敵国遠征
だいぶ更新が遅れてしまいました。すみませんでした。でも、この間にだいたいの方向性は決まりました、からちょっとは安定するかなと思います。速度も量も。
「久しぶりだね。イクス君。」
「そうだな…。3ヶ月ぶりか?」
アポロニア王宮の王の間、イクスとヴェルデが話をしていた。
「今回はどうしたんだ?」
「そろそろ、こちらから攻めようと思ってね。遠征軍を組織するんだ、それも同時攻撃で。その片方を君に任せたい。」
「別にいいが…、一つだけ条件がある。」
「なんだい?」
「遠征軍の片方はパンドラだけで組んでくれ。それと、この戦争が終わる時、俺たちはエウテルペへ向かう。それに伴い、パンドラの後継者の人選を頼む。ってか、エウテルペの情報はどうなってる?集めてくれてるんじゃないのか?」
「条件が2つになってるよ。まあ、あげ足取りはそれくらいにして、後任についてはこちらでなんとかしよう。エウテルペについては、無人だったはずのあの未開拓地に最近国ができたらしいんだ。ほとんどが魔族で構成されてる国何だけど、王の目撃情報には『王は人間であった。』というものがあるんだ。さらにその王は魔王と呼ばれてるらしい。…笑っちゃうよね。今時魔王なんて。」
ヴェルデは堪えきれず、ブフォと吹き出した。
「…フゥ、すまない。それから、そうだな…、ジョシュア側への攻撃を君に任せよう。やり方は問わない。可能ならジョシュアを降伏させてくれ。可能な限り無傷でね。」
「わかった」
「よろしく頼むよ。」
「ーというわけで、今度はジョシュアに攻め込むことになりました。」
「また、戦争ですか?そのために私たちがいるとはいえ……。」
「心配するな、エミル。今回は極力人を殺さないようにする。それにより早く戦争が終結することによってこれ以上犠牲者を出さなくて済むんだ。」
「そういうことなら……。」
今は無理にでと納得してもらうしかない。俺はエウテルペへ向かわなければならないからな。
「出発は明日だ。細かい作戦も明日伝える。今日はもう好きにしていいよ。」
その晩、イクスは考え事をしていた。
ーエウテルペに現れた魔王…。こいつの存在があいつの言っていたことなのか?…くそっ、考えてもわからん。そこに行くしかないのか。そのためには明日で戦争を終わらせる…!
次の朝、イクスたちは中庭に集合した。
「それじゃあ、いくか。」
「「そうね。」」
「「行きましょう。」」
今回は少数で行くことになっているのでエミルたちは留守番だった。
ージョシュア王宮ー
「陛下!!敵襲です!!」
「…落ち着け。相手はどこだ?」
「アポロニアです、奴らとうとう攻めてきました!」
「アポロニア?あそこには攻めに転じるほどの戦力はなかったはずだが…。」
「それが…敵は5人だそうです。」
「…はぁ!?」
ジョシュアの王アシュロンはわけがわからなくなった。
ー5人ってどういうことだ?儂はてっきり何万人単位で攻めてくるのかと…。
「ええい!迎え撃て!たかが、5人なら尚更だ!!数で押しつぶせ!」
アポロニアのパンドラの名が世界に轟く戦いの始まりだった。




