表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海の防人~2022 日中開戦~  作者: 呉提督
4/48

かわりゆく日常 4

和也は驚愕の事実とこの世の中の闇を知ることになる。

本気で耳鼻科に行こうかと思った。

それくらい衝撃的なことだった。



「嘘だろ・・・・七美が意識・・・・不明?」


この教師が暑さでおかしくなったのか?

確かに七美は学校祭初日までは元気だったのだ。


「なんで・・・・なんでそんなことになったんですか!?」


和也は今にもつかみかかる勢いで聞いた。


「落ち着け。学校祭で浮かれすぎたんだろう。

階段から転落して頭を強打したそうだ。」


「あいつは、あいつは今どこにいるんですか!?」


「市立病院の203号室だが・・・・。」


それだけ聞くと和也は学校を飛び出した。


「俺の担任に今日は早退すると伝えてください!」


ポカーンとする2年生の学年主任を横目に和也は

市立病院に駆け出した。





・・・・

市立病院203号室



変わり果てた姿で七美はそこに横になっていた。

顔は傷だらけ。艶のあった長い髪はボサボサ。

点滴と呼吸器のおかげでなんとか生きている、そんな感じだ。


「どうして・・・・どうしてこんな・・・・。」


入ってきた看護師に彼女の目覚める確率を聞いた。

98%ありえないらしい。


「くっそ・・・・。」


誰に対する苛立ちかはわからない。だが苛立たずには

いられなかった。


「えっと、あれ?」


和也はバックをまさぐって気がついた。

学校に忘れ物をしていた。学校祭準備の時に

教室に置きっぱなしにしてそのままだった。


「悪い、七美。1回学校に戻る。お見舞い持ってまた来るよ。」


頭を冷やす時間も欲しかった。和也は一時間かけて

学校に戻った。



・・・・


学校に戻った和也だが、今日は部活もなく、生徒はほとんど

いなかった。

教室に行って忘れ物を取り、病院に行こうとした時、

会議室に人影が見えた。


そこで聞いた話を彼は一生忘れないだろう。

















































「先生、今回の件、1000万円で許していただけませんか?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ