすのに、思考は必要とされなかった。

 私はついに、頭から落下しながら、瞳を閉じることになった。



 眠る瞬間、自分の手の甲が霞んで見えた。


 眠る瞬間、誰かが私を呼んだ気がした。


 眠る瞬間、私は悲しみを感じた気がした。


 眠る瞬間、私は————



 次に目を覚ましたのは、見知らぬ部屋のベッドの上だった。


「————はぁっ⁉︎」


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