国境防衛戦
ここから、戦争が始まります。アクションが多いと思いますが内容が薄くならないように頑張ります。(某オサレ系漫画のように…)
それから、一ヶ月ほどは奇妙なほど平和で何も起きなかった。だが…
「国王様!大変です!緊急事態です!!」
「落ち着け、どうしたんだ?」
「この大陸の各国がそれぞれ開戦を宣言したとのことです!隣国のジョシュアもこの国に向かって東から進軍を開始したとの情報です!」
「なんだって!?急にどうして…ちくしょう、各部隊を東側国境付近の街を拠点に展開しろ!それと…パンドラを呼べ!!」
国王の使いが、イクスたちの元にきた時、イクスたちはそれぞれ武器と防具を買ってきたところだった。
「イクス様、並びにパンドラのメンバーに招集がかかっております。例の制服をきて集合をお願いします!」
「わかった、すぐに行く。皆、聞いたか?準備をして5分後に中庭に集合だ!」
5分後、皆はそれぞれ武器と防具、そして制服を着て集まったのだが…
「イクスさん。そんな格好で散歩でも行くんですか?」
リッカが皮肉をいってきた。イクスの格好は長袖シャツとズボンに制服を着ただけという、やる気のあるのか無いのかわからない格好だったのだから、仕方が無いのかもしれない。
「いいんだよ、これで。動きやすいし。」
イクスだけなぜかのんきだった。
王宮に転移すると、ヴェルデがいつもと違う真剣な顔で指示を出していた。
「…だから、ここの守りが薄くなってるから、第7部隊を当てろと言ってるだろうが!!」
すると、ヴェルデは俺たちに気が付いたらしく
「やぁ、呼び出してすまない。緊急事態なんでね。君たちを呼び出してしまった。つい先ほど隣国のジョシュアから開戦宣言があった。今は敵軍が東から進軍しているらしい。」
「とうとう始まったか…。」
「予測でもしてたのかい?だが既に後の祭りだ。国境付近の国民の避難と、魔法部隊の総力を挙げて全部隊の1/3は転移させた。君たちも国境の防衛に当たってくれ。」
「イクスさんの言った通りになりましたね。」
「そうね、だけどいい予測じゃなかったから外れて欲しかったかな?」
リッカとカノンがそんな事を言っていた。
「じゃあ、いってくるわ。」
それだけ言って、イクスたちは消えた。
〜東の国境の街 ハウゼン〜
「なんだ、あの兵力は?いつの間にあんな力を…!」
バシュッ
「戦況はどうなっている?」
「っ!お前らは…パンドラ!」
「ビビるなよ。今回は味方だ。で、どうなってるんだ?」
「あまり芳しくないな。中央がかなり押され始めている。」
「よし、俺たちも手伝うから夕方までは戦わせろ。」
「夕方まで…?なんでだ?」
「考えがあるんだ。じゃ、よろしくな♪」
「あっ、消えた…。」
「皆、聞いてくれ。これから作戦を説明する。まず、戦えないエミル、サラ、セラの三人は街の入り口で防御壁を張っていてくれ。あのブレスレットがあればかなりの強度のが出来るはずだ。あとは怪我人の治療も。戦闘要員は二手に分ける。俺とオウカで南側から叩く。ルーとリッカは北側から叩いてくれ。全員、日没になっても敵が引かなかったら、そこからは俺一人で殲滅する。」
「一人で!?無茶すぎますよ!!」
珍しくエミルが声を荒げた。
「そう言うな。君たちを巻き込んで殺してしまいたくないし、多分これが最善策だ。」
そう言って、皆を半ば無理矢理納得させてしまった。
「じゃあ、夕方ここに集合な。解散っ!」
それを合図にそれぞれ違う方向へ駆けていった。
エミル、サラ、セラSIDE
イクスにもらったブレスレットの力は絶大だった。防御壁の前に敵兵は誰も近づけないし、リッカとルーにこっそり習った回復魔法も重傷だろうが、すぐに治せてしまうのだ。
「すごいね、この腕輪。さすがイクスさん。」
「そうね、とりあえず、ローテーションを組みましょう。私とセラで、しばらくは防御壁を張ってるから、エミルは怪我人の手当てを。一時間毎に交代ね。」
「わかった…。」
以外に余裕と根性のある3人だった。




