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これなんて無双ゲー?  作者: TOTO
閑話 Part1
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閑話 神獣vs神獣

今回はかなり文字数が膨らんでしまいました。次回でかなり減ってしまうかもしれませんが、どうかご容赦ください。

その日はツクヨミの家にとめてもらい、次の日の朝、俺とツクヨミは里の広場のようなこと ろに集まった。昨日、宴会を開いた場所だ。


「今日も2グループに分けて活動するぞい。片方は食糧集め、もう片方はファンクの捜索じゃ。捜索の方はツクヨミ、お前に任せようかの。」


「わかりました。イクスはこちらにもらいますがよろしいですね?」


「ああ構わんぞ。イクス君、君もツクヨミたちと一緒にファンクを追ってくれ。」


「わかった。」


朝の朝礼?のようなものが終わると、ひとまずツクヨミの家に帰った。


「では、いってくるよ。」


「いってらっしゃい、あなた。気をつけてね。」


そう言うとツクヨミの奥さんは弁当を持たせてくれた。だが、元が竜だからか、やたらとでかい。牛一頭まるごととか、やめてくれよ…。


「行くか。イクス。」


「ああ、わかった。」


とりあえず、昨日俺たちが出会ったあたりを捜索する事にした。しかし、いっこうに見つからず(当たり前と言えば当たり前だが。)俺たちは昼メシを食べていると…


「ツクヨミ、イクス、戻ってきて!ファンクが里を襲ってきたのよ!!今は里の男たちが戦ってるけど、老人ばかりじゃもたないわ。」


「わかったすぐ戻る!」


そう言うと、俺たちは全速力で里まで飛んで行った。その途中、


「さっきの声は何だったんだ?頭に直接聞こえたような感じだったけど…。」


「あれは、『テレパシー』という魔法だ。遠く離れていても会話が出来るが、膨大な魔力を消費する代物でな。緊急時しか使わないのだが…。」


「て事は、今が緊急事態なんだな。急ごう!」



里ではファンクが暴れていた。


「ハーッハッハッハ!俺は力を手にいれたんだ!もう誰にも止められねえ!!」


そう言うと、ファンクは火属性魔法、『ファイヤーボール』を放った。しかし、彼らは神獣、威力が半端ない。その先にはツクヨミの子供がいた。


「「ああああ!!!」」


次の瞬間、そこにイクスが現れた。



「『プロテクト』!」


風属性のDランク魔法だ。そんなに高レベルではないが、なにせ魔力量が半端ないのだ。下手をすれば最強の防御結界かもしれない。


「この中から出るなよ、ちびっ子。ツクヨミ!こっちは大丈夫だ!!」


「ありがとう、イクス。恩に着る。おのれ、ファンク、許さんぞぉ!!」


「へっ、ツクヨミ。久しいな…うおっと、お喋りの余裕もないのかよ。」


「黙れ!黙れぇ!!」


戦っている、と言うのは簡単だが戦っているのは神獣たちなのだここがかなり移動して海でなければあの島はひとたまりもないだろう。


ーファンクの後ろにいるあの黒い影はなんだ!?


こちらの視線に気付いたのか、その影は姿を消してしまった。


「おい!?…くそっ、消えちまったのか。まあいいもらった『力』にはストックがあるからな!」


するとファンクの魔力量が上がった。これは魔力って言うのか?


「ツクヨミ、一人で暴走するな!」


そう言って俺も割って入った。


「なぜ来た?こいつは俺が…」


「うるせぇ!!馬鹿が!!お前が死んだら奥さんと子どもはどうすんだよ!」


その一言で、ツクヨミは我に返った。


「そうだな…俺は生きてあいつらを守らなければならん。…礼を言うぞ、イクス。」


「そんなのは全部、あいつを倒してからだ。」


「そうだな。」


再び2人はファンクと向きあった。


「何か策はあるのか?」


「あるっちゃ、あるな。現時点での魔力量は奴の方が上だ。それは認めろ。」


「グッ、悔しいが認めよう。」


「だが、ツクヨミは奴を倒したい、その手で。なら、俺が力を貸そう。」


「っ!魔力がみなぎってくる!…イクス、お前は一体何者なんだ?」


「ただの冒険者さ。死ぬなよ、俺の大事な親友よ。」


「ああ。」


そこからは一瞬の出来事だった。ツクヨミが時間系魔法の『アクセらレート』をかけ、超速でファンクに突っ込み、魔力を爪に込めてファンクを切り裂いた。


「くそおお!お前、何なんだよ!!」


そういいながらファンクは息耐えた。だから、冒険者って言ってるじゃねえか。


里に戻ると皆が、帰って来ていた。村長が、


「よくやった、お主たち。よく儂らの里を守ってくれた。感謝する。」


「礼はイクスに言ってやってください。私一人の力では勝てませんでした。」


「俺は、何もしてませんよ。」


イクスはとぼけてみせた。隣りでツクヨミが苦笑いしている。


「あ、そうだ。ファンクの魔臓だけは持って帰らせてください。こっちも依頼なもんで。」


「いいだろう、それとこれも持っていくが良い。」


そう言うと、村長にペンダントをくれた。


「助けが必要な時にそれに魔力を込るのじゃ、儂らがそこに駆けつける。」


「ありがとう、世話になった。」


そう言って去ろうとした時、


「まて、これも持っていけ。」


ツクヨミが自分の爪の内一本を折った。


「なにしてんだよ!」


「勘違いするな、これはお前を友と…家族と認めた証。俺の魂の一部はお前と共にある。覚えていてくれ。」


「…わかった、ありがとな。」


イクスは転移した。そしてファンクの魔臓を渡し、依頼達成の申告をした後、


「これ、どうするかな。有効活用するには…」


思いつく事は一つしかなかった。


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