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海の防人~2022 日中開戦~  作者: 呉提督
17/48

激突!しなのVSたいほう 1

2021年、東京同時多発テロは

内容が内容であることを考慮し、

誠に勝手ながら廃案としました。

申し訳ございません。

2021年 7月 小笠原諸島沖


海上自衛隊初の空母であるしなのの航海演習も最終段階に

入っている。


しなのが配備されたのは、海上自衛隊第一護衛艦隊。

横須賀を母港とする、海上自衛隊の最精鋭部隊である。

このしなのと艦隊を組むのは、


DDGのしろ

DDGやはぎ

DDてるづき

DDかげろう

DDしらぬい

DDHかが


の6隻。ここにしなのを加えて計7隻で艦隊を

構成する。


やはぎ型イージス艦は、あたご型ミサイル護衛艦の後継として、

2020年に竣工した。

レーダーの出力強化、艦対空ミサイルの総弾数の増加など、

大きな変更はないものの、その実力は確実に強化

されている。


かげろう型汎用護衛艦は、あきづき型汎用護衛艦の

後継として誕生した。

見た目はあきづき型とほとんど変わらないが、

通信機能が大幅に改善された他、弾道ミサイルを

迎撃できるミニ・イージスシステムを搭載。

現在、かげろう、しらぬい、ゆきかぜの3隻が実戦配備

されており、今年の冬には残る3隻も配備される予定だ。


かがは、しなのの元になったいずも型ヘリ空母の2番艦である。

当初はしなのに対潜ヘリSH-60Jを搭載する

予定だったのだが、いざ運用してみると、F-35 20機の

運用で精一杯であることが判明。

そのため、対潜ヘリの運用による、艦隊防御と、

もしもの時の旗艦代行のため、この船も艦隊に

加わることになった。



しなのの兵装は、F-35 20機を除けば、

近接自動対空機関砲CIWSが2基と、

自艦防御用対空誘導弾シーRAM2基のみだ。

これはかがも同じで、艦隊の防衛はその周りを守る

5隻の護衛艦に託されている。



最初はちぐはぐだった艦隊も、大空一佐と群司令の

波多野海将補の指導でかなり上達したと言えた。


そして、今回の航海は最終試験ということで、

海自の潜水艦との模擬戦闘が予定されていた。

艦隊の各艦は警戒を厳として、相手役の潜水艦が

来るのを今か今かと待ち構えていた。





・・・・


こちらにも最後の演習を迎える艦がある。

原子力潜水艦たいほう。

たった1隻の寂しい航海である。

東京オリンピックが終わってすぐに竣工したこの艦は、

極秘でアメリカへと渡り、アメリカ海軍との

演習を繰り返し、優秀な成績を修めていた。


無論、艦長は剣城和也一佐。

副長兼航海長は、SS養成所で和也と同期の福田雅樹ニ佐。

その他68名の乗組員もすべてがSSのメンバーだった。



「艦長、空母しなの以下7隻、予定海域に入りました。

接触は1時間後の予定です。」


「ごくろう。総員戦闘配置に付け!」



海上自衛隊最新鋭艦2隻が今、激突する!

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