表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これなんて無双ゲー?  作者: TOTO
圧倒 ~Overwhelmed~
27/82

国境防衛戦 その2

ルーandリッカSIDE

「リッカ、私たちは魔法中心で行きますよ!」


「わかりました。行きましょう!」


リッカは火、水、風の複合魔法『エクスプロージョン』を唱えた。この前、イクスと練習したやつだ。今回は魔力が供給され続けているので、威力がなんかおかしい。軽いクレーターができてしまった。


「やっぱり、イクスさんて異常ね。これを全員に分け与えてるの?」


「まあ、あの人に常識を当てはめない方がいいですよ…。もう呆れるのもバカらしくなりますから…。」


ルーが少し遠い目をしている。仕方がないのかもしれない。一番長く一番近くでイクスに驚いていたのは、ルーなのだから。


次はルーが魔法を唱えた。光属性魔法『バインド』基本魔法だが、当然威力は高い。ルーが動きを止めてリッカがまとめて撃破する、という流れになっていった。


イクスandオウカSIDE

イクスとオウカは魔族と人間の混合部隊のど真ん中にいた。


「いやあ、転移先を間違えちまった。」


「なんで落ち着いてるのよ!?何人いると思ってるの!?」


「ざっと…4〜5桁くらい?」


「そんなこと聞いてるんじゃないわよ!ったくもう、しっかりしてよね。」


「ごめんごめん。冗談だよ。じゃあ、オウカは自分に向かってくる敵を倒していってね。」


そう言って、イクスはあの刀を抜く。


「行こうか、『妖刀 月読』。そして…」


そう言うと今度は、左手に魔力を集め出した。


「…創生魔法『霊刀 天照』!」


月読の方は、ツクヨミにもらった爪から作った刀で彼と同じように魔力を込めることで切れ味が増す。ただでさえ斬鉄くらいは出来るのだが。天照は魔力そのもので形を成しているため、切れ味はとてつもなく良く、一瞬で魔法に変換することも出来るが、常に魔力を垂れ流していることになる。こんなことが出来るのはイクスだけである。


「じゃあ、頑張れよ。」


と言って、イクスはは大軍の中に突っ込んでいった。


オウカは向かってくる敵を次々と切り伏せていった。その姿はさながらダンスでも踊ってるかのように。


ー不思議ね。イクスに頑張れって言われた。それだけなのに、なぜか力が湧いてくるわ。


二刀流となったイクスは最早手がつけられなかった。とにかく動きが速いのだ。


〜生き残ったジョシュア兵の証言〜

奴は人間ではありません!視界に入ったと思った時にはもう斬られていたのです。人間より上位種の何かと戦っていた感覚がありました。

以上


あながち外れてはいない、そしてさらにイクスは魔法も絡めて暴れていた。挙げ句の果てには戦場に隕石が降ったとの報告まであった。犯人はもちろんイクスだ。ただ、その時に直径数百メートルのクレーターができてしまったのでよっぽどじゃないと使うまいと、心に決めるイクスだった。


そして次第に夕方になり、とうとう日も落ちてしまった。イクスたちは国境の街に戻って集合した。


「おかえり、皆よく帰ってきてくれた。ありがとう。」


「あのブレスレットの効果ってすごいですね!普段使えない魔法が乱発できました!」


リッカがテンションをあげている。まあ、魔法使いにとって魔力無限供給のアイテムは宝にも等しいのだろう。


とりあえず、防衛は成功した。皆も無事だ。あとは向こうが引いてくれれば……。しかし、そううまくはいかない。


「敵が増援を連れて来たぞ!」


「…くそっ、やっぱり引いてくれんか…。」


「策があると言ってたな。どうするんだ?」


「俺が一人で出る。」


「隊長!この人は何を…」


「うるさい、この人の言う通りにしろ。俺たちが加勢しようとしても、足手まといになるだけだ。任せた方がこの国のためになる。」


「そう言うこと。じゃあ、軽くしばいてくるよ。そうそう…ルー、俺が留守の間この街近くで取りこぼしを狩っといてくれ。」


ルーが頷くとイクスは街の外、東の国境に転移してしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ