作戦進行
2022年 4月23日 08:00
中国軍が尖閣、与那国に侵攻してから2日。
与那国島沿岸監視隊200名は中国軍に投降し、
捕虜となった。
日本は国連安保理に中国の武力行使と
領土侵犯を提訴したが、中国に多額の債権を
握られているイギリス、中国と経済連携を
強めているフランスが拒否権を行使。
ASEAN諸国も日本に同情的立場をとりながらも
中国との関係悪化を恐れ、中立を保った。
米軍の加勢も期待できないため、日本は
1VS1で中国と戦うことを強いられる。
遼寧を撃沈された中国は、
生き残った駆逐艦を広東の護衛に回し、
広東の護衛艦は6隻に増えた。
一方、海上自衛隊空母しなの以下第一艦隊は
宮古島、多良島上空の制空権を完全なものにし、
与那国島の東北東90km地点に展開。
上陸作戦に向けて万全を期していた。
横須賀の統合任務部隊司令部、
市ヶ谷の防衛省でも上陸作戦の
プランが作成されている。
上陸は24日の深夜。
佐世保の水陸機動団が輸送艦おおすみから宮古島、多良島に、
特殊作戦群が空挺降下で与那国島に、
それぞれ上陸。
25日夜には第一空挺団(東京)が与那国に
降下する手筈となっている。
宮古島、多良島の中国軍は2個中隊約200人ずつで、
装備も地対空ミサイル、地対艦ミサイルを除けば
軽装だが、与那国島には1個連隊500人が上陸しており、
空挺戦車や戦闘ヘリ10機など、かなりの
火力を有していた。
作戦としては、まず住民が人質となっている
小学校や市民会館を制圧し、住民の安全を確保。
その後中国軍を撤退に追い込むというものである。
領土と、そして国民を守るため、
自衛隊の戦いはここからが本番だった。