イシスの予言
「いやぁ、久々の出番でテンション上がっちゃうなあ。うふふふ…。」
「誰に向かって言ってんだ?それ。」
ここは、イクスの夢の中である。今はイシスに乗っ取られているが。
「とりあえず、久しぶりだね。イクスが私を呼んでくれないから、すごく寂しかったよ〜。」
「なにしにきたんだよ。まさか、暇だから来ましたってか?」
「うん、そうだよ。」
「…仕事しろ。サボり神。」
「うわぁぁん、ひどいよ〜。まあ、茶番は置いといて、本題に入るね。暇だから来た訳じゃないし。これから、私は新人の神が世界を構築し安定させるのを手伝いに行きます。」
「他の神なんているのか?」
「うん、いるよ。で、今回はその新人のサポートに私が選ばれてしまいました。本当、めんどくさいよ、まったく。なので暫く私はこの世界に対して何も出来ないの。」
「すると、どうなるんだ?」
「世界のバランスが崩れるわ。程なく戦乱の世になるわ。それに悪魔の連中が手を出してくるかもしれない…。」
「悪魔までいるのか。もう大抵のことじゃ、驚かないな。」
「順応が早くて助かるわ。だから、私が留守の間、代わりに悪魔たちからこの世界を守ってほしいの。戦争にかんしてはほっといても大丈夫よ。あなたの好きにしなさい。」
そんな、上目遣いでお願いをしないでくれ。断れない…。
「わかった。戦争に関わるのは、大事な人たちが関わる時だけだ。悪魔たちは何とか食い止めてみせるさ。」
「ありがとう。って、大事な人たち?それってまさか、オウカちゃんの事?」
「っ!バッ、バカか!?ち、違うよ!!」
「神様相手に隠せるはずもないのに、なんで悪あがきなんてするのよ。まぁ、大事な人なら頑張って守りなさい。」
「わかった。」
そう言って、俺の夢は終わった。
ー朝か。そっか、さっきのって夢だったんだ。そういやあいつ夢の中にでもあいにいくって言ってたっけ。
「おはようございます。イクス様。」
「ん?ああ、おはよう。」
ルーが部屋に入ってきた。人型になれるとオウカが知ってからあの2人部屋はオウカとルーが使っている。ですよね〜、女の子と同棲なんてまともに過ごせな…やばい、ヴェルデにもらった城?も同棲に入るんじゃ…。
「おはよう。イクス、とりあえず仲間探しの事なんだけど、アルさんに相談するのはどう?」
オウカも部屋に入ってきた。おいおいここは一人部屋だぞ。しかし、ここはしょうもない事を考えていた俺の代わりに真面目な話題を切り出してくれたオウカに感謝しよう。
「そうだな。とりあえずギルドに行ってみるか。」
その案で話がまとまり、ギルドへ向かうイクス達だった。




