神様の不手際
「お前、死んでしまったぞい」
はぁ?
歪んだ空間の中、俺は唐突にそんなことを告げられた。
もう突然のことで何がなんだかさっぱりわからない。
俺の人生の終わりを告げたその老人は口を開きこんなことを言ってきた。
「いや~間違ってこの名簿からお前の名前を消してしまってのう。名簿から名前が消えた者は、あの世界に存在しなかったことになる。」
じゃあ、俺は地球から消滅したってこと!?
「まぁだから他の世界で、生き返らせるけどそれでいいかのう」
「いやいや、さっきいた世界に戻して下さいよ!!」
嫌いな勉強を頑張って良い高校に進学できたのに!ここでゲームオーバーとか最悪なんだけど!!
「すまんが、名簿から消してしまった以上元の世界には戻れないのじゃ」
マジかよ!
俺は今後どうすればいいんだ。後、他の世界って何に?
「だから、他の世界で生き返らせるぞい」
「さっき言っていた他の世界ですか?」
「まぁそうなんだがどんな世界に行きたいのだ?」
え…もしかして選べるのか?だったら一度は夢見た異世界に行きたい!!
「あ、あの剣とか魔法とかが使える異世界みたいなのってありますか?」
「確かにあるにはあるのだが…
マジで!?ラッキー!
「なら俺をそこに送って下さい!!」
「わ、わかったしかしその前にお前にワシから誰にも負けない強力な魔力を授けてやろう。」
老人は俺の頭に手をのせ明るい光で包み込み超魔力授けてくれた。
「異世界の言語は習得させておいたからのう」
いろいろやってくれるな、この人。
「それでは異世界に送るからのう」
「ありがとうございます」
やっと異世界に行ける。さてどんな所なんだろうか?
「その前に、これを持っていてくれ。ワシから出血大サービスじゃ!」
ほこりの被った古い本を老人から受け取った。何の本なのだろうか?
「では今度こそ異世界に送るぞい」
「はい」
俺の足のしたに魔方陣が現れ徐々に俺の身体が消えていく。
「本当にありがとうございました!えっと、
「ワシの名はゼウスじゃ」
「ゼウスさん、ありがとうございました!!」
お礼言った後、ゼウスさんの姿はもう見えなくなっていた。
俺はこれからの異世界生活を楽しみしていたのだが…
どうも京太郎っす。
友達に誘われ小説家になってみました笑
今回初めての投稿なので分かりにくいところがあったらすいません笑
まぁこれから頑張っていきたいなと思うので続きが出たら見てください!