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33: 遭遇

お楽しみ下さい

「あー、疲れた」

「本当にやるのかな、コスプレ」


イベントが決まり、今日の会議は解散した。

ーーというわけで今僕と珠里は遥への証拠作りの為に『洋菓子屋 時雨』に向かっていた。


「しかし遥にバレてないかなー?」

「ばれてないと思うけど」

「そっか、そうだよなー」

「うん」


店に着くまでにはまだ少し時間がかかるので珠里と何気ない会話を交わす。

そして店の看板が見えてきたところで全く予想してなかった人物と遭遇した。


「あれ、悠君に珠里?」

「い、委員長?」


それた目の前のコンビニから出てきた委員長だった。



ーー数分後。



僕達二人と委員長は時雨屋にいた。

目の前の委員長は何故か苦笑いをしている。


「それにしても偶然だな、委員長に遭うなんて」

「そうだね。ーー実はさっきまで遥と一緒にこの店に居たんだよね」

「「え?」」


ーー今何か衝撃的な言葉を聞かなかったか?

隣の珠里は完全に動きが止まっている。


「委員長、今、なんて?」

「いや、だからさっきまで私、遥と一緒にこの店に居たよーって」

「くそっ、空耳じゃなかったか」

「え、どうゆうこと?」

「実はーー」


僕と珠里は遥に対して「ケーキ屋でたくさん食べてくる」と言ったのに、嘘をついてケーキ屋に行かなかったことを説明した。


「あー、なるほどね。それで遥がキョロキョロしてた訳だ」

「そうか……」


くそっ、墓穴掘っちまったな。


「あ、それとね。ーー遥は君達の微妙な変化に気付いているよ」

「そう、なのか」

「あ、でも誕生日パーティーのことには気付いてなかったよ」

「は……? 何で委員長がそのことを?」

「あ、それはねーー」


委員長は時雨屋に向かう途中に遥がに遭遇したこと。

店内で遥から聞いた話の内容、そろとその話から誕生日パーティーのことを予測したことを簡潔に話してくれた。


「ーーってことがあったんだ」

「そんなことが……」

「遥に心配かけちゃってたんだ……」


三人の中に微妙な空気が流れる。

その空気を打ち破ったのは委員長だった。


「ほら二人とも暗い顔しないのっ」

「でも遥に心配をーー」

「二人共遥の為に頑張ってるんでしょ? なら今までしてきたことを信じる‼ ーー私も少しは手伝ってあげるから」

「委員長……、ありがとう」

「お礼はいいからわかったら早く家に帰ってあげなよ。遥に心配かけてるんでしょ」

「そうだな。ーーケーキ買って帰るぞ珠里」

「うんっ」


僕は店員からケーキを受け取ったあと、振り返ってもう一度委員長にお礼を言う。


「ありがとうな、委員長」

「私からもありがとう」


そう言って僕と珠里は店を出る。

そのとき


「頑張りなよ二人共」


そんな委員長の声が聞こえた。

中々この編の終わりが見えてきません(笑)

ですが誕生日パーティーを終わらせるまで走り続けます。

ご感想、評価待ってます。


ではまた。

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