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春の海

作者: 檸檬
掲載日:2026/02/18

海だった


春の海を渡る風が


背中から胸へ押し流れゆく


海の中で


もう一度声をきいた


焦げつかせた鍋底に残った銀盤はキラリと光る


目くじらとクジラは関係ないんです


目尻のことだとご存知でしたか


そうでしょうね よかったです


それはともかく


あの歌の音符だったのです


海だったのは


春の海を渡る風が


背中に流れ着く


海の中で


もう一度声をきいた


静かな森のフクロウが鳴いている


深海のクジラが鳴く


月は黙ってみている


船着場の時刻表を見にゆく


もうすぐあの歌が風に乗って流れ着くまで


ウトウトと眠っていよう


あたたかな春の海を渡ってゆく夢をみながら


ヒラヒラと陽光を乗せた言葉の舟が波のように瞼の上を通り過ぎてゆくから


空高くへと手を伸ばしてみる




















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