中国軍侵攻 1
お待たせ(?)しました。
本日より戦闘回です。
今まで青春劇場におつきあいくださり
ありがとうございました。
2022年 4月21日 16:00 宮古島
その日、宮古島の市民会館では
新学期を祝う市民の宴会が催されていた。
その会館を突如、爆音が襲った。
「おい、今の、なんの音だ!?」
「さあ?米軍機じゃね?」
それは残念ながら米軍機ではなかった。
機体に赤い星を付けた中国軍機だったのだ。
現れた中国軍機は3機。
輸送機Y-20とその護衛を務める新型艦載機
殲20、2機。
殲20が宮古島上空をフライパスすると、Y-20から
いくつものパラシュートが展開された。
・・・・
同刻 与那国島
同じ頃、与那国島でも同じことが起こっていた。
中国海軍空母広東から発進した殲20、3機が
低空から侵入、自衛隊基地に警告なく空対地ミサイルを
撃ち込んだ。
幸い、宿舎は攻撃を免れたため、死傷者はでなかったが、
レーダーサイト、電波塔は完全に破壊され、
与那国沿岸監視隊は孤立した。
この島には3機のY-20が接近し、
200人の中国軍完全武装連隊を降下させた。
・・・・
同刻 尖閣諸島沖
中国軍の侵攻はこれで終わりではなかった。
尖閣諸島には5機の殲20が飛来。
いずれの機も腹には空対地ミサイル、空対艦ミサイルを
抱えていた。
その内の一機は、なんと付近を警戒していた
海上保安庁の7000トン級巡視船しきしまに空対艦ミサイル攻撃を
敢行。
威嚇だったため、命中することはなかったが、
軍事力を持たない海上保安庁への武力攻撃は
前代未聞で、乗組員たちは震え上がり、
しきしまはただちに海域を離脱した。
その30分後、駆逐艦2隻に護衛された中国海軍揚陸艦井崗山が
尖閣諸島に中国軍300人を上陸させる。
同様に与那国へも中国海軍揚陸艦長白山が
中国軍200人を上陸させたのだった。