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僕の周りの人が愉快すぎて困る  作者: 春風桜花
学園生活の前日編
2/43

2: やってきた生徒会長

予定通り生徒会長が登場します。

甘すぎるくらいに甘い朝食を食べてから2時間程たった午前10時。


「うわっ‼埃ひど‼」


僕と珠里、遥の三人は掃除と荷物の整理をしていた。

引っ越ししたばかりとゆうこともあるのだが、もう一つ理由がある。

それは、1時間前に時音学園の生徒会長が家庭訪問に今から行きますと、電話してきたのだ。

彼女の話によればそろそろ来ていいはずなのだが……中々来ない。

掃除をして憂鬱になっていた僕は1時間前の出来事まで記憶を遡っていたーー




ーーあの玉子焼きを食べてから1時間後。

僕は台所で遥と皿洗いをしながら、まだ口の中に残る甘さと辛さに悪戦苦闘していた。


「ゔー、気持ち悪い……」


ーーあ、何故辛さもあるかと言いますと、

口の中の甘さを少しでも無くそうと唐辛子を丸々一本食べた結果である。

珠里には、


「何してるのお兄ちゃん⁉そんなことしたら余計酷くなるよっ」


と、食べる前に注意されたのだが従わなかったのが運の尽きである。

しかし、遥に心配させない為にうがいを禁じているのでどうしよもない。

とはいえいつもあんな料理を出されればこちらの身がもたないので遥に今後料理を作らせないために話かける


「なぁ、遥。少し話があるんだが」

「うん?なによ」

「今度からは僕に料理を一任してくれないか」

「やっぱり私の料理不味かったんだ‼」

「そんなことはない」


いや、そんなことはあるのだか、言ったら言ったで面倒くさそうなのでスルーする。


「じゃあ何でそんなこと言うの」

「実は僕、家事苦手でさ。唯一出来るのが料理だから僕に料理は任せて欲しいんだ」


遥は少し悩んだ後に


「そうゆうことなら仕方ないわね。譲って上げるわよ。その代わり月に一回くらいは私にも料理させなさいよね」

「…ああ、分かった」


本当は全然分かりたく無かったが月に一度位は譲歩していていいだろう。

そして話が終わったところでリビングにいた珠里から呼び出される。


「お兄ちゃーん。電話がきてるよー」

「分かった、今行く」


僕は濡れた手をさっと拭きリビングに行く。


「電話するから静かにな」

「はーい」


そんな会話を珠里とした後、僕は受話器を取った。


「もしもし、立花です」

「こんにちは、立花悠さん。私は時音学園の生徒会長です」

「え?」

「あら、聞こえませんでした。私はーー」

「いえいえ、それは分かったんですけど。ーー何で電話を?」

「ああ、そうゆうことですか。知っていると思いますが時音学園は中高大一貫校です」

「はい」


それはもちろん知っているが、それとこの電話になんの関係があるのだろうか。


「ですから高等部への編入はとても少なく、今年度は悠さんと珠里さん、それと遥さんだけなのです。そこでーー」

「そこで?」

「何も知らない皆さんに学園を紹介したいと思います。とりあえず今からお家のほうにお邪魔しますね。それでは」

「あ、ちょっとーー」


プー、プー。

生徒会長は言うだけ言って切ってしまった。

よく考えれば名前も聞いて無い。

まぁでもこうなったら仕方ない。

とりあえず今から掃除と荷物整理をしないと。


「おーい、遥、珠里ーー」




とゆう経緯があって今にいたる。

ピンポーン。

ーーっと、やっと来たか。


「ハーイ、今行きまーす」


僕達3人は玄関に集まりドアを開け、生徒会長を迎える。

するとそこにいたのはーー


「なっ……」

「うわー」

「きれー」


綺麗な金髪を腰まで伸ばした超を付けてもいい位の美少女だった。

ついでに感嘆の声をあげた順番は上から、僕、遥、珠里の順である。

そして僕達の前に現れた美少女は口を開いた。


「こんにちは、そして始めまして。私が時音学園の生徒会長ーー時音サーニャです。これからよろしくお願いします」


こうして僕達の家に会長が学園紹介にやってきた。






楽しんでいただけたでしょうか?サーニャの登場シーン少な過ぎですね。

次の話では登場シーンも多くなる予定なので楽しみにしていて下さい。

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