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これなんて無双ゲー?  作者: TOTO
始まりの場所 ~the Place of Beginning〜
8/82

帰還

オウカSIDE


なんであいつはドラゴン相手にひるまないのよ。幻獣クラスよ?剣を持っただけの人に倒せるわけないじゃない。


ほら、刃が通らないじゃない。どうするのよ、ってなんて無茶苦茶な倒し方するのよ。


やばい、ちょっとかっこいいかも。いや、違う、そんな事ないわ!そんな事…


まさかねえ…


自分の気持ちに気づかないオウカだった。


ルーSIDE


私が戦った方が速いのに、何故イクス様は自分で戦うと言ったのだろう。あんな鈍刀でドラゴンの鱗が裂けるわけないのに。


って、えぇ〜!?


倒し方が無茶苦茶過ぎる。やっぱりこの人は規格外だ。


改めてそう認識するルーだった。


町に戻ると、ユリが門のところで待っていた。


「さっき依頼者から連絡があったのよ!あなた達ドラゴンに会ったんだって?よく生きて帰ってきたわね。」


ホッとしたような顔をしている。


「ドラゴンなら倒したよ。」


「は?」


「だから、ドラゴンなら倒したって。」


「ちょっと待って。それ本当?」


「ほい、証拠。」


そう言ってユリに渡したのは、魔臓と呼ばれる部位だった。ルーの話では魔法を使えるものには必ずあるらしい。折れた刀で取り出すのは骨だったなあ。


「えっ?えーっと…とりあえず、これはギルドで鑑定させてもらうわね。お疲れ様。結果が出るまで、ギルドで休んでていいわよ。」


「ありがとう。」

「ありがとうございます。」


ギルドに戻って10分程で結果が出た。俺たちが倒したのは、『グランドワイバーン』と呼ばれるドラゴンらしい。


「初めての依頼で幻獣クラスを倒した冒険者は初めて見たよ…。依頼で受けるとAランクだよ?まあ、格上依頼クリアという事で2人ともBBに昇格…と言いたいけど、経験も積んでないし、初めてでBB以上ってのもちょっとねぇ?というわけでBランクに昇格ってことになっちゃったけどいい?」


「まぁ、下がってるわけじゃないからいいけど…。」


「私も文句は無いわ。」


「じゃあ、はいこれ。報酬ね。」


出てきたのは仮金貨5枚だった。あれ?


「不思議そうな顔してるけど、あなた達が倒したのは猪じゃなくてドラゴンよ?それ相応の報酬がでるに決まってるじゃない。」


「はぁ。ありがとう。」


「それと、2人ともギルドマスターから呼び出しがあるわよ。」


「「えっ?」」


次は何があることやら…。


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