表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これなんて無双ゲー?  作者: TOTO
閑話 Part4
39/82

閑話 過去編()

あの出来事から2週間後。俺たちはオウカと買い出しに出かけていた。


「ジョシュア国王の自殺による戦争の終結…か…、なんか後味悪いな…。」


「仕方ないわよ…。やれる事はやったんだから…。」


「だけど…」


あの後すぐにルーやリッカにも言われた。


「一人の力などたかだか知れてます。イクス様が気に病むことはないです。」


「気をたしかに、イクスさん。こっちまで気が重いです。」


「…だけど、どうしても、俺には何かできたんじゃないか…って思って…。くそっ…くそっ…。」


すると、オウカは無言でイクスを抱きしめた。


「…えっ!?なにするん…」


「…このままで聞いて。私はイクスがすごく頑張ってるのを知ってる。私を助けてくれた時も。今回の戦争も。本当は戦うのが怖いのも知ってる。だから2人の時だけでも、無理しなくていいのよ?」


「俺は……、俺は…」


「うぅ、あぁぁぁぁ……」


イクスは声もなく泣いた。転生してから初めて泣いた。それから、しばらく泣き続けた。



「安心して。イクスが私を守ってくれるように、私もイクスを守るわ。」


「ありがとう、もう大丈夫だ…、大丈夫だよ……。」


「じゃあ…帰ろっか。」


「そうだな…。」


帰り道、イクスたちは不思議なものを見た。


「ねぇ、イクス。何か宙に浮いてる。あれって…?」


「何か…光っている…、あれは穴か?一体どんな魔法を…?…!」


次の瞬間、イクスとオウカは穴の中に吸い込まれた。


「きゃああぁぁ!」


ーここは…通常の世界じゃないな。どっちに向けて重力がかかってるんだ?


しばらく落ちていると(落ちていたのか?)、突然地面についた。


「ここは…?」


「その問いには私が答えるわ。」


「っ!イシス!!なんでここに?仕事はいいのか?」


「まずはこっちから説明しないと理解できないと思うわよ?」


「イクス、まずはイシスの話を聞こうよ。疑問を解決するのはその後でいいんじゃない?」


「そうだな。」


「じゃあ、話すよ?とりあえず、ここの説明からね。ここは、君のいた時間から500年程前の時代よ。」


「は、500年?」


「そうよ、私が呼んだの。」


「なんで500年前のイシスがイクスの事を知ってるの?」


「ん〜、私達神界の者は時間の感覚がすごく曖昧なのよね〜。ちょっと理屈じゃ説明しにくいかな?まぁ、それはおいといて、私があなた達をこの時代に呼んだのは、あなた達の力を借りたかったの。」


「何をすればいいんだ?」


「この時代ではまだ、まともな人間の集団ができてないのよ。国とか…ギルドとかね…。私が干渉しても良かったんだけど、私が干渉しようとすると、いろいろと細かい制限がついちゃうの。だからあなたを呼んだの。」


「文明なんて放っておけば、自然とできるんじゃないのか?」


「本来ならそうなんだけどね…。今回に関してはそうも言ってられないのよ。」


「?どういうこと??」


「近い内に人類対魔族で争いが起きるわ。その前に人類は集団を作ることを知らないと、この争いで人類は滅んでしまうわ。」


「それは、本当なのか?」


「本当よ。だからあなた達を呼んだんじゃない。とにかく、人間が滅んでしまえば世界のバランスが崩れる。それだけは避けたいわ。私もできる限りサポートするから、とりあえず国、そしてギルドを作るのを手伝って。」


お願いします。とばかりにイシスはぺこりと頭を下げた。


「仕方ないね、イクス。神様に頭を下げられるってなんか居心地悪いし。」


「まぁ、いいか。仕事が終わったらちゃんと元の時代に返せよ、イシス。」


「そこに関しては任せといて。」


ーなんか転生する前にこういうゲームやったことあるなぁ。


そんなことを考えていたイクスだった。


この閑話では、話の中でちらちら出てきていた、歴史の話を書こうと思います。この話はシリアス少なめほのぼので行こうと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ