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僕の周りの人が愉快すぎて困る  作者: 春風桜花
学園生活開始の編
16/43

15: ケーキ屋

いやー作品史上、いや自分史上最短のお話になりました。

僕達は今家に向かって帰路を歩いていた。

ーーえ? 生徒会はどうしたかって?

実はあの後会長に、


「今日はやることもないから帰っていいぞ」


ーーと言われたので言葉に甘えて早めに下校した次第である。

ちなみにあたまは午後三時。

最も日本人がおやつを食べたくなる時間(だと僕は思っている)である。

それは遥や珠里も同じらしく。


「ねえねえ、今から何か食べに行こーよ」

「ん、私も甘いもの食べたいかな」

「別にいいが、何処に行くんだ?」


おやつを食べたいと言う二人に僕も賛同する。そして二人にお店をまかせる。

昔からこの二人(特に珠里が)お菓子好きで、目がないのだ。


「ねえ遥、この前行ったケーキ屋にしない」

「あ、それいいかも。私この前余り食べてなかったし」

「そうだねー、あの時の遥はもーかなり焦っていたからねー」

「ちょっと、言わないでよ。悠もいるのに」

「え? 僕がいると何かマズイの?」

「な、何でもないから気にしないで、ねっ」


何故か急に遥が慌てだす。

どうしたんだこいつは?


結局ケーキ屋に行くことにした僕らは今『洋菓子屋 時雨』の前にいた。


「ここか?そのケーキ屋って」

「そうだよー、しかも絶品なんだっ」

「ーーと珠里が言ってるぞ」

「まあ、とても美味しいからね」


確かに二人の感想通り店の外からでも美味しそうな雰囲気は漂っている。

いるがーー


「この店高くないのか?」


もの凄く高級そうな雰囲気もまた、漂っているのだ。


「クスクス」

「おい、何で笑うんだよ」

「べっつにー」


ーー何なんだ本当に。

とりあえず入ってみるしかないか。


ーー十分後


「安いな」

「でしょでしょー」


僕は目の前にあるお手頃価格のショートケーキを見て感動する。

こんなに安くて美味いケーキが存在するなんて。


「いやーしかし美味いな」

「もう今後の寄り道ルートがひとつ決まったね」

「そうか、良かったな」

「うんっ」

「ふふ、珠里嬉しそう」


しかし珠里を見ていると同い年なのを忘れてしまうな。

年下の妹みたいだ。いや、妹なんだけどね。


その後も満足するまでケーキを食べて、店を出る頃には空はオレンジに染まっていた。



短いです。短かったです。書くことが特になかった今回でした。

でも逆に次回は長くなるかも。只今イラストをつけるか悩み中(白黒ですが)


ではまた

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