最終形態 憤怒
二見は死んだ。
全ての元凶、九十九研究所の秘密兵器、十のクソは殺した。
四角は十と殺し合ってたいた後に気付いたら消えていやがった、発見次第惨たらしく殺す。
ゴミクズ共は九十九研究所のどっかで暴れてるみたいだ。
そのせいでアラーム音が喧しいは、よくわからねえ死体がそこいらに転がってるのか。
俺は気持ちの制御ができないまま年代を感じる廊下を出口を求めて歩き続けた。
怒りが、憎悪が、内側から湧き上がってくる。
二見と成り行きで融合し、全てを理解した。全てというのはこの世界の全てだ。
俺は全てを理解した時、絶対的な敵の存在を理解した。
怒りが、憎悪が、内側から湧き上がってくる。
俺は全てを理解した時、絶対的な敵の悪意が存在した。
怒りが、憎悪が、内側から湧き上がってくる。
俺は全てを理解した時、絶対的な俺の自我が消滅した。
怒りが、憎悪が、内側から湧き上がってくる。
ムカつムカつくムカつくムカつくムカく ムカつくムカつくムカつくムカつくム カつく
ムカ くムつくムカつくムカくムカつくムカつくム カつくムカつ ムカつくムカつく
ムカつく カつくムカつくムカつくムカ つくムつくムカつくムカつくムカつくム つく
ムカつくムカつ くムカつくムカつくムカつ ムつくムカつくムカつくムカつくムカつく
その時
「きやがったな」
俺は立ち止った。目の前にゆく道を塞ぐ一人の男、イタリアンマフィアみたいな出で立ちの中年。
亜久間 明長
夢に現れ、事の顛末を知り、それを俺に説明しようとしている先導者。
理解不能な科学を武器に神と戦う反逆者。
「ラプラスの悪魔ですか、十分に仕上がってますね。」
俺を見た瞬間で"全知"理解したのか。
「お前の企みに乗っかってやるよクソが」
「話が早くて素晴らしいです。」
「あと5人スカウトするんだろ?目星ついてるのか?」
俺がこの質問をした理由はこの世界に死に至る罪になれる人はいねえからだ。
「当たり前です。私の科学は全てを超越し、神をも超えます。」
流石だ。傲慢の名は伊達じゃない。尚のことコイツをぶち殺したい。
「貴方も憤怒の名に負けない怒りを私に向けてますね、当然ですが。」
「早く別世界に行くぞクソ野郎!!」
「道具のくせに生意気ですね。」
亜久間が何かをして、俺と亜久間はそこから消えた。
待ってろ二見、お前をおもちゃにした神は俺がぶっ殺してやる。
俺は一三 一。
全てを知る憤怒の悪魔だ。