表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

送るは「あいうえお」、送られるは「やゆよ」

作者: 轟鬼 雅楽

夕暮れ時の放課後の教室に二人。


俺と幼馴染み。


幼稚園、小学校、中学校、高校と

幼馴染みと離れたことが一度たりともない


家は隣同士で、登下校も一緒である。


「あき? 帰る準備出来たか?」


「まだ、ちょっと待って」


「まだー?」


「まほが早過ぎるんだよ」


「早くしてよね」


まほはニッコリと笑った


「まあ、まほ」


「ん? できた?」


「いや、やっぱ何でもないよ」


「えー? 気になっちゃうじゃん」


と言いつつも、まほは深入りしない


「や、やっぱ、何でもある」


「?」


言わなきゃ、言わなくちゃ


「あのさ、まほ」


「なーに?」


伝えなきゃ、伝えなくちゃ


「俺さ、まほに言いたいことがあるんだ」


「もしかして私、あきの気のさわることやっちゃった? それだったらすぐ治すから」


「そうじゃない」


「?」


「あいうえお」


「どうゆう意味?」


「当たり前のようにいつも一緒にいて、


いつも、いつまでも、


鬱陶しくて、五月蝿くて、でも


笑顔を見たくて、まほの幸せそうな顔が見たくて、


だから」


「? だから?」


「俺と付き合って下さい!」


「!!」


.....


するとまほはニッコリと笑って


「じゃあ、私からは「やゆよ」だね」


「?」


「やっと


ゆってくれたね


喜んで」


「!!」


あぁ、あぁ、


「どうしたの!? あき?!」


「いーや、嬉しくて、つい」


俺は瞳から大粒の涙を流していた


「泣かないで! 私が一緒にいるときくらい、あきは笑ってて」



「私は、あきの笑顔が大好きだよ」


まほは満面の笑みで言った。



いつも、いつまでも


まほのこの笑顔を見ていたい。


「俺はまほとずっと一緒じゃないと嫌だ」


「じゃあ、これからはずっと一緒だね」


「ああ」



やっぱり、


まほの笑顔を見ると俺は元気づけられる


そして、


まほの幸せそうな顔を見ると俺も幸せになれる



終わり

手に取っていただき有難う御座いました。


後書きとかは苦手なため

何を書けばいいか分かりませんが

とにかく

有難う御座いました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ