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僕の周りの人が愉快すぎて困る  作者: 春風桜花
学園生活開始の編
12/43

11: 教室に行く前に

今回は今までで一番文字数が少ない話になりました。

「「お話があります!」」


そう言っていきなり珠里と遥が入って来た。

そしてーー


「おはよう。遥、珠里」

「サーニャ、お知り合いですか?」

「ああ、右から悠の妹の珠里、幼馴染の遥だ」

「なるほど、悠さんの」

「会長、人の知りあいを勝手に紹介しないでくださいよ」

「ああ、すまん」


そんな会話をしている僕達を見て動きをとめる。

何故だか二人の頭の上には、?がたくさん浮かんでいる。


「あのー、どなたさまですか」

「ねぇ、お兄ちゃん。この人達誰?」


なるほど、そうゆうことか。

どうやら赤髪の会長が分からなかったのだろう。


「会長だよ、昨日は金髪にしてたけど」

「「え……ええぇぇえぇ⁉」」

「む、そんなに驚くことか?」

「だ、だって、口調が、違っ‼」

「それはだなーー」


それから僕と会長は状況を飲み込めてない二人に説明をした。

そしてーー


「と、まあこんなところだ」

「なるほどね」

「ふむ、理解はしてくれたみたいだな。しかし君達、時間は大丈夫なのか?」

「え?」


時間が差し迫っていた。

時刻は八時十分、僕達は職員室に二十分に行くように言われていたので。

猶予は十分。


「……失礼しますっ‼」

「おう、遅れるなよ」


会長が口を閉じるのと僕達が職員室に向かって走りだすのは同時だった。

ーー職員室までは歩いて十五分、間に合うだろうか。



ーー十分後。



「ハァッ、ハァッ。間にっ、あった‼」


僕達は約束の時間ジャストで職員室に辿りついていた。

遥と珠里は喋る余裕もないのか、ゼェゼェと荒い呼吸をしている。


「あのー、大丈夫ですか?」


そんな僕達に茶髪を肩口まで伸ばした童顔の女教師は話かけてきた。


「ふぅ、大丈夫です」

「あのー後ろの二人はーー」

「もう少し休憩が必要です」


僕は呼吸が落ち着いてきたが、女子の二人にはさっきのダッシュはきつかっただろう。


「それで、先生は?」

「あ、自己紹介を忘れてましたね。私は仲野桃葉(なかのももは)、貴方達のクラスーー一年一組の担任です」


どうやらこの人ーー仲野先生は僕達のクラス担任のようだ。


「よろしくお願いしますね。立花さん、白帆さん」

「「「よろしくお願いします」」」


どうやら遥達も回復したらしく僕と一緒に挨拶をする。


「さて、では皆さん。今から教室に行きましょう」

「え、今から……ですか?」

「はい、今からです。あ、自己紹介をしてもらうだけなので気を張らないでいいですよ」


急に仲野先生に言われた言葉に僕達は戸惑いながら教室まで連れて行かれた。






何か作品に要望があれば送ってくれると嬉しいです。

ではまた。

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