見え隠れする本性
私の名前は、菊池尊[キクチミコト]
桜川第二中学校、中学二年生の14歳
みんなからは、菊池と上の名前で呼ばれている。
唯一下の名前で呼んでくれるのは、
親友の皐月春香[サツキハルカ]
そんな中、
中学二年になったときのことだった。
『みことー!一緒に帰ろ!』とはるかが言った。
「ごめん!今日は、委員会があって(m_m)」と尊
『あっ!そっかー。また今度帰ろ!!』
少ししょんぼりしながら、春香は帰っていった。
無論、私が委員会の中でも放送委員に入ったのには訳がある。
それは、イケメンで、背格好もちょうどよく、
眼鏡をかけた、男の先生。
通称 こばてぃー 小林健太先生だ。
同じ学年の先生では、あるが
小林先生は、春香の担任。
私とは、全く接点がない。
そんななか、放送委員会の担当が小林先生に変わった。
委員長に立候補した、私は小林先生と話す機会も増えたのであった。
ここまでは、良かったのだ。
ほんとの性格に気づいたとき私は、驚嘆した。
『おい。菊池ー!菊池ー!』と小林先生。
「はーい!菊池です」
『お前、ふざけんなよ』
突然のことに、わたしはびっくりした。
「え。なんかしましたか?」
『お前これ、次の放送当番までにやっとけって言ったよな?もっと、きっちりしたやつだと思ってたのによ』
「…そんなに言わなくてもいいじゃないですか…」
わたしは、はっきりいって、落ち込んだ。
先生として憧れていた、先生に思いっきり罵倒されたのだ。
わたしは、その場を去った。
家まで少しもとまらずに走りつづけた。
一話end