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これなんて無双ゲー?  作者: TOTO
始まりの場所 ~the Place of Beginning〜
11/82

衣服問題

宿舎に戻るとオウカが真っ赤な顔をして待っていた。なんでだ?


「やっと帰ってきた。あなた達の部屋は201よ。先にルーが部屋にいるわ。」


「待っててくれたんだ、サンキューな。」


「べつに、待ってたとかそんなんじゃないわよ!ちょっと外にでたらあんたがいただけなんだからね!」


「お、おう。済まん。」


「明日も依頼受けるんだから早く寝なさいよね。」


言われるまでもない。おそらく明日一文無しになるのだから。


「わかった。じゃあお休み。」


「うん、お休み♪」


部屋に戻るとルーがいた。


「ただいま。」


「おかえりなさい、イクス様。早速で悪いのですが、人型になってもいいですか。」


「えっ?ちょっと待って、服ねえじゃん。どうしよう、そうだ!せめておれの上着を来ててくれ。そう言って着ていたパーカー?のようなものを脱いだ。」


「いやぁ、正直人型でいる方が楽なんですよね。」


「そうなのか。」


普通に応答しつつも、内心かなりドキドキしていた。だってそうだろう?人型のルーは多分美女の部類に入るだろう。そんな娘が、上着一枚で自分の隣にいるのだ。全裸よりマシだが、逆にエロいよ…。


しばらくの沈黙の後、話題を帰るように切り出した。


「よし、服買ってくる。」


「え?寒いのでしたら返しますよ?」


「違う違う。ルーのやつだよ。」


「私のために?ありがとうございます♪じゃあ折角ですしお願いします。」


「わかった。」


そう言ってイクスは部屋を出た。


買い物の話は後にするとして、服を買い終える頃にはすっかり暗くなっていた。


「ただいま。買ってきたぞ。」


「おかえりなさい。早速見せてもらってもいいですか?」


するとイクスは紙袋の中のいくつかの服から一枚のワンピースを取り出した。色は水色である。


「わあっ、キレイですね。じゃあ早速着てみます。」


と言ってルーは、その場でイクスの上着を脱ぎ始めた。え?


「ちょっと待った!俺外に出るから終わったら呼んでくれ!」


そう言うと、イクスは急いで部屋の外に出た。そして5分後ー


「すみません。人間の服はなれないもので、時間かかっちゃいました。どうですか?似合います?」


「うん、すっごく似合ってるよ。」


「ありがとうございます♪じゃあしばらくこれで生活しますね。」


とりあえず、これで問題がひとつ解決した。ホッと安堵していると、眠たくなってきた。


「たまたま、2人部屋がとれたらしいから俺は、こっちで寝るよ。じゃあお休み〜。」


それだけ言い残して、まだテンションの高いルーを置いて先に眠ってしまった。



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