一騎当千
昼下がりの王宮前。ここにイクスは転移した。当然門番がいた。しかし、イクスにはそんなこと関係無い。
「どうしたんだ。ここは許可の無いものは立ち入り禁止だぞ。」
「…知るかよ。。…どけ!」
そう言うとイクスはギガグラビティを発動する。
ーまた詠唱破棄ですか…。
るーがいたらそう言うだろう。
「今はお前らに罪があるのかは分からん。だから、すぐには殺さない。けどこの国が悪いってわかったら…容赦はしない。」
イクスは王宮に入っていった。
その頃、王宮では軽いパニックになっていた。
「侵入者だ!!敵国の部隊だ!!」
「いや、魔族だったって聞いたぞ!?」
「俺はモンスターの群れって!!」
情報が乱れているようである。国王、ヴェルデシュタインは頭を抱えた。
「皆のもの。落ち着け。まず情報の確認だ。敵は何人だ?」
そう問いつつも、ヴェルデには何となく理由がわかっていた。
ーあの冒険者か。
「まあ、相手が魔族やモンスターであるとは考えにくい。ならば落ち着いて対処すれば大丈夫だ!」
そう皆にも、自分にも言い聞かせるのだった。
イクスは少し苛立っていた。なにせ、湧いてくる数が半端じゃないのだ。国軍の中には魔法使いもいるようだ。重力魔法に反発してくる奴もいる。ちらほらだが。
「怯むな!相手がいくら化け物のような強さを持っていようと、数で押せば…」
いいことを思いついた。イクスは魔法を、創った。
「『プレッシャー』」
と言っても、膨大な量の魔力を解放するだけだが…。効果はあった。
「ヒィッ…!」
半分程の兵士、特に魔導士達を恐怖によって無力化することが出来た。あとは…
「『アースバインド』、『ライトプリズン』」
それぞれ土、光属性の拘束魔法だ。これで残りはの兵も無力化出来た。
あとは、国王に真実を問うだけだな。待っていろ…!




